盤上の向日葵

  • 330人登録
  • 4.10評価
    • (23)
    • (45)
    • (13)
    • (1)
    • (0)
  • 38レビュー
著者 : 柚月裕子
  • 中央公論新社 (2017年8月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (563ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049996

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

盤上の向日葵の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 将棋に憑かれた男達の生き様死に様。
    辿り着きそうで、まだ霞がかった真相を掴みたくて、止まれない。
    まさに一気読み以外できないミステリー。
    圧巻の560P超、あっという間に読める。

  • 将棋青年の物語。駒の行方も追いながらも、息もつかさず最後まで読み進めました。力が入っちゃいました。将棋の魔力に取り憑かれてしまった将棋の世界の人々でした。いつ犯人にたどり着くか、そして死体は誰か。楽しめました。真剣師の気迫はビシビシと伝わりましたが、向日葵のところと犯人の心の内はあと一歩のところかなと。そこのところ、個人的にはもう少しドロドロしたものが欲しかった。いやでもまあ充分満足の一冊。
    将棋の知識がなくても楽しめるけれど、知識がある人がより一層なのではないかな。

  • どうして冒頭のシーンに至ってしまうのか。そこまでの歩み、将棋の面白さをじっくり読ませる。ある程度、事件の構図は見えてくるので、ミステリというより、ひとりの棋士の人生を描く。読み応えがある。
    真剣師たちの厳しい勝負。手の読み合い。将棋に詳しくなくとも、対局の流れや興奮が伝わってくる。
    変わり者の石破と、振り回される佐野の、刑事コンビも面白かった。

  • んー!面白い!柚月小説はホントに厚い、いや、熱い!
    警察小説と将棋小説、両方の面白さがぎゅぎゅっと濃く煮詰められている。犯人捜しよりその意図、そして意味に興味を惹かれとにかく読み続けるしかない。徐々につながってく線、明らかになる背景、あぁそういうことだったのか…と思わず目を閉じる。
    救いのないラスト、だけどあの瞬間全てから解放されたのだな、と深いため息をつく。
    これを読むと、真剣勝負、という言葉の本当の意味を知る。そして将棋を指したいという気持ちと、将棋を指す恐ろしさを同時に感じる。

  • 半年ぶりの柚月作品。
    藤井四段の出現で、まさしく世の中、将棋ブームが到来している中での出版。初出はもっと前になるが、かなりのタイミングの良さを感じる。
    ストーリーもミステリーと言うより、1人の棋士の物語であり、500ページを超える作品ながら、一気に読ませる作者の力量はさすがとしか言いようがない。将棋に詳しくなくても、登場人物それぞれの人間模様はきちんと伝わってくる。
    始まりこそ、刑事たちが犯人を追い詰める為に山形に降り立つところから始まるが、この作品は将棋に魅了された男たちの物語。ラストで事件の真実が明らかになった時は、かなり切ない。

  • うーん。なんというか、思っていたミステリーとはだいぶかけ離れた作品。これはなんというか、人1人の壮大な物語というか、運命に翻弄された天才棋士の物語です。

    天才棋士の上条桂介は、東大出身で、外資系の企業に就職した後、3年で退職するも、自分でソフトウェア会社を立ち上げ、年商30億のITベンチャーの旗手となった。その後引退し、プロ棋士となった異端児。
    山中で白骨死体で見つかった側には名駒が置かれていた。その駒は上条の持ち物ということで捜査の手が伸びるが・・・。

    もちろんミステリー要素も多分に含まれていますが、それ以上に上条の人生の壮絶さを思わずにはいられません。

    私は将棋は全くの無知ですが、それでも十分に楽しめる作品です。それにしても柚月裕子。上手いなぁ。

  •  大好きな柚月さんの新刊。
     今話題の将棋界を舞台にした作品。元・奨励会でプロの棋士を志していた刑事・佐野とベテラン刑事・石破のコンビが、埼玉の山中で発見された白骨化した遺体と一緒に発見された名匠・初代菊水月作の錦旗島黄楊根杢盛り上げ駒、7つの所在を確認していく内に、世間をにぎわしている異色の棋士・上条桂介に行き着く。
     この上条の人生が平行して描かれているが、人の出会いとは・・・と考えさせられた。
     私はラストの終わり方が好きだ。

  • 読み応えがあった。昭和の香りがした。

  • 日で読んだ。さいたま市天木山山中で発見された白骨死体。唯一残された手がかりは初代菊水月作の名駒のみ。駒の持ち主を追う二人の刑事。天才棋士の過去。「蟻の菜園」頭をよぎったwクズで最低な父親。少年を救おうとする先生。ミステリーよりも濃厚な人間模様が面白かった! 将棋の知識は全くなく対局のシーンは流し読み。それでも緊張感が伝わる文章スゴイ!!壊れて行く桂介のラスト切ない(இдஇ; )余韻たっぷり

  • 将棋ブームでもあり面白かった。
    指し手だけ書いてあるんだけど、駒の配置図(?)なども載せてくれたら分かりやすかったと思う。

全38件中 1 - 10件を表示

盤上の向日葵に関連する談話室の質問

盤上の向日葵を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

盤上の向日葵を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

盤上の向日葵のKindle版

ツイートする