フィレンツェ―初期ルネサンス美術の運命 (中公新書 (118))

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著者 : 高階秀爾
  • 中央公論新社 (1966年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121001184

フィレンツェ―初期ルネサンス美術の運命 (中公新書 (118))の感想・レビュー・書評

  • フィレンツェの芸術、栄光と挫折。
    塩野さんの著作と併せて読むと面白いかも、です。

  • ブロローグ 黄金時代
    政治的危機
    新しい芸術の誕生
    フィレンツェ芸術の栄光
    芸術とユマニスム

  • (1974.06.30読了)(1974.02.06購入)
    副題「初期ルネサンス美術の運命」
    *解説目録より*
    「アテーナイとともに、あらゆる美と真実の母であるフィレンツェ、フィレンツェこそはアテーナイ以後、人間精神に最大の貢献をなした都市である」(ルナン)。ブルネルスキ、ドナテルロ、マサッチオ等々、相次ぐ巨匠の排出によって、十五世紀のフィレンツェは美術の黄金時代を迎えていた。しかし世紀の変わり目にいたって、レオナルド、ポライウォーロ、ベロッキオ等の優れた芸術家の芽を育てながら、ついにその成果を実らせることなく衰退に向かい、盛期ルネサンスの栄光をローマにゆずる。このフィレンツェ美術の実相を究明し、芸術の運命について考える。

  • メディチ家~
    社会的背景がかかれている
    絵画より建築などの記述が多い

  • フィレンツェの栄光時代、ルネッサンスの栄光と転落について書かれた本。

    この本に書かれているけど、ドナテロの進んだ芸術は、当時のフィレンツェ市民には受け入れられなかったらしい。当時は評価されたのは、現代においてドナテロより評価の低い芸術家であった。

    芸術って、発表した時に賞賛されなくても、後から評価される場合があるから、どう考えていいか分からなくなる。

    うーん。

  • “高階漬け”になっている昨今の私。

    本書は大衆受けしない、渋めのテーマ「フィレンツェ」について、光と闇を織り交ぜながら、綴っています。

    特に私は芸術家よりも、メディチ家やサヴォナローラなど周辺の人物の記述に興味が尽きません。

    ・現実的な事物にひそむ詩情
    ・神学と哲学の融合
    ・民主的社会では、抜きんでた才能は疎まれる
    などの指摘(引用)は、きわめて的確で、今の日本社会に通じるものを感じます。

  • 初期ルネサンスの萌芽の地であるフィレンツェについて、都市の制度面や中世から引き継いだ文化面を背景にルネサンス芸術が創出される過程を描く。主として建築・絵画・彫刻などの芸術作品が本書の主題であり、思想・哲学方面、人文主義、あるいは宗教面での変化などは軽く触れられるに過ぎない。換言すれば、本書ではフィレンツェを代表する初期ルネサンス芸術家についての概要をつかむことが出来る。

    ルネサンスという時代が中世から明確に切り替わったいわゆる断絶史観ではなく、緩やかに中世ゴシックの内容を包含しつつも新しい様式へと移行してゆく時期のフィレンツェ美術を描き、やがて舞台は北方・西方に移りフィレンツェがルネサンス芸術の舞台としては衰退してゆくまでの過程を通観する。

  • これを読んでから文化史の授業を受けたら、楽しかったです。
    いつの時代も、芸術家って難しいなぁ。と。
    写真が白黒なのは、仕方ないけれど残念ですね。

    私、お墓が好きみたい。ポルトガル枢機卿の墓が一番気になります☆

  • (この本でなくても、なにかこの著者の本が読んでみたい。)

  • ルネサンスというのは美術だけの話でも、建築だけの話でも、思想だけの話でもなくて、総合的な変化だったとわかりました。そして当時画家であっても建築を担当したりってこともあったんですね。様々なスキルが分業になるのもルネサンス。そこでその技がひとつの特殊技術として認められるようになったのもルネサンス。ある意味、美術はここから始まったとも言えるんでしょう。
    …と理解しました。

  • 西洋建築史の授業のために読んだ。高階先生の文章はいつものように、内容はしっかりとあるのにわかり易く、読むことが喜びである。

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フィレンツェ―初期ルネサンス美術の運命 (中公新書 (118))の作品紹介

参考文献: 208-214p

フィレンツェ―初期ルネサンス美術の運命 (中公新書 (118))はこんな本です

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