世界は終わりそうにない

  • 231人登録
  • 3.42評価
    • (5)
    • (35)
    • (44)
    • (5)
    • (1)
  • 43レビュー
著者 : 角田光代
  • 中央公論新社 (2015年5月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120047244

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
西 加奈子
角田 光代
朝井 リョウ
宮下 奈都
角田 光代
西 加奈子
辻村 深月
伊坂 幸太郎
東野 圭吾
角田 光代
吉田 修一
村田 沙耶香
湊 かなえ
恩田 陸
湊 かなえ
西 加奈子
原田 マハ
又吉 直樹
有効な右矢印 無効な右矢印

世界は終わりそうにないの感想・レビュー・書評

  • 角田さんのエッセイあり、対談あり、書評ありと
    盛り沢山でした。

    よしもとばななさんとの対談で、角田さんに対してばななさんが『自己評価が低い』と言っていて、
    こんなに大人気作家さんなのに
    どうしてこんなにも謙虚なんだろうって思っていた私もそうそう!と思っちゃいました。
    なのですが、本人の性格の他にこんな理由もあったのかと…。

    でもそんな人間角田さん、とてもいいと思います!
    だからこそ、私は角田さんが書くものが好きで、
    引き寄せられてしまうんだと思います。

    家計簿のつけ方、面白いです。(参考にします)
    メールの文章の後につける(笑)の意味合いや
    締切のこと、自分磨きのことなんか、私と一緒やん!って楽しくなりました。

    作家さんってこんな風に書評を書かれているんですね。

    文庫本の文字の大きさや形、段組みやレイアウトに至るまで、そして紙の質感。

    表紙のデザインにしか目がいかない私には、
    こんなにも各社で特色があることも全然知らず…
    色々な方々との対談部分も面白かったです。

    角田さんが感じてきたことがとても細やかです。
    旅に対しても、恋愛に関しても。
    そこでひとつ感心しましたが、恋愛と旅って似ているんですね。

    またまた読みたい本が増えてしまいました。
    読む速度が遅い私にはちょっとため息もでてしまう一冊です。

  • 雑誌、新聞等、様々な媒体で発表されたエッセイ・対談・書評をまとめた一冊。エッセイに関してはもう安定の面白さです。短いながらもさりげないユーモアと絶妙な落としどころでふふっと笑わせてくれる。日々の暮らしで改めて気付かされることがこんなにもあるのかと、角田さんのエッセイを読むといつも思うよ。
    何より、今回面白かったのは対談である。三浦しをんさんとの対談は漫才のようだった(笑)笑いながらも、書評のあり方について色々考えさせられたわ。船戸与一さんとの対談ではハードボイルドの定義について知ることが出来たし、よしもとばななさんとの対談では「海燕」の話が懐かしかったし(旧・福武書店の小説が好きだったよ!)。成島出さん(映画・八日目の蝉の監督)との対談は唯一既読。「八日目の蝉」映画公開の頃に発売された「ユリイカ」で読み、今回久しぶりに再読となったが、「この後大きく評価され、様々な映画賞を受賞したんだよね」と思いながら読むと感慨深いです。映画版、実はテレビで飛び飛びでしか見ていないので、いずれ改めてちゃんと見たい。
    最も「目からウロコ」だったのが、坪内祐三さん、祖父江慎さんとの「やっぱり文庫が好き!」鼎談。出版社各社の文庫の書体、紙などの違い…以前は割と意識して読んでいたけど、今はあまり気にかけていなかったなぁ。評論家、ブックデザイナーのお二人の目の付けどころがさすがで、切ったりちぎったりして文庫を読んでいたというところがさすが!文庫との付き合い方は人それぞれなんだと改めて思った次第である。これからはフォーマットなどブックデザインにも気を配りながら読んでみよう。

  • 角田さんの小説とかエッセイはよく読んでたけど、最近の角田さんの本は落ち着いているものがほとんどで、正直物足りなさを感じていた。でも、この本は、落ち着きがありながらも久々にパンチがきいていて、昔の角田さんのエッセイを思い出させるものだった。ところで、若いころって、こだわりあったり、考えが偏ってたりして、それを主張するのに比較的抵抗ないけど、大人になったら、社会に揉まれるってこともあって、だんだんパンチがなくなる。あと、社会的にも落ち着いてきて、気持ちも落ち着いて、パンチがなくなるのかなぁ。体力的にも、ずーっとパンチがある性格だと疲れるかもしれない。

    その中で印象に残ってるのは、辛いけどランニングやってる、っていうページ。若い頃は辛いことは嫌で避けていたけど、今は辛いことを避けなくなった、むしろやりたくなった、という。それはランニングだけでなくて、小説も同じという。私も、今は辛いことは避けがち、というか積極的にはやりたくないと思ってるけど、自分が辛いって思っていることを、やろうと思える時期が来るだろうか。ここ最近から、とんでもなく嫌だけど強制的にランニング(まだジョギング段階)を始めたけど、本格的に運動したことないから本当に体力がない。1キロ走るだけでひいひい言ってたし、3キロ過ぎたら足が上がらなくなった。それを続けていたら、何かにたどり着けるかなぁ。辛いことに対する耐性が出来るかなぁ。角田さんを見習って私も頑張ろう。あとは恋愛のページが総じて面白かったなー。

  • 角田さんの小説が好きで新刊が出ると読んでいるが、エッセイ本は読んだことがない。雑誌に掲載されたものをいくつか読んだぐらい。

    エッセイを読むことが少なめなせいだけど、その作家さんのエッセイを初めて読んだ時いつも気になる作家さんのエッセイは読んだ方が面白いなということ。どんな人がどんなことを日々考えたり興味をもって小説を書くのか。

    このエッセイは対談、書評なども含まれ、読んでいて、共感することも多く読みやすかった。やっぱり、角田さんの小説が好きな人のほとんどがエッセイにも共感できるのかもしれない。ズバリそのものを小説で書かれていないとしても、ちょっと裏から見てみたり、離れて全体を見ると感覚が伝わってくるからかもしれない。
    三浦しをんさんとの対談(書評の書き方、面白くないと思う本について等)が特に面白かった。その場の楽しさも伝わってくる。

  • 何歳になっても恋をすべき。すなわち、枯れるな、ということ。加齢すると「まあいいか」が増える。わくわくする感じが、どんどん枯れていく。恋は他人を意識するということ。外界とつながるから心が自然に開かれる。髪型にも御洒落にも注意を向けるし、知的好奇心も興味も広がる。意識が外に向いていれば、人を思いやることができるし、自我を押し通すこともない。
    恋をしたらすぐに行動。変化を先延ばしにしている状態が、一番つらい。次の関係が今よりいいとは限らないけど、少なくとも、終焉付近で足踏みしているよりは、新しい場所に歩き出した方がはるかにいい。思い切って「今」から出るとき、人は自分でも思わぬ力が出せるもの。新しいことをはじめるのは自らの変化の時期でもある。
    恋愛と結婚の違いは旅と日常のそれに似ている。旅ならば恥は旅先に置いて来られるし、生活の責任を負う必要がない。人間関係に悩むこともなければ退屈であれば移動すればいい。けれど日常は恥や失敗はいつまでもつきまとうし、掃除、洗濯の果てしない繰り返しが続く。恋愛は良かったのに結婚はそうでもないカップルがいる。恋愛の終着点は結婚にあらず。恋愛と結婚の折り合いは自ら見極めるしかない。大切なのはともに時間を過ごせて良かったと思える関係性。自分に合う生活を作り上げたと思っても常に状況は変わる。恋愛なんてしないと思っても巻き込まれることはある。そうした変化の波を受け入れていける、しなやかさが肝要。恋愛はそんなにいいものではないかもしれない。でも、するだけの価値は間違いなくある。

  • 小説だと思って読んだらエッセイや書評を集めたものでした(...何度目?)
    そうはいっても楽しんだのは角田さん、坪内祐三さん、祖父江慎さんの『文庫本』についての対談。特に祖父江さんの、職業柄かはたまたお人柄なのかは不明なれど異色な文庫の見方・読み方・集め方・偏愛の仕方が新鮮ですごくおもしろかった。
    それから、私自身が先日読み終えて感想を書いた佐野洋子『問題があります』について書かれた一編があり、とても近い気持ちだったところがなんだかくすぐったかった。(その感想を表現する力は当然圧倒的に違うけど。)

  • 小豆島に行ってみたい。
    私の中の彼女を最近読んだので、いろいろ裏話があってよかった。

  • 日々の雑感、書評、食べ物・恋愛に関するエッセイ集。
    角田さんの旅、食のエッセイが好きなので手に取りました。

  • 頭の中にある事を整然とまとめて、無駄に装飾せず等身大に文字に置き換える能力には毎度感心します。

  • 食べものや恋愛についてのエッセイ、書評、対談など。盛りだくさんです。
    佐野洋子、いしいしんじ、町田康を読みたくなった。
    三浦しをんとの対談が一番好き。
    この世には嫌な本なんてなくて「こんなの読むんじゃなかった!」って思うのがすでにもう喜びだとか、好きな小説は自分の中にグーっと入ってくるから自分の話をしないことには書評(私のただの感想文だけど)を書けないとか、いい面も悪い面もどっちも私気付いてるよ的な感想を書きがちとか、こういう本嫌いだーと思いながらも涙出ちゃうとか。
    ブックデザイナー祖父江慎の文庫本トークも◎。
    しおり(紐?)の芯を入れるのは手作業で、それで本の定価が変わるんですって!知らなかった〜

  • 図書館

    エッセイから、対談、書評など...
    本のデザイナーとの対談は、文字の大きさやフォントの違いで、同じ小説でもかなり変わってくるっていう話は面白かった。(例えに吉屋信子の名前があがってた)
    書評では佐野洋子のエッセイが紹介されていて面白そうだったので読んでみたいリストへ。

  • 『八日目の蝉』映画の成島監督との対談
    三浦しおんさんとの対談

    が、面白かったです。
    しおんさん、相変わらず好きです(笑)

    さっそく(笑)使ってみました。

  •  平易な文章でさらりと書かれていることにどきっとさせられるのが角田さんの小説、エッセイというイメージがあるのですが、このエッセイ集でもそうだった。途中に挟まれている対談も読みごたえがあって面白かった。

  • 角田さんて豪放磊落な性格の気がする。

  • 気軽に読める楽しいエッセイ集です。
    ・・・ですが、ごくごく個人的に この本、
    忘れられない衝撃の1冊となりました。
    この本には角田さんと三浦しをんさんとの対談も収録されていて、お二人は今まで読んだ本の中で『本当にわからない、どうしよう!』と思った本として村上春樹の『海辺のカフカ』をあげていたのです。。。
    『海辺のカフカ』・・・(遠い目)
    えぇ、、、言わずと知れた村上春樹の代表作のひとつ。
    ワタクシ、はっきり言ってチンプンカンプンでさっぱりわからなかったのです。
    (さらに言えば、あんなに話題になった『1Q84』だって
    『ノルウェーの森』だって、、、、、(以下略))
    でも、今日からはもう平気!
    大好きな作家さんが二人揃って『わからない!』とおっしゃっているんですもの(うれし泣き)
    これからはもう毎年ノーベル賞の季節が来るたびに
    『春樹が受賞しちゃったらどうしよう・・・』とおびえなくていいんだわ。
    『本が大好き!』なんて言ってるくせに、
    ノーベル文学賞までとった作家の小説がまるで理解できないやつ=アタシ という恐怖からついにワタシは解放されたのでした。
    村上さん、来年こそはぜひノーベル文学賞とって下さいね!!(てのひらクルン♪)

  • 作家、角田光代氏の思うところいろいろや、物語についてのほかの作家氏たちとの対談。

  • しおんさんとの書評書きの経験談や、文庫についてとか、へぇーとか思いながら読みました。

  • 内容てんこ盛りのエッセイ集。著者の物事や出来事や恋愛の捉え方になるほどと頷くばかり。こんな感性からあの素晴らしい物語が生まれるのかと納得。三浦しをんさんらとの対談や書評もあったり楽しめた一冊でした。

  • 私の好きな作家のエッセイ最新作。この人の書く文章は何と言っても疲れない。そして淡々とマイペースな彼女の生き方が垣間みれる文体に癒される。なのでストレス溜まって本を読む気がしないときも元気なときでもいつでも読むことが出来る。例えば床屋に行くあたりも東京の見栄っ張りな人の多い土地に住んでいるとは思えないマイペースさに癒される。こんな人会社員でなかなか見なかった。彼女はきっと食べることが好きだからか、食のエッセイが面白い。私の一番の彼女の作品は、『彼女のこんだて帖』。

  • エッセイ集であるが、間に、色々な作者との談話も書かれており、作者の本への読み方や、女性が作家である事の大変さ等のよしもとばなな氏の話や、三浦しをん氏の「なんじゃこりゃー」と言うダ・ヴィンチ・コードの話等面白かった。

    恋愛じゃないきゃ出来っこない、、、の所も、外見派と、隠れ外見派の話、旅行に一緒に行くには、男?それとも女?結局一人旅のおち。
    結婚と恋愛の違いは、、、、、理想的な終着点で、終われば、全てよし!

    なるほど、と、思いつつ読んでしまったのに、頭の中に残ったのは、本の中の少しだけ、、、
    共感すべき所が多かったせいだろうか?

  • 彼女のエッセイは初めて読む。テレビに何度か出て、人となりがわかってるので、エッセイもとても面白く読める。最初の「(笑)」の効用から恋愛はそんなにいいものではないけど、する価値があるまで繊細な彼女の視点が伺われそれで統一されている。
    途中は対談や書評になっていて、読みたくなるような書評が素晴らしい。
    つまらない本をあげてくれという角田のリクエストに
    「なぜそういうちょっと答えにくい質問をなさるのでしょうか」という三浦の返しがおかしい。
    エッセイならエッセイでまとめたほうが寄せ集め感はなくてよかったでしょうが。

  • 作家・角田光代のエッセイや対談、書評などをまとめた一冊だ。
    この人のエッセイ、読みやすくて特殊なことは書かれていないんだけれど共感できたり、自分の中で明文化されていなかった感情を言葉にして差し出してくれたりするところが好きだ。
    変化を恐れるあまりに愛も情も薄れているのに恋人にしがみついてしまう、とか、ああ、わかる、わかる、というこの頷きたくなるようなかんじ、親しかった友人から手紙が届いて読むような近しさを感じる。
    同じような内容を何度読んでもついつい手にとってはまた頷いてしまう。

  • エッセイ・対談・書評とちょっと盛り込みすぎた感じがしました。エッセイは安定の面白さだったのですが…。あと文庫本対談も面白かったです。

全43件中 1 - 25件を表示

世界は終わりそうにないを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

世界は終わりそうにないを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

世界は終わりそうにないを本棚に「積読」で登録しているひと

世界は終わりそうにないの作品紹介

愛すべき、私たちのしょっぱい日常。恋愛の苦み、読書の深み、暮らしの滋味…膝を打ちたい気分で人生の凸凹をあじわうエッセイ集。

世界は終わりそうにないはこんな本です

ツイートする