女王さまの夜食カフェ - マカン・マラン ふたたび

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049101

感想・レビュー・書評

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  • 第三話、自分にも似たような体験があって、チクチク…相談できる人が私も欲しかった。
    続きが楽しみ。

  • 268ページ
    1500円
    5月3日〜5月4日

    派遣の真奈はギリギリに出勤する。オフィスでは、派遣ボスの美知佳の顔色を伺う毎日。仲間だと勝手に思っていた綾乃が突然寿退社することになる。知らされていなかったと思う自分と同時に、友達になろうともしていなかった自分に気づかされる。シャールの優しくおいしいケーキに癒されて、自分を大切にすることに気づく。

    シャールのお店にも行ってみたいし、ドラァグクイーンにも会ってみたいと思う。心を温かくほぐしてくれるシャールの料理や飲み物を食してみたい。

  • 少し重いテーマもありながら、今作も温かかった。
    やっぱりシャールさんいいなぁぁー
    近くに来てくれないかな(笑)

    人はそれぞれ色んなしがらみや悩みを抱えながら生きている。
    そんなしがらみや見栄などの生臭いものをみんなが全部さっぱりと脱ぎ捨てられて気楽な場所、いいな。

    自分のことを”ただの”とか”つまらない”とか言っちゃ駄目。それはあなたを支えてくれている人たちに対して失礼よ。

    料理の知識も参考になる!
    “蒸す”料理の良さも教えてもらった。
    シナモンジンジャーティーも飲んでみたい。
    作ってみようかな(*´ω`*)

  • どこに行けばマカン・マランに行けるのでしょう( ; ; )
    優しいお料理、たぶん心に響く話し声、楽しい会話…本当に行きたい!
    とりあえず、雑穀のパウンドケーキとサクレを検索中。

  • 2回目。
    最初に読んだ4年前を、思い出す。
    ど田舎で、犬2匹と赤ちゃんに、囲まれて日差しがさんさんとあたたったリビングで将来を、不安に思いながら共感しながら読んだ。

    あれから4年。
    最初の、二つの若者の悩みは理解できるが、もはや過ぎ去った悩み。分かる分かるよ、羨ましいとなる。
    今は3番目の発達障害の子持ちの母親と同じ区分になってしまった。
    4番目の話も子を持つ親として、共感出来るようになった。
    18歳の気の迷いなんて、長い人生の中では全く問題にならない。
    本人がやりたいように、見守るような親になりたい。
    シリーズのなかで一番好きな回。

  • このシリーズもとても良かった。マカン・マランにやってくる方達のそれぞれ抱えてる状況、シャールさんの懐の深さとハッと気付かせる料理が本当に魅力的で素敵だった。どのお話しも共感できる部分があり目頭が熱くなりました。

  • シリーズ物で面白かったので2作目読了。

    どの話も良かったが
    個人的に、専業主婦の母と丸の内OLが
    自分と重なる部分が多かった。

    無理して発言力のある相手に合わせたり
    一生懸命してるのに認められないと感じたり
    自分は面白味のない人間なんだと卑下したり。

    暗く落ち込んだ人の心に
    シャールの言葉と料理が沁みる。
    落ち込んだ時にまた読みたくなる一冊だった。

  • 順番が違ったまま読み、すでに常連客になっていた方の初来店を読むと、また続きを読みかえしたくなる。
    マラン・カランの雰囲気が好き。
    悩みを抱える人が身近に感じて、私もがんばろっと思える。

  • マカン・マラン、二冊目。短編の登場人物がドラッグクイーンのシャールのお店で、体に優しいお料理とシャールとの会話で八方塞がりの状況から新たな道を見つけるヒントを得る、そんなストーリーの数々についのめり混んでまた次が読みたくなります。あと続き二冊図書館でレンタル済み。

  • やっぱり面白くて、心が温まって一気に読んでしまいました。前回の登場人物もたくさん出てきて、それも読んでて楽しかったです。
    1番共感出来たのは、初めのOLの話でした。休憩くらいは1人でのんびりご飯食べたいなーって思うこともあるから共感しました。あそこまで酷くはないけど、たまに息詰まるなと思ったことがあったので、気持ちがよく分かりました。でも最後には自分でお弁当作って、自分が気持ちよく思える場所でランチ食べてて、そういう時間を自分で作るのってやっぱ大事だよねって改めて思いました。
    あとなによりもシャールさんの人柄が素敵すぎました。
    お母さんさんが息子のことで追い詰められてた時も、周りも責めてしまう言葉を言ったり、私自身も気持ちはよく分かるけど子供可哀想だなって思ったりしてました。でもシャールさんは、お母さんを傷付けることなく寄り添って話を聞いてあげてて、お母さんも気持ちが楽になってて凄いと尊敬しました。
    柳田先生が言ってたみたいに、失敗を責めずに、長所を褒めて人を動かす人なんだなと感じました。
    続きも近いうちに読もうと思います!

    「あなたも、自分のことを"ただの”とか"つまらない”とか言っちゃ駄目。それは、あなたが支えている人や、あなたを支えてくれる人たちに対して、失礼よ」
    「目一杯頑張ったなら、もうそれ以上、頑張る必要なんてないのよ」

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著者プロフィール

1966年、東京都生まれ。映画会社勤務を経て、中国語翻訳者に。『銀色のマーメイド』で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、2011年にデビュー。17年、『フラダン』が第63回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選出、第6回JBBY賞(文学作品部門)受賞。他の著書に「マカン・マラン」シリーズ、「キネマトグラフィカ」シリーズ、『風の向こうへ駆け抜けろ』『蒼のファンファーレ』『鐘を鳴らす子供たち』『お誕生会クロニクル』『最高のアフタヌーンティーの作り方』『星影さやかに』などがある。

「2021年 『山亭ミアキス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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