大暴落 ガラ

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著者 : 幸田真音
  • 中央公論新社 (2017年3月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049507

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大暴落 ガラの感想・レビュー・書評

  • 元債券ディーラーであった、この本の著者の幸田女史によるもので、今から15年以上前にだされた「日本国債」という本を読んで、日本政府の債務がどんどん増えていることを知ったのが思い出されます。

    この本は今年(2017)三月に単行本化されたものですが、初出は2016年にネット上で公開されたものの様です。この本では、大学教授をしていた主人公(女性)が財務大臣として招かれて、その後、官房長官を経て総理大臣になったところから始まります。

    総理就任早々に、自然災害(台風による大雨)と、突然の円安、国債暴落にいかに対処したかがポイントで、彼女の昔の財産(経験と人脈)を活用して素晴らしい対応をして乗り切る、というストーリーです。

    この本でも既存メディアは、後出しジャンケンのように批判するばかりですが、一方で、外国メディアやネット、ケーブルテレビ等では正当に評価する、という面も描かれていて、現代の状況をよく表していると思い楽しく読ませてもらいました。

    日本の危機を救ったのは、理論や決まりきった手順書ではなく、周りの協力を得ることを最大限努力しながら、最後は自分の強み(経験とそれに裏打ちされた人脈)を活かすことにあると痛感しました。

    台風・大雨で家を流されてしまった人達の対策として、通常ならばある程度時間をかけて仮設住宅を建てるのが常道なのでしょうが、この小説では、日本の船舶会社が持っている客船を仮住まい、として提供されていて、素晴らしい発想だと思いました。実際の災害の時に、役立ててほしいなと思いました。

    さて、本日は台風が迫っている中、平成に変わる次の時代を左右することになり得る、衆議院選挙の日です。自民党が大勝して、公明党と連立しながら、日本も少しずつ変わっていくような気がしますが、果たしてどうなるのでしょうか。今日の夜は選挙速報を観たりして、夜更かししそうです。

    2017年10月22日作成

  • 「スケープゴート」のあの辣腕三崎皓子が女性総理となり、現代でも今後想定される自然災害や財政危機問題を取り入れテンポよく読みごたえあり。現実も口先だけで自分は何も行動せず批判には弁のたつ評論家と野党と年寄大臣、ネガティブを大きく取り上げるアホなマスコミ、女をアピールする勘違い女性大臣は、皓子や由起子や新倉のように「漢気」をもって事に当たってほしい。

  • 日本初の女性総理の組閣は、首都東京の大洪水と日銀の信用不安という幕開けから始まる。この国が、いかに脆弱な自然環境基盤のうえにあり、この国の財政が次世代以降にツケを回すだけの脆弱な財政基盤のうえに成り立っているのかを警告してくれる良質の作品になっている。
    小説の主人公のような総理が現れないと、ほんとうにこの国
    は、人災により沈んでしまうかもしれないことを実感させてくれる小説。

  • 暴落を超越した強烈な下げ「ガラ」に女性総理が立ち向かう。党を越えての選出,初の女性宰相,東京を襲う大洪水,極めつけは歴代政権の金融政策のつけによる国債の大暴落…。ちょっと盛り過ぎだが安全圏にいながらご意見番を気取る無責任な政治家やマスコミとの違いは際立つ

  • 初の女性総理となった三崎皓子。組閣から党の派閥で苦労していた。そして、日本に2つの台風がやってくる。
    荒川上流の秩父に大雨をもたらし東京を水浸しにするという予報だった。しかし、東京の上空は晴れ間が覗き、現場の声や三崎の発する危機の声を大臣たちは聞き入れない。
    そして、願いも虚しく東京は死者行方不明者600人の被害を出す。そして、同日、もう何年も動かなかった国債市場が動き日本売りが始まった…。

  • ちょっと前に読んでレビュー忘れてました。
    政治家を悪者扱いしないところが良かった~。東京の水害リスクに目を向けたところも良い。今の金融政策が崩れていくシナリオも分かりやすく書いてくれてありがとう。

  • 請求記号:913.6/Kod
    資料ID:50086328
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • 女性総理三崎皓子の続編。まあ楽しめた。

  • 幸田真音さんの経済小説、政権与党をよいしょしながら、政治経済を物語として紡いでいく。作者の才能は評価するがちょっとたるい感じがする。

  • 豪雨で荒川が決壊、東京都心が洪水に襲われる。その夜、「日銀の債務超過」というニュースが流れ、円と国債が大暴落――。初の女性総理・三崎皓子はこの危機から日本を救えるのか?

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