- Amazon.co.jp ・本 (523ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120047640
感想・レビュー・書評
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丁度海外旅行に行った後に読み終わったので、空港をイメージしやすくてよかった(笑
映画を見てるような感覚。
少女漫画の実写化より、こういう小説を映画化すればいいのになぁ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
空港の入管で足止めをくらい、一室に集められた11人の男女。この中にひとり、テロリストがいる。
誰がテロリストなのか?腹の探り合いが始まる。閉鎖空間の中での犯人捜し。
最高にワクワクする舞台設定で楽しく読めたが、決着の仕方は読む人によって評価が分かれそう……。 -
脱出不能の場所に閉じ込められた初対面の男女が、迫り来る危険に怯えつつ、自分たちの中にいるはずの犯罪者を捜す——という話だが、クローズド・サークルものではない。
群像劇としては面白いが、大部なこともあって読み通すには体力が要る。近未来の設定であり、微妙に「そんなアホな」と言いたくなるような超技術や超能力が登場し、それにもまた物語への没入を妨げられる。明らかに意図的なものではあるが、メンバーの名が最後まで明かされず「サングラスの男」「鳥の巣頭」などといったあだ名で通されるので、どうも感情移入がしにくい。
この人の作品は、昔「ドミノ」をなかなか面白く読んだが、どうもあれと同じ匂いを感じた。すべてが設定に奉仕しているというか、仕掛けとしてはよくできているのだが、「できすぎ」ていてかえって「不自然」に思えてしまうのだ。
けっしてつまらないわけではないのだが…なんというか、映画と知りつつ観て楽しむ映画、という感じ。「まるで現実のことと錯覚するような」作品ではないので、そこが気にくわない人もいるかと思う。
2017/8/29〜9/1読了 -
綺麗にまとまった!
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入管で足止めされてから翌朝までをギューっと
した話。登場人物もわかりやすく描かれて面白かった。この展開にしてはオチはあっさりだったかな。 -
じわじわと面白くなり、半分くらいで飽きてきて、でも読み進めたらこんなラストなんだ、、とまぁ、ちょっと間延び感はあるものの、恩田陸っぽい本。
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空港で集められた人達の中にテロリストがいる、といわれ、それを探す物語。
人物が多いけれど、それぞれの性格などがわかりやすく描きわけられているので、誰が誰か、ごちゃごちゃになることもなく読みすすめられた。
長いけれど、会話が主なのであっさり読み終えられる。
ラストが少し拍子抜けする感じだけれど、おもしろく読めた。