日本フィギュアスケートの軌跡 - 伊藤みどりから羽生結弦まで

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  • 中央公論新社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049408

感想・レビュー・書評

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  • 大したことは書いてなかったけど、今でこそ日本で人気のフィギュアスケートがどのようにしてここまで至ったかが有名選手たちのエピソードを通して簡単にわかりました。伊藤みどりのジャンプのすごさ、日本人がフィギュアで金メダルをとるまで、羽生結弦の強さなどが感じられたかな。残念なのは、高橋大輔や小塚崇彦、中野友加里や村上佳菜子、鈴木明子などもっといろいろ歴史を作った人についてなどはなく、それぞれの選手のエピソードもさらっと記されていただけなので、歴史を語るほどの著書ではないかな。

  • 著者の考察記事だったり、インタビュー内容だったり
    取り上げる人材によって切り口がバラバラなので
    『軌跡』というほど並び評される、比較材料にはならなかった。
    ちょっとイメージと違う。
    中身も、サラリと読める量。

    選手に関してよりも印象的だったのが

    指導者が取り上げられていたが、勿論正解はないけれど
    「~すべき」と貫く姿勢もある意味必要なときはあると思うので
    (自信ない指導者は問題だし、かといって、選手の個性が置いてけぼりも困るけれど、幼少期はある程度引っ張り上げなければいけない時もあるだろうし。。。)
    選手の力もあるだろうが、それと同じくらい周囲の人にも左右されそうだ。。。

    佐藤コーチに関しても指導法について少し記載があり、ナルホド、と。

    指導者を変えるタイミングとか、ピタリとはまるからこそ力を発揮できる「運の良さ」も選手には必要なのかもしれない。。

  • 宇都宮直子さんが過去にインタビューしてまとめたフィギュアスケーターの記事をまとめたもの。
    個人のメモリーとしては良いかもしれないけれど、まぁ読む方としては別に…って感じかな。

    ただ、真央ちゃんが金メダルを欲しいとハッキリ言っていたのが哀しかった。
    バンクーバーで3Aを3回も決めた真央ちゃんが、キム・ヨナに23点も差をつけられたなんてやっぱりおかしいよっ!

  • 長野オリンピック出場当時の本田武史さんと田村岳人さんの性格の違い(長久保裕さんの語りによるもの)、荒川静香さんへのインタビューの様子なども取り上げられており印象的だったけれども、どちらかというと村主章枝さんと浅田真央さんに割かれたページ数が多めという印象。
    図書館から借りた本であり、読了から日が経っているので詳しいところは覚えてないです、申し訳ないですが(ブクログ登録が遅れていて、ちょっとどうにかしなきゃと思ってます……)。

  • タイトルを見ると時系列に沿って書かれているのかな、と思いますが、実は「人ごと」の構成。
    オリンピック別に章立てされているものの、日本人初の4回転ジャンパー・本田武史さん(現解説者)のエピソードが少なかったり、羽生選手がソチの章にほとんど出てこない、といった不思議なことが起きています(羽生選手は最終章「平昌」で登場)。

    お気に入りの選手の扱いによって、満足度は変わると思います。伊藤みどりさんから浅田真央さんへの流れにかなりのページを割いていて、やや女子寄りの印象です。
    それを除けば、時代ごとに求められるものの変遷や、日本選手の置かれた状況の違いなどがわかり、読みごたえがありました。

    個人的には、長久保コーチのインタビューと、平昌の展望&メダル予想が面白かったです。

  • 人は人、自分は自分。くよくよするより笑って切り替える。前向きな99歳が新たに語りおろした「ご機嫌に生きるヒント」

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著者プロフィール

ノンフィクション作家。医療、人物、教育、スポーツ、ペットと人間の関わりなど、幅広いジャンルで活動。なかでもフィギュアスケートの取材・執筆は20年以上におよび、スポーツ誌、文芸誌などでルポルタージュ、エッセイを発表している。『人間らしい死を迎えるために』、『ペットと日本人』、『猫を看取る シュガー、16年をありがとう』、『別れの何が悲しいのですかと、三國連太郎は言った』、『羽生結弦が生まれるまで 日本男子フィギュアスケート挑戦の歴史』ほか、著書多数。

「2019年 『スケートは人生だ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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