谷崎万華鏡 - 谷崎潤一郎マンガアンソロジー

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  • 中央公論新社 (2016年11月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049026

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谷崎万華鏡 - 谷崎潤一郎マンガアンソロジーの感想・レビュー・書評

  • 本屋さんの平台で発見。あ、番子さんだ! おお、高野文子さんも描いてる。なんと山口画伯まで! これは買わねばと、レジにダッシュ。わーいわーいと持ち帰ってよく見たらば、古屋兎丸や山田参助の名もある。こ、これはいったいどういうラインナップなのか。帯の惹句には「奇跡のメンバーで描く」とあるが、まあこんな名前が並ぶことは二度とあるまいよ。

    予想通りの濃ゆーい内容で、はい、もうお腹いっぱいです。私の好みとしては、原作をアレンジしたものより、高野文子・山口晃両氏の、谷崎の文章を生かしたものの方が良かった。

    このところ、かつてのように「格調高い文豪」という面ばかりでなく、変態作家(いや、けなしてませんよ)としての谷崎が普通に語られるようになって、これはいいことではなかろうか。

  • 谷崎歿後50周年&生誕130周年記念の企画ものコミックアンソロジー
    https://www.chuko.co.jp/special/tanizaki_mangekyo/

    わりとマニアックな漫画家チョイスでしたが、そういうのも含めて谷崎っぽさが出ていてなかなか面白かったです。わりと原作に忠実なものもあれば、全く独自のアレンジがされているものもあり、趣向はさまざま。作品のチョイスも、いかにも谷崎的な変態エロものばかりではなく、台所太平記などほのぼの作品もあり。原作未読のものも既読のものも楽しめました。

    個人的なお気に入りは古屋兎丸「少年」(作品チョイスと本人の画風のマッチングがピカイチ)、近藤聡乃「夢の浮橋」は幻想的なアレンジで素晴らしい。しりあがり寿「瘋癲老人日記」はヘミングウェイの「老人と海」とのリミックスという大胆さですが、なぜか私の印象はタルコフスキーの「惑星ソラリス」でした。

    久世番子「谷崎ガールズ」
    古屋兎丸「少年」
    西村ツチカ「人間が猿になった話」
    近藤聡乃「夢の浮橋」
    榎本俊二「青塚氏の話」
    今日マチ子「痴人の愛」
    中村明日美子「続続蘿洞先生」
    山田参助「飇風」
    高野文子「陰翳礼讃」
    しりあがり寿「瘋癲老人日記」
    山口晃「台所太平記」

  • 谷崎をテーマに豪華な漫画家達がトリビュートしたもの。

    載っている作品は、皆よい出来栄え。総じてレベルが高い。
    もちろん、漫画家達の力量も高いのだか、谷崎の作品が元々持っている深い魅力(それは谷崎自身の魅力でもあるが。)が、作家陣の創作意欲を刺激し、夢のコラボ作品となるのだろう。

    京マチ子と山口晃の作品に、深みを感じた。

  • 恥ずかしながら谷崎作品って読んだ事がない。映画やドラマなどになっているから読んだつもりになっていた。このアンソロジーの最初の久世番子さんが言うように、谷崎=美しい女たちが美しい衣をまとい贅沢な暮らしをしS行動…。なるほど谷崎自身裕福な家庭で育ち、途中から一変したのか。それ、影響してるかも。

  • 山口晃 女の子の可愛さがにじみ出ていてほのぼのとした。

    近藤聡乃 幻想的で素晴らしい雰囲気

  • 久々にコミック登録。

    『細雪』も、『春琴抄』も国語の教科書程度しか知らない、文学音痴の自分。ただし、マゾヒスティックだったり、フェティッシュだったりする(集英社刊行)短編は好きなのよ。

    今作では、古屋兎丸『少年』が群を抜いて傑作。

    コレは当り❗

  • 献本キャンペーンでいただきました。
    WEB企画の頃から気になっていたのですが、
    全部を通しで読んだのは初めてで。
    谷崎好きと言いつつ、小説を文字で全作品を読んだわけではないのですが、
    こうして漫画で表現してもらうと、それをきっかけに興味を持って、
    また文字で詳細を読んだり妄想をふくらませたりしたくなるもので。
    漫画自体の面白さも素晴らしさももちろんありますが、漫画の機能というか特長として
    情報を吸収するためにかかる時間が短く済むのも、大事なことだなと思います。

  • 豪華でお得。
    意外性はなく、順当な組合わせ。

  • 小説は痴人の愛しか読んだことがなく、雰囲気はたまらなく好きだけどなんとも息苦しいなと感じて敬遠しておりましたが、好きな作家様の表紙に釣られて購入。
    中でも近藤聡乃さんの夢の浮橋がとても印象的で美しくて新しい谷崎純一郎に触れた気がしました。
    アンソロジーというよりも作家様によって新しく翻訳された谷崎作品という印象です。
    痴人の愛があんなに読みやすい印象になるなんて思ってなかったなー。
    明日美子先生と番子先生はアンソロ系でお名前を並んでよく見かける機会が増えましたね^^

  • 稀代の漫画家、絵師11名が文豪・谷崎の小説、随筆、人生にオマージュを捧げる豪華絢爛な一冊。『痴人の愛』から『瘋癲老人日記』まで、奇跡の競演作品をご堪能あれ。

  • 好きな漫画家さんがたくさん参加。
    谷崎は堂々と読めていいなあ。
    青少年は手に取るべしだ!

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谷崎万華鏡 - 谷崎潤一郎マンガアンソロジーの作品紹介

谷崎潤一郎歿後50周年・生誕130周年を記念して、現代人気作家11名が谷崎作品と奇跡のコラボレーション!

榎本俊二「青塚氏の話」
今日マチ子「痴人の愛」
久世番子「谷崎ガールズ」
近藤聡乃「夢の浮橋」
しりあがり寿「谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』×ヘミングウェイ『老人と海』REMIX」
高野文子「陰翳礼讃」
中村明日美子「続続羅洞先生」
西村ツチカ「猿が人間になった話」
古屋兎丸「少年」
山田参助「飈風」
山口晃「台所太平記」

この一冊で、文豪・谷崎の小説、随筆、人生が味わえる豪華絢爛な競演企画。

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