徳川慶喜: 将軍家の明治維新 (中公新書 397)

著者 : 松浦玲

• 中央公論新社 (1975年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[コロちゃんさんの感想 · 2017年7月18日]

本書は画像がない。松浦玲著「徳川慶喜」である。
1975年発行、増補版でも1995年発行の古い本であるが、幕末を扱った数多くの本の中でも最高の本かもしれないと思えた。
単に「歴史的事実」を追いかけるのみならず「政治」を解きほぐしている。わかりにくい幕末の「政治的風景」がカラーでリアルに見えるように思えた。
松浦玲氏は勝海舟の専門家と聞いていたが著作はどれも興味深い。この時代第１級の歴史家であると高く評価したい。

2017年7月読了。