あの家に暮らす四人の女

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 2985
感想 : 464
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120047398

感想・レビュー・書評

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  • 些細で愛おしい、という日常があたしにはちょっと物足りなかったかな。
    図書館でパッと目について手に取った本だったのでやっぱ下調べは大事!

  • 設定に興味をそそられ、笑える所があり、楽しめた。全体的に何だこれはが続いて、恋愛したことない女性目線何だろうと、ひしひしと伝わってきた。この方のエッセイとしてなら面白いのだが、最近の作品ではずっとこんな感じ。

  • あまり乗りきれず。
    お父さんが佐知を助けるところはちょっと
    ほろっとしたけども状況考えると
    そこまででもないかなとか。
    見守るのとストーカーとの境界線はどこだろうと考えてしまった。

  • 女四人の共同生活。
    梨木香歩の『からくりからくさ』を思い出した。
    しかし、その四人の構成は40代独身女性とその母親と20代女子と、雑多。
    40代独身女子と聞くと、アラフォー、お一人様、という印象だがこの主人公はそんな感じはまったくない。刺繍にいのちを懸けて、刺繍をしていると他のことが目に入らなくなる。それぐらい打ち込めることがあることは、とても幸せなことだと思う。
    40代になっても、母親にとって娘は娘だし、小さい頃から目をかけてくれていたおじさんにとってはお嬢さんだ。
    恋もするし、上手に駆け引きできず落ち込んだりもする。
    そんなもんなんだと思うと、人間くさくてホッとした。

    ————————————
    夜が長いからこそ、光を、理解を、愛を、飽かず求めることができるのかもしれない。だとしたら、ひととはさびしく愛おしい魂を抱えた生き物だ。

  • 進まない…
    読みにくい…

  • 平凡な女性の日常を描いた小説だが、所々にファンタジー的な話が挟まっている。全体的にストーリーに抑揚のない感じがした。

  • 佐知と雪乃、同い年のふたりの会話はとてもリアルで
    少し切ない。
    でもこんな生活してたら益々結婚なんてできないわ、
    というか最終的には男と住むより気の合う女同士で
    暮らしたほうが幸せな気さえするわ(笑)

    女四人の緩やかな生活、変にどろどろすることもなく
    普段の日常の中に起こるちょっとした出来事や事件が
    描かれていくので読みやすいのだが
    途中から
    カラスが出てきて佐知の父親と母親のなりそめを
    しゃべりだしたり、河童のミイラがどうのこうの・・・と
    なってきてからは、どうなんだろうか、これは
    ユーモアなのかな?? と思いつつ、どうもそれに
    乗り切れずおいてけぼりな感じになってしまって
    楽しめなかったのが残念だ。

    終盤にもなかなかに絶体絶命的なことが起こったりも
    するのだが
    ううぬ・・・ どうしたものかwww
    現実離れしすぎてて緊迫感がさぁーーーっと
    冷めてしまった・・・

  • 4人の女性の同居生活。

    淡々とし過ぎてつまらん、と思いつつ。
    河童のミイラとか、カラスの善福丸とかのくだりには
    イライラし。
    終いには父親の登場とか。
    はぁ?な話運び。

    それでも、笑っちゃいました。
    まぁいいか、な感じになったのは、この本の狙いなのかな。

  • なんでこの本を読もうと思ったにだろう…?読後自問自答しました。読みやすいのでほぼ一気に読み終えたが、特にここがよかっただの、雰囲気がよかっただのはなかった。ただこのおんな4人、敷地内におじさんが1人っていう暮らし方はいいなーと、羨ましく思った。

  • 突然の善福丸の語りで、いきなり自分がなにを読んでいたのか分からなくなるぐらい展開についていけなかった。
    亡くなったお父さんの語りと合わせて、必要だったのか、と考えさせられる演出でした。

著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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