数学受験術指南 (中公新書 607)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121006073

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  • メモ欄も採点対象になるという京都大学の数学試験に携わった著者が、採点時に苦労したエピソードを紹介しつつ、本筋をつかむこととそれを採点者に伝えることのたいせつさについて語っています。

    頑張ればなんとかなるという精神主義をしりぞけ、要領よく受験数学を乗り切るコツについて述べられた本ですが、といって著者の考える「要領」は小手先のテクニックなどではなく、数学の本質にまっすぐにつながっています。

    この本が役に立ったという受験生は、相当の実力者だろうと思います。すくなくとも、『チャート式』などで基本的な問題のパタンをすでに押さえたというひとを対象に、じっさいの受験問題に取り組む際の心構えを説いた本だという気がします。

    むしろ受験を終えたひとに、さんざん苦しめられた受験数学とはいったいなんだったのかを、すこし俯瞰するような場所から見せてくれる本ではないでしょうか。わたくし自身はそのように読みました。

  • 105円購入2004-10-06

  • 「受験は精神より技術で」,軽々と受験を乗り越えるための秘策。採点の内幕から答案の書き方や時間のコントロール,効率のよい問題演習のやり方,受験以前の勉強はどうやるか,さらには数学という学問の特質や大学での数学はどういうものかという考察も受験に役に立たないでもない。この本,高3のときに新刊で買い,軽く興奮しながら読み終え,受験生の間はある意味バイブルのように読みかえした。30数年ぶりに読み直したがまったく古びてない。

  • 30年以上前の受験時代に読んだが、今読んでも面白い!今年浪人が確定した娘にも勧めた。

  • 人生の指南書でもあります。

  • 面白くない。記述が適当すぎる

  • 学生時代に読んだ本。学生だけでなく、「ティー・ラウンジ」はお勧め。

  • ササッと流し読みした。
    自分が受験生で無いから気軽に読めたが、もし受験時代の自分が読んだらどうなっただろうか、とも考えたが、自分の性格ではどうともならなかったのかもしれない。
    共感できる部分もあるが、本書にも書いてある通り受験方法は人それぞれだから、ほどほどに消化した。
    世の中にはいろいろな方法があることを知って肩の荷が下りる、という効用は期待できるかもしれない。

  • この本も高校時代読んだ中で印象深い本。

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著者プロフィール

1928年東京生まれ。数学者。東京大学数学科を卒業。京都大学教養部で教鞭を執り、民間の数学教育運動にも参画した。京都大学名誉教授。数学科関係の主な著書として『数学の歴史』(講談社学術文庫)、『微積分の意味』(日本評論社)、エッセイ・自伝に『まちがったっていいじゃないか』(ちくま文庫)『自由を生きる』(東京新聞出版局)ほか多数。2010年7月逝去。

「2021年 『悩んでなんぼの青春よ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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