ユネスコ番外地 台湾世界遺産級案内

著者 :
制作 : 平野 久美子 
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 49
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049590

作品紹介・あらすじ

政治の事情で、台湾がユネスコの「番外地」となっているためだが、実は、少なくとも18か所、世界遺産水準の自然、文化がある。実際、訪れるべき価値のある場所ばかりで、日本と関係の深い「候補地」も少なくない。台湾を発見、再発見するための熱烈案内書!

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  • ユネスコ番外地台湾世界遺産級案内
    平野久美子 編著
    政治の事情で、台湾がユネスコの「番外地」となっているためだが、実は、少なくとも18か所、世界遺産水準の自然、文化がある。実際、訪れるべき価値のある場所ばかりで、日本と関係の深い「候補地」も少なくない。台湾を発見、再発見するための熱烈案内書!
    「BOOKデータベース」より

    [目次]
    第1章 台湾のセンス・オブ・ワンダー(玉山国家公園
    太魯閣国家公園
    棲蘭山桧木林
    大屯山火山群
    澎湖玄武岩自然保留区)
    第2章 日台共通の歴史を内包する場所(阿里山森林鉄道
    台鉄旧山線
    楽生療養院
    水金九鉱業遺跡
    烏山頭ダムと嘉南大〓(しゅう)
    桃園台地の〓(ひ)塘)
    第3章 台湾の魂の世界をのぞく(卑南遺跡と都蘭山
    排湾族と魯凱族の石板屋集落
    金門島戦地文化
    淡水紅毛城と周辺歴史建築群
    馬祖島戦地文化
    澎湖石滬群
    蘭嶼集落と自然景観)
    「BOOKデータベース」より

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1181908

  • 国連に加入していない台湾の世界遺産「級」の自然・文化が紹介されている。18の候補について10名の著者の魂込めた本文。や紹介トピックを写真と共まとめた読み応えある。

    8楽生療養院、12卑南遺跡、11埤塘、13石板屋集落などが興味深かった。歴史、考古学、社会工学、民族文化。世界遺産認定のための動きも紹介されていて熱い。素晴らしい台湾がそこにある。

    「級」であるため写真は絶景を紹介していて素晴らしい。読者をその地へ実際に誘おうという試みだろう旅ブック的な写真も差し込まれており全体のトーンから違和感が数カ所。箸休めと思えば気にならない。

  • 面白いと思ったんだけど~1台湾のセンス・オブ・ワンダー:2日台共通の歴史を内包する場所:3台湾の魂の世界をのぞく~台湾は国際連合に加盟していないので、ユネスコへの申請ができない…おお、それは気の毒。本文と写真や図説が適合していないので、苛々させられる。もう一度、本文に合った写真を撮り、地図を作り直す必要があるね

  • 台湾には世界遺産が一つもない。これは、台湾が国連に加盟できないためで、それに値する自然・文化がないからではない。18か所の「候補地」を熱烈に紹介する初めての本。フルカラー。

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著者プロフィール

平野久美子 (ひらの・くみこ)
作家。東京都出身。学習院大学仏文科卒業。編集者を経て1990年代末より執筆活動へ。学生時代から各国、特にアジアを巡り、その体験を生かして多角的にアジアと日本の関係をテーマに作品を発表。台湾の日本統治時代に関心が深く、取材を続けている。主な著作に『淡淡有情』(小学館ノンフィクション大賞)『トオサンの桜』(小学館)『中国茶 風雅の裏側』(文春新書)『水の奇跡を呼んだ男』(産経新聞出版、農業農村工学会著作賞)『テレサ・テンが見た夢』(ちくま文庫)『台湾世界遺産級案内』(中央公論新社)など。日本文藝家協会会員、一般社団法人「台湾世界遺産登録応援会」顧問。

「2021年 『牡丹社事件 マブイの行方[増補版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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