- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121001368
感想・レビュー・書評
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ビジネス書にこういった類のものは多いイメージがあるけど、手にしたのはこれが初めてだった。だから他の著作と比較することはできない。でもこんなにも丁寧に、筆者が推す手法が生まれた背景・その詳細な内容・多面的な効能・多角的な問題・他の手法との関係・展望などを記してあるものとは思わなかった。ほかのビジネス的実用書もそうなのかなあ。
著者自身の文章が、まさしくこのKJ法AB型を経て整理された上に書かれているという感じで、メタ的にこの手法の効果が見えてくるようでとても面白い。そういえばまさに本文中で、文章の書き方についての心得も解説してあるんだけど、それにくらべて自分の文章のいかに雑然としていることか…と反省した。それ以外にも、細かなポイントでふれてある解説にいちいち感心させられる。
このKJ法自体が、累積効果によって個人レベルで、あるいは理論レベルで高められていくべき未完成品として紹介されているようで、そういわれてしまうと批判のしようもない点がズルい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
発想法の説明と応用方法。
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KJ法は万能だ! 臨床心理学的な意味しか知らなかったが、そんなもんじゃないね。なんでも使えそうなので、わくわくします。この方法なら網羅するよ。
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KJ法について勉強しようと思い購入
タイトルどおりに「発想法」について川喜田先生のいろいろなお話がのってます。その1つでありコアな部分がKJ法と呼ばれるものですがこの1冊でKJ法はマスターはできません。ちゃんと習得が必要と書いてあります。
習得はできませんでしたがKJ法は有用だと思います。
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仕事だけじゃなくてちょっとしたことにもKJ法ってやつは役に立つ
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★読む目的
新しい発想法を身につける!
★読書レベル
シントピカル読書
★メインブランチ
『はじめとおわりに』 『野外科学』 『KJ法』 『応用と効果』
★INPUT
・3つの科学:?書斎(過去の情報に依存。頭の中の推論を重点おく)?実験(本当か
どうか試す。実践的性格を持ち、仮説・検証的)?野外(?と共通する点がある。
しかし、観察・実験する場所が野外で、その辺がぜんぜん違う)
・1巡の流れ:A→B→C→D→E→F→G→H(Aで問題提起。A→B情報探索。B→C
観察され記録。C→D集めた情報をまとめる。D→E推論展開。E→F推論の実験計画
作成。F→G実際に観察・記録。G→H仮説検証。H結論に到着。
・書斎科学はA→D→E→H。実験科学はA→D→E→F→G→H。野外科学はA→B→
C→D
・KJ法:データをカードに記入し、カードをグループごとにまとめるそして図解し、論文等
にまとめる
・パート法:全体を構成する各作業、相互依存関係をネットワーク図化する。そして、
クリティカルパスを明らかにする
★ウガンダの感想
頭の中のモヤモヤやまとまらない問題抱えていると、精神衛生上よくありません。
5感をフルに活用し、いろんなところにも出かけてみましょう!きっと思わぬヒントが目に
飛び込んでくるはず!!
★一言で言うなら
『実際に図を描くべし!』
★OUTPUT
・複数人で行う計画方法を実行してみる:?ブレーンストーミングで情報、アイデアを
集積?KJ法で構造計画創る?パート法で手順の計画を展開
・情報探索は360°から
・問題解決A→B→C→Dこれがうまくいかないと挫折すること理解
・狭義のKJ法はC→Dである
・可能な限り野外で観察し、複数・多様なデータを語らしめる。そしてまとめる。
★BookCrossingしたい度
『★★★☆☆』
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アイデアを構造化してまとめ上げる方法として有名な「KJ法」.本書は,著者が考案したこのKJ法が,新書サイズでコンパクトに解説されているロングセラー.
論文や報告書などを書いたり,企画を練り上げたりする上では,素材の収集・選別と,その構造化が不可欠な作業となる(これをやずして,良いものはなかなか出来ない).構造化は,よほどの才能に恵まれた人でない限り容易なことではないので,通常は知力を集中して,意識的に行う必要がある.それには力任せの努力だけでなく,テクニックも必要となる.本書に書かれた「KJ法」は,そういった構造化のテクニックそのものとして,あるいは自分なりのテクニックを築く上での有用なヒントとして,役に立つ(もっとも著者によれば、中途半端な我流はよくないそうなのだが…)。
こういった「考える技術」みたいなものには欧米産が多いイメージがあったが,日本の文化人類学者である著者の発案が,こうして永く読み継がれロングセラーとなっていることに,頼もしさや喜ばしさも感じる. -
2008.3/21-
勉強のために。 -
KJ法について、同手法の創始者、川喜田二郎が書いた本です。
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たまたま、実際にこのKJ法を使うことがあったんで
読んでみようかと思って読んだ本。
やった後に読んだんで、復習みたいな感じでした。
アメリカと日本の区別をつけてるのが印象的。
現代でも当てはまるのでしょうかねぇ。
何が驚きってこれ、父親が発売当初に買ってました。
当時の値段、200円也。新書が200円!
【註:もちろんインフレとかそういうの分かってますよ。】