消滅 - VANISHING POINT

著者 :
  • 中央公論新社
3.44
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本棚登録 : 1246
感想 : 204
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  • Amazon.co.jp ・本 (523ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120047640

感想・レビュー・書評

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  • 丁度海外旅行に行った後に読み終わったので、空港をイメージしやすくてよかった(笑
    映画を見てるような感覚。
    少女漫画の実写化より、こういう小説を映画化すればいいのになぁ

  • スコットがカギを握っていることは初めの段階で気づきましたが、個人的にはすっきりしない終わり方でした。
    テロと言っても本人にそのつもりはなかっただろうし、結局仲間達というのも誰のことだったのか、疑問が残りました。

  • 空港の入管で足止めをくらい、一室に集められた11人の男女。この中にひとり、テロリストがいる。
    誰がテロリストなのか?腹の探り合いが始まる。閉鎖空間の中での犯人捜し。
    最高にワクワクする舞台設定で楽しく読めたが、決着の仕方は読む人によって評価が分かれそう……。

  • 脱出不能の場所に閉じ込められた初対面の男女が、迫り来る危険に怯えつつ、自分たちの中にいるはずの犯罪者を捜す——という話だが、クローズド・サークルものではない。
    群像劇としては面白いが、大部なこともあって読み通すには体力が要る。近未来の設定であり、微妙に「そんなアホな」と言いたくなるような超技術や超能力が登場し、それにもまた物語への没入を妨げられる。明らかに意図的なものではあるが、メンバーの名が最後まで明かされず「サングラスの男」「鳥の巣頭」などといったあだ名で通されるので、どうも感情移入がしにくい。
    この人の作品は、昔「ドミノ」をなかなか面白く読んだが、どうもあれと同じ匂いを感じた。すべてが設定に奉仕しているというか、仕掛けとしてはよくできているのだが、「できすぎ」ていてかえって「不自然」に思えてしまうのだ。
    けっしてつまらないわけではないのだが…なんというか、映画と知りつつ観て楽しむ映画、という感じ。「まるで現実のことと錯覚するような」作品ではないので、そこが気にくわない人もいるかと思う。

    2017/8/29〜9/1読了

  • 綺麗にまとまった!

  • 登場人物多めかも。
    会話シーンは読んでるだけで楽しい。
    結末は、なるほどとは思ったが、あっけなかった。
    まだ残った謎が散らばってる感じがする。
    いつかスピンオフで拾って欲しいな。

    -----
    P429
    女の子が化粧するのは自分のためなの!これで人前に出られると自分に納得させるのが化粧なの!だから、顔を洗うのは素の自分に戻る大事な儀式なの!

  • 入管で足止めされてから翌朝までをギューっと
    した話。登場人物もわかりやすく描かれて面白かった。この展開にしてはオチはあっさりだったかな。

  • じわじわと面白くなり、半分くらいで飽きてきて、でも読み進めたらこんなラストなんだ、、とまぁ、ちょっと間延び感はあるものの、恩田陸っぽい本。

  • 空港にて容疑者疑惑で足止めされた数人の男女。近未来が舞台ってことで、なかなか普通には進みません。誰がテロリストなのか?とドキドキしながら読み進めると…すごく意外な終わり方でした。

  • 空港で集められた人達の中にテロリストがいる、といわれ、それを探す物語。
    人物が多いけれど、それぞれの性格などがわかりやすく描きわけられているので、誰が誰か、ごちゃごちゃになることもなく読みすすめられた。
    長いけれど、会話が主なのであっさり読み終えられる。
    ラストが少し拍子抜けする感じだけれど、おもしろく読めた。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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