硝子の太陽N - ノワール

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著者 : 誉田哲也
  • 中央公論新社 (2016年5月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120048500

硝子の太陽N - ノワールの感想・レビュー・書評

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  • <ジウ>サーガ×姫川玲子 二大人気シリーズが、衝撃のコラボレーション!

    沖縄での、市民活動家死亡事故を機に「反米軍基地」デモが激化している最中、
    新宿署の東弘樹警部補は、公安の先走りで逮捕した「左翼の親玉」を何故か取り調べる事に。
    その直後、異様な覆面集団によるフリーライターの滅多刺し事件が起こる。
    被害者は歌舞伎町セブンにとってかけがえのない男。
    メンバーだったから殺されたのか…それとも全く関係のない個人的な理由で殺されたのか…?

    ジウと姫川との2冊同時刊行。
    どちらを先に読めば良いのかわからなかったのでジウ…歌舞伎町セブンと東サイドの
    お話Noir(ノアール)を先に読みました。
    あーーっ、読んでは直ぐに忘れてしまう私…(・_・、)(_・、 )(・、 ) グスン
    ジウを殆ど覚えて居なかったので、最初は少し戸惑いましたが、すぐにこれを読むだけで、
    とっても良く理解できたし、すっごく楽しめました。

    こちらは沖縄の米軍基地問題や日米安保条約や日米地位協定の闇が描かれています。
    社会問題を問題提起した社会派犯罪サスペンスかな。
    そして、セブンのメンバーの殺人事件から現官房副長官の娘の誘拐事件。
    様々な事件が交錯しながら展開していく。
    姫川さんはチラッと登場し東刑事と会話するなんて~
    凄く丁寧に一字一句読みました(笑)
    ガンテツは相変わらずのガンテツで登場した~スッゴク嫌な奴だったよ(*`Д´*)
    刑事である東とセブンの陣内が微妙な距離を保ちながらも互いを信頼し、
    協力しながら犯人を追い詰めていく、展開が楽しかった。
    東とガンテツにあんな因縁があったなんて…。
    そして沖縄の普天間基地の転売で登場した花城。
    戸籍上は存在するが、整形してなりすましている疑惑がプンプン。
    新世界秩序(NWO)との関係など続編を期待させる終わり方だったので、
    次回作もとっても楽しみです。
    その前に姫川玲子さん主役のRouge(ルージュ)読むのがとっても楽しみです(*´˘`*)♡

  • *沖縄での活動家死亡事故を機に「反米軍基地」デモが全国で激化した二月、新宿署の東弘樹警部補は「左翼の親玉」を取り調べることに。その直後、異様な覆面集団による滅多刺し事件が起こる。被害者は歌舞伎町セブンにとってかけがえのない男。社会に蔓延る悪意の連鎖を断ち切るべく、東とセブンの共闘が始まる! *

    はい、ジウシリーズですね。と言う感想。内容は正直普通ですが、シリーズならではの親近感と安心感で楽しめました。と言っても、シリーズ全ての作品を読んだわけではないし、ここまで続くとは思ってなかったので、またジウⅠから読み返してみたい。思ったより姫川の絡みがなかったけど、ルージュを読むともう少しコラボ感が出るのかな?

  • 代表シリーズをクロスオーバーさせるだけでなくそれぞれ側から2冊出すという凄技。こちらはジウというか歌舞伎町セブン側。セブンのメンバーに起こる事件と東の活躍。最後の手際はすごいが、主犯は?という展開に次回を期待させる。

  • 評価は5。(図書館)

    内容(BOOKデーターベース)
    沖縄での活動家死亡事故を機に「反米軍基地」デモが全国で激化した二月、新宿署の東弘樹警部補は「左翼の親玉」を取り調べることに。その直後、異様な覆面集団による滅多刺し事件が起こる。被害者は歌舞伎町セブンにとってかけがえのない男。社会に蔓延る悪意の連鎖を断ち切るべく、東とセブンの共闘が始まる!

    N(ノワール)
    こちらは歌舞伎町セブンからの視点でR篇と同じ事件を同じ時期に書いている。刑事ものではなく、必殺仕事人のような警察では解決出来ない酷い事件を闇の中で解決するそんなメンバーの話である。Rで殺された人が実はこのメンバーだったり色々なところで2冊はつながっておりなるほど~と思いながら読み進めることが出来た。

  • 沖縄の米軍基地撤廃を求めるデモが多発する中、新宿署の警備課が左翼の親玉・矢吹近江を逮捕する。署長命令によってで取調べを東弘樹警部補は始める。そんな折、この基地反対デモを取材していた「歌舞伎町セブン」のメンバー、フリーライターの上岡が覆面集団に刺殺される。歌舞伎町セブンの面々は東と共闘し、真相を暴き犯人を・・・
    N→Rの順にて読了。
    セブンの面々はもちろんのこと、ガンテツこと勝俣刑事や公安の川尻らも登場し、シリーズファンには楽しめる内容。セブンが仕切れば、結末は・・・となることは分かるものの、最後まで楽しみに読めた。

  • 歌舞伎町セブンと姫川のぶつかり合いがあるかと思ったら。
    少し姫川が登場しただけ。ガンテツのほうが陣内の店にまでやってきて、存在感があった。
    また一人減った。上岡。沖縄の基地反対運動に突っ込み過ぎた。
    サヨクやプロ市民の汚さを強調した作品だった。安保や地位協定に疑問を持つことは分かる。だからと言って手段を選ばず、目的を果たそうとするのは問題。
    「俺たちはルールを守ってきた」「奴らが問題を引き起こした」転び公妨は褒められたものではないが、次から次へと正当化の材料としている。
    証拠の捏造、殺人、誘拐。国を憂いての行動ではない。どこか自己中心的な臭いがした。結局は彼らの目的は見えなかった。
    セブンに処分される場面、描写が細かかった。上岡は報われたのだろうか。そこはよく分からなかった。

  • 誉田作品は「姫川玲子」シリーズしか読んでいなかったので
    〈ジウ〉サーガのほうは全然知らなかった。

    でも、非常に面白く読めた。
    スピード感と現代の仕事人みたいなテイストが好みだったのかも。

    〈ジウ〉サーガシリーズも読んでいきます。

  • +++
    沖縄での活動家死亡事故を機に「反米軍基地」デモが全国で激化した二月、新宿署の東弘樹警部補は「左翼の親玉」を取り調べることに。その直後、異様な覆面集団による滅多刺し事件が起こる。被害者は歌舞伎町セブンにとってかけがえのない男。社会に蔓延る悪意の連鎖を断ち切るべく、東とセブンの共闘が始まる!
    +++

    東弘樹警部補と歌舞伎町セブンの物語である。姫川玲子のシリーズ(Red)とのコラボということらしいが、姫川は、ちょこっと顔を出す程度で、物語の本筋には絡んでこない。暴力シーンは何度読んでも惨たらしすぎて、途中でページを閉じたくなるし、現実にこれが許されたら空恐ろしいと思ってしまうが、陣内たちに時に肩入れしてしまうのも事実である。沖縄の基地問題に絡めた一連の事件。現地と東京の認識の差や、沖縄のもどかしさも伝わってくる。いつも途中で目を背け、読むのをやめようと思っても読み切ってしまうシリーズである。

  • 「硝子の太陽R」と対をなす一編。「R」は姫川玲子のシリーズであり「N」は〈ジウ〉サーガシリーズである。それぞれの作品で扱う事件は異なるが、途中、事件が重なる部分があり、それぞれの作品に一方の主人公や人物が登場する。
    私は姫川シリーズを読み続けている。すでに「R」を読んだ後でこの作品を読んだ。〈ジウ〉シリーズは読んだことがなくどのような背景のシリーズかほとんどわからずに読み始めた。シリーズを知っている読者にはわかりやすいだろうが、私のような初めての読者にとってはわかりにくいところも多々あった。
    しかし途中、事件や登場人物が交錯する辺り、なかなか面白くさすが一級のエンターテイメント作品だと感じた。ふたつの人気シリーズを同時に世に出し、それぞれの人物を他方の作品に登場させる、将にエンターテイメント小説の極致といえるだろう。

  • 姫川、ジウ、歌舞伎町シリーズのコラボ、姫川シリーズで欠かせない存在のガンテツが本作の要所要所に出ており、存在感を発揮していると感じる。歌舞伎町セブン関係については、あの事件の後を追うのと同時に沖縄に関すること、現状を映し出していたり、事件の全容解明については、まだまだ謎があり、沖縄関連も重要になってくるだろうと思う。この事件に関しては、矢吹近江が鍵を握っているのではと思うこと、歌舞伎町セブン関連で東の存在、セブンのメンバーが一人欠けていることと関係があるのではないかと思うこと、今後どうなるのか気になる。

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