ストレンジャー・イン・パラダイス

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著者 : 小路幸也
  • 中央公論新社 (2016年6月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120048609

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ストレンジャー・イン・パラダイスの感想・レビュー・書評

  • ★3.5

    何もない、ただ美しい自然が残るだけの限界集落〝晴太多〟
    地域活性化させたいと移住者を募集する。
    しかし、やってきたのはなんだかワケありな人々ーー。

    観光地も名物産業も娯楽も学校も何もない山奥のほぼ限界集落〝晴太多〟
    そんな故郷を再生する為、町役場で働くあゆみは移住者を募集する。
    そんなあゆみと、離婚して帰ってきた綾那や町興しの企画に乗って、
    東京から移って来たITベンチャー企業のメンバー3人橋本・佐紀・友星。
    彼らが暮らすシェアハウス晴太多宿の食事の切り盛りをするヒサばぁちゃん。
    自称ニート・旅人の春本。
    家出してきた革職人のカップル。
    何だかワケありなストはぐれ者(ストレンジャー)達…。

    あゆみを始め、皆心に傷を抱えてたり闇を抱えてたり傷付いてたりする。
    でも、それを美しい自然が癒してくれたり自分でも変わろうと頑張ってる。
    あゆみがとっても良い人で、晴太多の為に頑張ろうと思ってるのが凄く伝わって来る。
    そして、そんなあゆみを支えたいと周りの人が自然と応援してるのも良かった♪
    地元のヒサばぁちゃんと、新しくやって来たメンバーとの緩やかな交流も
    とっても微笑ましかった。
    小路さんらしさ満載で、優しい人達。
    温かい雰囲気に包まれてほっこりほんわかしました。
    ウルトラセブンライダーの海棠社長恰好良くって面白かった~(笑)

  • はい、私〈晴太多〉に移住します!と思わず本気で口走ってしまいそうです(*^^*)
    小路さんは大好きな作家さんです。中でも人を思いやる情の温かさに溢れた弓島珈琲のダイさんシリーズと可能性ある未来に夢を切り開いていくエネルギーが輝かしい【カウハウス】が大好きなんです!
    今作はまさにその両方の要素を含んだ小説!そりゃもうこういうの大好物(*^^*)
    いーなぁ〜、いいよこういうの〜勿論晴太多移住即決だよー!って思いながら読んでいました。
    移住して晴太多いきいき課推進室で働きたい!笑
    大自然や温かい人のぬくもりの中で発見する新たな自分もあるだろうし、生まれて○十年、スレきったこの自分が(笑)もっと素直に色々な事と向き合える様になるかもしれない^^;
    ただ最後数ページ…いきなり年月が流れてしまったのが非常に残念!
    パン屋さんやカフェが出来るまでの悪戦苦闘も描いて欲しかったな…
    シリーズ化されて少しずつ晴太多が再生していくサマを見届けていきたいなぁ(*^^*)

  • 限界集落再生の物語。
    今の日本の山村部がかかえるさまざまな問題とその解決への一つの提案と再生を、爽やかに描く。
    「こんな風に上手くいかないよ」という感想もあるかもしれないけど、そういう意見には「うまくいかないかもしれないけどうまくいくかもしれない」と答えよう。
    やってみなきゃわかんないのだ。そして「うまくいなかいかもしれない」チャレンジを見守る度量があるかどうか、で限界集落問題の一つの可能性を生かすかつぶすかが決まるのかもしれない。
    登場人物たちがみんないいひとで読んでる私の心の中も爽やかさでいっぱいになる。

  • 小路幸也の、こういう空気が大好き。
    リアルかファンタジーか、といったらきっとリアルなのに、登場人物たちは100%小説のなかの住人だ。

  • 町おこしをする人々の物語。こまごまとした問題が起こったり、それぞれに人たちにも傷があったりするのだけれど。ほっこりほんわかムード前回の一冊です。
    登場するキャラクターがみんなカッコよくって。たしかに田舎の町は不便ではあるのだろうけれど。こんな環境ならちょっといいかも。

  • 心がポキリ、と折れるような出来事や体験から地元へ戻ってきた人も生まれてからずっとこの土地を離れたことがない人も、この街を住み良い街にしたい、過疎化を止めたいと思う気持ちは同じようはず。またその活動を快く思わない人だっているけれども。
    都会では縮こまっていた心と身体が少しずつほぐれてきた人がいて、放浪し過ぎて自分の居場所がわからなくなってしまった人がいて。

    「ただいま」と言える場所は何も産まれた街だけじゃなくてもいい。「おかえり」って迎えてくれる笑顔がその人の故郷だよ。

    謎の特撮ライダー(バイクまでかよっ!)に超絶会いたいーーーっ*\(^o^)/*

    恋の行方も気になります。

  • 軽めの本だが、すがすがしい読後感。他の本も読んでみたい。

  • 【あらすじ】
    ここは阿形県賀条郡〈晴太多〉(はれただ)。観光地も名物産業も何もない、ほぼ限界集落。
    そんな故郷を再生するため、町役場で働く土方あゆみは、移住希望者を募集する。やってきたのはベンチャー企業の若者、ニートの男、駆け落ちカップルなど、なんだかワケありなはぐれ者(ストレンジャー)たち。
    彼らが持つ忘れたい過去も心の傷も、優しい笑顔が包み込む――。〈晴太多〉へどうぞ。みんなが待ってます!

    【感想】

  • ここは阿形県賀条郡〈晴太多〉(はれただ)。観光地も名物産業も何もない、ほぼ限界集落。
    そんな故郷を再生するため、町役場で働く土方あゆみは、移住希望者を募集する。やってきたのはベンチャー企業の若者、ニートの男、駆け落ちカップルなど、なんだかワケありなはぐれ者(ストレンジャー)たち。
    彼らが持つ忘れたい過去も心の傷も、優しい笑顔が包み込む――。〈晴太多〉へどうぞ。みんなが待ってます!

  • ふるさと活性化。
    企業誘致、パン屋、カフェ、革製品、草木染、ジップライン、川下り。
    バツイチセレブやニート、駆け落ち、ウルトラセブンと何かが起きそうで起きなかった。
    有川浩の「県庁おもてなし課」にコンセプトは似ている。

  •  柱になる太いものが必要なのは、観光だけじゃない。

  • なにもない田舎を再生しようとする人々の二年間を描いた作品。
    文体も読みやすくてテンポも速いのでとても清々しい読み心地でした。
    登場人物が全員いい人で、なにかしら秀でているところのある人たちだったり、これといった波乱もなく物事が進んでいったりするので少し物足りなさはあるかもしれないですが、一本の映画を見ているようで個人的にはとても好きな作品でした。

  • ちょっと、物足りなかったかも。

  • 読みやすいけど都合が良い

  • バンドワゴンの「しょうじ」さん~土方あゆみは東京のIT企業の広報室長だったが合併により社長との婚約も破棄されて辞職し故郷の限界集落・晴太多の再生のために働いている三十歳の独身だ。元々は名主の家柄だが五十年前に祖母が火事を出し周囲に気まずい雰囲気が残っている。幼馴染みの野宮綾那セレブ社長夫人だったが倒産・離婚で帰ってきたが兄との折り合いが悪く実家には寄りつけない・あゆみが誘致したスリー・フィンガーというITのサテライトには独身の男女三人が来て晴太多宿の客でもある。一番若い友星は,綾那に一目惚れし,また結婚する気になったら僕と・と思いを打ち明けた。ガス欠の軽ワゴンを押してきた田端夫妻は皮革細工の工房を開くと例にやって来たが若くて,特に妻は高校生以外には見えず,駆け落ちしてきたとの皆の推測は当たっていた。事情を聞いて全面バックアップするという盛り上がりの中,NEETだという30才の春本があゆみの家が燃えていると知らせてきた。小火で終わったが犯人は村人,無言の圧力を掛けることになった。ハーレーに乗って現れるウルトラセブンの正体は…~いまいちキレがない! 今時っつーことになると,ITしかないのか! 後はパン屋とカフェと手造工房とジップラインかぁ? ファフティングはまだか

  • これはまた、かなりよい人だらけのうまいこといきすぎだらけの感。
    小路ワールド全開で、さらさらーって読めて、するするーっと忘れちゃうかも(≧∇≦)
    いろいろな問題はいつの間にか解決されていて、平和な晴太多。ブラボー!

  • ヒサばあちゃんの 名言。

    「年寄りはなんもできんけど、生きてる限りはお天道さんやお月さんとおなじようにちゃあんとみとってあげるからか。ちゃあんと前見て歩きんしゃい」

    「正直な苦労っていうのはねぇ、報われるもんなんなよぉ」

    泣けた((T_T))

    私は 歳をとったら 都会に 住みたい派。

    若く パワーが ある年代に行きたい 土地かなぁ~(^o^;)

  • もしかして、小路幸也さんと有川浩さんて同一人物?と思うくらい、県庁おもてなし課とよく似た地方再生ストーリーで、読みやすいわかりやすい、でもって、ちょっと説明がくどいところまでそっくりだと思いました。
    寂しい話ですが、このような過疎状況の町が日本中のいたるところにあります。日本という国がこの先どうやって元気になっていくのか?
    本当に大変な時代になったものです。

  • 2016年11月西宮図書館

  • 「晴太多には柔らかな風が吹きます。優しい雨が降ります。暖かい陽の光が注ぎます。毎日笑顔になれることだけは保証します。」様々な理由で集まったストレンジャー〈よそ者〉が限界集落再生のために“楽しみながら”奮闘する物語。爽やかな若者と昔から晴太多に暮らす温かな住人が一緒になって取り組む姿に終始爽やかな気持ちで読めたが、ラストはかなりの駆け足で少し残念…リノベーションした建物でIT企業のサテライトオフィスとして働く若者の姿は徳島県神山町がイメージだろうか。相変わらず小路さんの小説には悪者はいない。素敵な人ばかり。

  • 昔から住む人、都会から移ってくる人、いろんな人がいて、でも同じ場所で暮らしていく。
    楽しいだけじゃないんだろうけど本当にここが好きだからこそ新しいことをやり始めるパワーがもてるんだと伝わりました。

  • 優しいお話でした。限界集落の発展があるか?

  • 久しぶりの小路作品(東京バンドワゴン以外で)。ふむー。ゆるーい、ぬるーい。
    出張中の就寝前にはちょうど良いかもしれないけれど、低刺激すぎて、休憩にならないなぁ。
    2016/10/12読了

  • 限界集落の町おこしに奮闘する人々と、移住者の話。
    各々の視点から描くことで、各人が考えていること、過去、未来が色付きます。

    おそらく、中の1人、中の1エピソード持ち出すだけで、一つの話が書けるかもしれない。何もないといいつつも、人生とはそれだけの厚みのあるものなのだよなあと。

    皆が自分のできることをする。
    田舎特有の余所者観察も良い方向に働いて、いい話でした。

    でも私は引きこもりになりたい。

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