日本企業ーCEOの覚悟

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著者 : 安藤宏基
  • 中央公論新社 (2016年11月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049125

日本企業ーCEOの覚悟の感想・レビュー・書評

  • 同じ食品業界として、大変興味深く読ませて頂きました!企業のトップとして思ってることを、公言することにより自らを追い込んでいく。タイトルの通り「覚悟」がないと出来ないと思います。今の世の中に足りてないのは『イイダシップ(言いだしっぺとなり、リーダシップを発揮する)』だと思っているので、まさにイイダシップの具体像としてとても参考になりました。いっちょうやりますか。

    ・株価連動型の「カブテリア」なる社食がある。株価が上がるとご褒美メニューとして豪勢なモノが、株価が下がるとわびしいメニューが(栄養バランスは配慮してるが)出る。時価総額一兆円企業を目指す同社が、社員に株価を意識させる手段として展開。
    ・45周年に、社員に45株を無料で支給。当時1株5600円なので、約25万円相当。時価総額一兆円を目指すには株価を上げる必要がある、自社株を持たせることで、株価への意識が上がる。
    ・グローバルカンパニーとして、世界展開する基軸となる商品が必用。日本生まれのカップヌードルなので「醤油」でいきたいところだが、世界の味覚の嗜好を調べると「シーフード」だった。素直にシーフードを基軸に据えて行くことで決めた。
    ・グローバルな市場でカップヌードルが売れはじめる指標。①GDPが8千USドル以上②20代の人口構成比が17%以上③ターゲットの若者の平均月収がカップヌードル売価の1千倍以上④マックが全国規模で展開され、ビッグマックの価格がカップヌードルの3.3~4倍以上になった時。
    ・世界ラーメン協会WINA。安全安心に関する技術については、協会全体で分かち合う。どこかの企業が安全問題を起こせばラーメン業界が共倒れするリスクが高い。そうならないよう、安全面については、ともに高め合う取組を推奨している。
    ・あらゆるメンタルハザードを取り除いていく。減塩。化学調味料の不使用。人口合成香料の不使用。安価で美味しいをクリアするためには、便利で値ごろのある人工合成を使うことが前提にあるがここに安住していてはならない。世の中の流れ、お客様の要望には真摯に答える。コストをあげずに、これを達成するのが経営努力
    ・人間は自分の体内工場の経営者と考えるとわかりやすい。
    ・AI・IOT時代、ビッグデーターに基づいた高度な分析、コストを極限まで下げるロボテイクス。これは現実のものとなる。少品種大量生産のビジネスモデルから、ONEtoONEの多品種少量生産モデルに移行していく。メーカーと消費者がダイレクトにもののやり取りをする時代が来る。その時代に備えなければならない。
    ・カップヌードルパスタスタイルでは、フライングゲットを自社HPで実施。発売1週間前に、数量限定で購入できる取組。限定数量は即完売。且つ、先行でわざわざ購入する人なので、情報拡散力が凄まじい。
    ・アジャイル開発をやっていく。アイディアを精査につぐ精査の上で世に問うのではなく、アイディアを早いだんかいで世に問い、世の反応をみて、アップデートをかけていく。
    ・いまだバカやろう!CM中止。半ば確信犯での勇み足。CMは受動的に見てしまうもの。相当数の方からの批判があった場合には、素直に非を認める必要もある。
    ・広告宣伝物のリスク回避のために、第三者の監査組織を作った。
    ・10分どんべえ。「会社が一生懸命考えたコンセプトをお詫びするバカがいるか!」と内心思っていたが、お客さまの反応を見て考えを改めざるおえない。メーカーが10分どんべえが美味し!と一方的な伝え方をしていたらここまでの反響は無かったはず。WEB上で、ユーザーと一緒に遊べる、スピーディーに反応を返せるようにならなければダメ。大原則は消費者えらい!ユーモアの一振りを武器にする。エンドユーザーと直接の接点が得られるWEBという媒体の活かし方を考える良い機会にな... 続きを読む

  • シーフードヌードルが世界の基盤となるシリーズとの事。醤油味は日本ではスタンダードだが海外では味覚が異なるようだ。

  • 時代は売上規模ではなく、利益

    本業で稼ぐ、営業利益を重視

    カップヌードル世界80カ国で販売。海外比率70パーセント。

    世界経済が成熟し、袋麺からカップ麺の時代に。ビッグマック、GDPなどの基準からも明らか。

    安心安全は非競争分野として競合とも高め合う。

    「安心」が究極のおいしさ。添加物、脂肪、化学調味料などでインスタント食品は、価格、おいしさ、簡便性が保たれている。それでもそれらの心理的障害を取り除くことは永遠のテーマ

  • 2020年のオリンピックの年には時価総額1兆円企業になる!本書はその戦略をまとめたもの。CEOの覚悟とはなにか?不透明な経営環境の中で未来へ立ち向かう人への福音の書。

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日本企業ーCEOの覚悟はこんな本です

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