中国列女伝―三千年の歴史のなかで (中公新書 166)

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著者 : 村松暎
  • 中央公論新社 (1968年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121001665

中国列女伝―三千年の歴史のなかで (中公新書 166)の感想・レビュー・書評

  •  中国は世界でも名高い男尊女卑の国なのだそうである。礼を重んじる儒教の国だから男女平等かと思えば、儒教自体が女性の価値を認めていないらしい。
     婦人には「三従の義」というのがあるそうだ。
    「イマダ嫁サザレバ父ニ従イ
     スデニ嫁シテハ夫ニ従イ
     夫死スレバ子ニ従ウ」
    という。また、妻を離別できる条件で「七去」というのがある。
     1.父母に順ならず
     2.無子
     3.淫
     4.妬(本字は[女]+[戸])
     5.悪疾
     6.多言
     7.窃盗
    とされている。
     女は卑しいと同時に弱いことが美徳とされる。女性の心得を説いた書物には
    「男ハ強キヲモッテ貴シトナシ
     女ハ弱キヲモッテ美トナス」
    と言っている。このような国で歴史に名を残した女性はいったいどのような人物であったのだろうか。そんな女性たちを「烈女」として7章に分けて整理したのが本書であろう。
     第一章「貞婦」、第二章「孝女」、第三章「妬婦」まではあまり知られていないであろう女性たちを取り上げていたので、私には新鮮に受けとめられた。第四~第七章は良く知られた人物や小説の主人公の話なので、「またこの人たちか」という気にもなったが、分類すれば当然出てこなければならない人物たちだ。呂后や則天武后、西太后は女傑として整理されている。

  • 歴史の中の中国女性、を知りたくていちばん最初に読んだ本。
    予備知識ほとんどゼロで読んだのでなかなか辛かった。
    文章はとても学術的だけど、専門書(というのだろうか)と考えれば読みやすい1冊だとは思う。

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    [ 参考となる書評 ]

  •  「三千年の歴史のなかで」というサブタイトルをもつ。儒教の国で女性は「名だたる男尊女卑の弱くも烈しい女の生き方さまざま」と帯にある。

     暫く前に読んで積んであった。貞婦・孝女・妬婦が項目として立てられ、その領域で生きた女性が紹介される。
     王の女性といえば、西太后・武則天・呂后らが知られるが、そこのところは伝記的に記載している。

     男尊女卑の国とはいわれながら、不利な条件下で力一杯生き抜いた女性が、紹介されている。

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