南蛮史料の発見―よみがえる信長時代 (中公新書 51)

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著者 : 松田毅一
  • 中央公論新社 (1964年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121000514

南蛮史料の発見―よみがえる信長時代 (中公新書 51)の感想・レビュー・書評

  • ●構成
    秘められていた文書:序にかえて
    最初の日本情報:一五六四~五二年
    信長抬頭期の現実:一五五六~六九年
    対立抗争するばてれん:一五七〇~七六年
    宇留岸さまのプラン:一五七七~七八年
    信長時代の最後:一五七九~八二年
    ヴァリニャーノ『日本要録』
    --
     歴史史料は、それ自体が長い年月を経て現代に存在しているものであり、適切な保管がなされていない場合は散逸、消失、破損、破壊を受けることが少なくない。存在していること自体が史料の価値であり、それなくしては歴史研究が困難になる。
     本書の著者は、ポルトガルに蔵されていた日本の屏風の下張りや鎧の詰め物とされていた日本語の文書を発見し、それが信長時代のイエズス会布教者による報告書の一部など、未発見の史料であることを明らかにする。こうした発見自体が稀なことであり、この貴重な体験を詳述している。
     続けて、本書では信長期の日本におけるイエズス会の動向や、信長やキリシタン大名をはじめとした日本国内の反応を記す。イエズス会がどのような方針でキリスト教の布教を行っていたのか、その際の困難、イエズス会内での互いの思惑など、ザビエル、フロイス、ヴァリニャーノを中心に明らかにする。また巻末には、ヴァリニャーノ『日本要録』の抜粋を掲載する。
     信長とイエズス会がどのように関わりあっていたのかが分かりやすくまとめられており、南蛮キリシタン史の入門として良い本であるが、新刊書としては入手困難であり古書店や図書館で探したほうがよい。

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