わざと忌み家を建てて棲む

著者 :
  • 中央公論新社
3.43
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本棚登録 : 344
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049927

感想・レビュー・書評

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  • 人死にがあった部屋や家。それを一箇所に集めて建て直した“烏合邸”。家主は、そこに棲む人を募集する。さながら、実験室のように…恐怖の「幽霊屋敷」怪談、再び!(アマゾン紹介文)

    期待値が高かっただけに、落胆もまた大きく。

    まず、怖くない。

    擬音の多様なのか、振りがわざとらしすぎるのか、前作よりも随分と緊張感なく読み終えてしまいました。
    結末のぼかし方も前作と同様尻切れトンボ感が否めず。
    題材はホラーにもサスペンスにも適用されそうなので、残念でした。

  • 読みづらい上にあまり面白くなかった。

  • 今作は特に中盤以降、ちょっと眠かった。残念。怖くない訳ではないのだが、小説として少し退屈だった。

    家の間取りが文章だけでは想像しにくかったことや、実話という体なので現実時間の流れとか信憑性を出す為かもしれないが、作者さんの他の本の紹介など、「いるかな?」と感じてしまった。前作はあんまり気にならなかったんだけどなあ。

    え、本当に本当の話なの…?と思える程には説得力がなかったし(逆にそこがリアルなのかもしれない…)、エンタメに振り切ってもいないので、微妙であった。
    登場する4つの記録の文章は、それぞれ違う人間が書いたものとは考え難い。似てるので。でも実話だとすると、読者に障りが出ないように態と作者が書き直したのかもしれない。とか。

    次作で今回のネタは出るのかな?

  • 表紙みたいな怖くて嫌な気持ちになりたかったんだけど、、、
    作家が巻き込まれていくのは怖くてよかったけど、終始すっきりしないというか、憶測でそのまま終わり、友達の友達のいとこの同級生に聞いた怖い話、みたいな結局なんだったんですかという気持ち。

  • 途中で断念しました。

  • 2020.09.05

    三津田節のファンだけれども、今回のは序章があまりにも説明的すぎて萎えた。忌み家についての説明はなくても良い。ただ変な家が建ってて、そこで起きた怪異で怖がらせてくれればそれで良いのに…。
    黒い家の章はなんとか読み終え、白い家の章の途中でギブアップ。やたら説明くさいし、長いし、怖くもないし眠くて眠くて。
    この説明くさい文章は三津田さんそのものでしょ笑

  • ‪表題そのままに「わざと忌み家を建てて」他人に住まわせた体験談と、その家にまつわる謎を作家が解いていこうとする話。‬

    怪談は不条理なものと分かっているが、ところどころツッコミたくなる。また、作家の本の紹介が多々出てくるので冷めてくる。
    怪談なら怪談だけにすればまだいいのに、謎解きはこじつけにしか読めない。証拠も何もないから想像しかないんだろうけど、もうちょっと納得させてほしかった。

  • 【収録作品】序章/黒い部屋/白い屋敷/幕間 1/赤い医院/幕間 2/青い邸宅/終章

著者プロフィール

三津田信三
奈良県出身。編集者をへて、二〇〇一年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。『水魑の如き沈むもの』で第十回本格ミステリ大賞を受賞。主な作品に『厭魅の如き憑くもの』にはじまる「刀城言耶」シリーズ、『十三の呪』にはじまる「死相学探偵」シリーズ、映画化された『のぞきめ』、戦後まもない北九州の炭鉱を舞台にした『黒面の狐』、これまでにない幽霊屋敷怪談を描く『どこの家にも怖いものはいる』『わざと忌み家を建てて棲む』がある。

「2023年 『そこに無い家に呼ばれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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