ミュンヘンの小学生: 娘が学んだシュタイナー学校 (中公新書 416)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121004161

感想・レビュー・書評

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  • シュタイナー教育ののびのびとしたカリキュラムは、単純に羨ましいと思った
    しかし私が大ベテランの教員から教わった考え方、やり方にとてもよくにていた
    日本は日本のカリキュラムであると言われればその通りだけれど、やり方で子どもを伸ばせることは間違いない
    その方法のひとつとして、シュタイナーの取り入れられるべきところは参考にしていきたい

  • 子供の発育段階を七年ごとの周期にわけ、小中高一貫で芸術を中心とした学習を旨とするシュタイナー学校の教育に触れられる一冊。

    シュタイナー教育以外にも、著者の娘さんフミちゃんの通学や、お友達とその家族のふれあいを通じてミュンヘンやミュンヘンに暮らす人たちの気質を感じられるのもイイ。

    著者ご夫婦ともに研究職の一環として渡航されたミュンヘン。そしてその赴任先で戸惑いつつも徐々に環境をモノにしていくフミちゃんの、家族の冒険が愛しい。

    フミちゃんはどんな大人になられたんだろうか。

  • えぇ〜。この本も、まだ私
    登録してなかったんだ〜☆うわぁ

    日本の多くのお母さん、教育者たちが
    これをきっかけにシュタイナーに目覚めちゃった本!

    学者である子安さんが
    一人の母親としてある様子も伺えて
    何だか嬉しい。

  • 2015.8.7読了。ベストセラーになったのが頷ける良書。「教育は芸術である」「教師は人生の芸術家でなければならない」という思想と、その独創的な実践であるシュタイナー教育は、非常に魅力的だ。「読む」より先に「書く」ことを重視、それも7歳以前に始めるべきではない、という主張は、充分に説得力があると感じた。

    「戦争や窮乏が人間をよくすることはありえない。だが、経済の高度成長や、富もまた人間をよくしえない。道徳的なお題目は、どこからくるものであっても、けっして人間をよくしない」
    なかなか含蓄のあることば。

  • 1965年の本とは思えない良書。
    私の本棚の中で、購入が一番古いほんかな。
    購入に至った経緯にとても思い入れのある本でもあり、
    えらくひさしぶり、約10年ぶりに読み返しましたが、何度読んでも好き。
    文章もすいすいはいるし、教育法としても私のなかでは理想、
    何もかもがツボ。
    好きな本ベスト5にはいります。

    新しい場所で、一家が少しずつ地に根をおろしていく様がとても愛おしい。
    人生って、教育って素晴らしい。
    これを読んで、気持ち新たに毎日を過ごします。

  •  教師は人生の芸術家でなければならない。

     著者は、
     「ミュンヘンの中学校」
     「シュタイナー教育を考える」
     「私とシュタイナー教育」
     「エンデと語る」
     「モモを読む」
     「幸福の法則」
     を書いている。登場する娘とは、

     「菜多沙」
     を共著とのこと。また、娘は、
     「私のミュンヘン日記」
     を書いているとのこと。

     訳書として
     「ミヒャエルエンデ」
     「ハーメルンの紙の舞踏」
     「シュタイナーの学校、銀行、病院、農場」
     がある。

  • シュタイナー教育の具体的な進め方がわかる。

  • ドイツのシュタイナー教育の雰囲気が伝わってくる。
    ハウツー本というよりも読みものとしてサッと読めるのでオススメ。

  • 悩み多き子育て中ずいぶんお世話になった子安先生の著書。そして日本のシュタイナー教育を推進するサークルでの講習会や会誌発行にも微力ながら参加していたことが懐かしい‥。ミュンヘンのシュタイナー学校の、温かく尊厳に満ちた慈愛にあふれた教育!こんな教育を受けたかった‥。生まれ変わったら、この学校に入りたい。心からそう思う。

  • 6歳になる娘と夫妻がドイツに渡り、
    ドイツの教育環境や風習について書かれている新書。

    小学校単位で教育環境があまりに違いすぎるので、
    この国の教育法はどうなっているのだろうと感じた。

    幼少期に受ける教育の重要性がひしひしと伝わっていて、
    古傷に塩を塗られた感じであった。

子安美知子の作品

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