ストレンジャー・イン・パラダイス

著者 :
  • 中央公論新社
3.34
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本棚登録 : 412
感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120048609

感想・レビュー・書評

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  • もしかして、小路幸也さんと有川浩さんて同一人物?と思うくらい、県庁おもてなし課とよく似た地方再生ストーリーで、読みやすいわかりやすい、でもって、ちょっと説明がくどいところまでそっくりだと思いました。
    寂しい話ですが、このような過疎状況の町が日本中のいたるところにあります。日本という国がこの先どうやって元気になっていくのか?
    本当に大変な時代になったものです。

  • 2016.11.25.

  • 「晴太多には柔らかな風が吹きます。優しい雨が降ります。暖かい陽の光が注ぎます。毎日笑顔になれることだけは保証します。」様々な理由で集まったストレンジャー〈よそ者〉が限界集落再生のために“楽しみながら”奮闘する物語。爽やかな若者と昔から晴太多に暮らす温かな住人が一緒になって取り組む姿に終始爽やかな気持ちで読めたが、ラストはかなりの駆け足で少し残念…リノベーションした建物でIT企業のサテライトオフィスとして働く若者の姿は徳島県神山町がイメージだろうか。相変わらず小路さんの小説には悪者はいない。素敵な人ばかり。

  • 昔から住む人、都会から移ってくる人、いろんな人がいて、でも同じ場所で暮らしていく。
    楽しいだけじゃないんだろうけど本当にここが好きだからこそ新しいことをやり始めるパワーがもてるんだと伝わりました。

  • 優しいお話でした。限界集落の発展があるか?

  • 久しぶりの小路作品(東京バンドワゴン以外で)。ふむー。ゆるーい、ぬるーい。
    出張中の就寝前にはちょうど良いかもしれないけれど、低刺激すぎて、休憩にならないなぁ。
    2016/10/12読了

  • 限界集落の町おこしに奮闘する人々と、移住者の話。
    各々の視点から描くことで、各人が考えていること、過去、未来が色付きます。

    おそらく、中の1人、中の1エピソード持ち出すだけで、一つの話が書けるかもしれない。何もないといいつつも、人生とはそれだけの厚みのあるものなのだよなあと。

    皆が自分のできることをする。
    田舎特有の余所者観察も良い方向に働いて、いい話でした。

    でも私は引きこもりになりたい。

  • 最近、小路さんを続けて読んでいるなぁ。

  • 終わってしまった。
    読み終わってからの素直な感想。
    限界集落の、でも、自然豊かな晴太多。
    都会から故郷に戻ってきた主人公女子を中心に動き出した晴太多再生プロジェクト。

    自然描写と登場人物の紹介、そしてほんの少しあ訳ありな登場をしてくる参加者。
    さあ、再生プロジェクトはこれから本格稼働していくぞ !というところで、話しが終わってしまった。

    全体のプロジェクト物語の序章として捉えることはできるけど、それにしては終盤に色々な伏線を回収しすぎてしまった感が否めない。

    少し前に、村再生もののドラマが流行ったが、本書もドラマ脚本としてリメイクしたら、楽しめそうだ。

  • ほぼ限界集落でふんばる、訳ありはぐれ者たちのお話

    続きがありそうな?

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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