島津の空 帰る雁

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120047800

作品紹介・あらすじ

薩摩と三人の弟たちを慈しんだ義久、家康めがけ敵中突破した義弘、死を恐れず秀吉と対峙した歳久、命をかけて兄を支えた家久、そして父や夫の生涯を大きく変えた亀寿…固い絆で結ばれた島津家のひとびとの心ゆさぶる珠玉の連作五編。

感想・レビュー・書評

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  • 薩摩の戦国大名島津家の短編。義久、義弘、歳久、家久兄弟の絆が丁寧に描かれていて面白い。

  • 島津4兄弟に関する短編集。
    関ヶ原での島津義弘と豊久の島津の退き口、島津忠恒と亀寿、島津義弘の末娘御下とその嫁ぎ先伊集院家、島津4兄弟の末弟家久と息子豊久と兄義弘との絆、島津歳久の最後。
    島津4兄弟は、戦国武将のなかでも特に魅力的で大好きです。他国にない独特な雰囲気を持ち、まさに死をも恐れず、真っ直ぐな漢たちですね。
    この国から、数百年後、日本を変革する薩摩武士を生み出したのも、よくわかります。

  • 薩摩と兄弟たちを慈しむ義久、家康めがけ敵中突破した義弘、死を恐れず秀吉と対峙した歳久、命をかけて兄を守る家久――薩摩の魂を戦国乱世に轟かせた島津四兄弟を描く連作短篇集。

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著者プロフィール

一九六七年京都市生まれ。会社勤務等を経て、司馬遼太郎氏の夫人である福田みどり氏の個人秘書を十九年間務める。二〇一〇年『マルガリータ』で第十七回松本清張賞を受賞し、作家デビュー。

「2022年 『せきれいの詩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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