理科系の作文技術 (中公新書 (624))

  • 3837人登録
  • 3.81評価
    • (249)
    • (285)
    • (346)
    • (27)
    • (9)
  • 330レビュー
著者 : 木下是雄
  • 中央公論新社 (1981年9月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121006240

理科系の作文技術 (中公新書 (624))の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • ブクログ仲間さんのレビューを拝見して読んでみました。

    文章を書くことを指導するための文章を書く、というのは想像するだけで難しそうなのに、著者の筋道立った筆の運びはとても整っており、見習わねばならぬことばかりでした。
    指導の内容を本文の中でしっかりと実践されていて、著者のきめこまやかな配慮とライティングに対する静かな情熱が感じられます。
    全体の構成、段落や文の作り方、記号や単位の使い方まで、明解かつ簡潔に論文を書くための基本を学ぶことができました。

    最近はイラストや大きな文字で論文やレポートの書き方を解説している本も増えていますが、学生さんにはぜひ本書も薦めたいと思います。

  • 大学生なら必ず一度は勧められるであろう、作文技術の名著。
    本書が教えるのは、画期的な文章術というよりは、作文のごく基本的な心得のようなものだ。
    この本を読んでいて感じるのは、著者の木下是雄先生がめちゃくちゃすごい人だということ。本の中で教える心得を、徹底的に実践しているのがひしひしと伝わってくる。
    本書で理想とされる、簡潔・明快で、誤解の余地を与えず、読みやすい文。流れがすっと頭に入ってくる章立て。本書それ自体が、こうしたことの最大のお手本になっている。そこがこの本のすごいところだと思う。
    作文技術を教える本を書くという行為には、自分が書いたことを完璧に実践してみせることが求められる。ここに生まれる緊張感と、それをやってのける手腕の見事さ。こうしたものを本書を読むことで感じることができる。実用書としてすぐれているだけでなく、魅力的な読書経験を与えてくれる本。

  • 「理科系」とあるだけあって例文が理科系のものが多く、読むのに疲れたが、理科系に限らず一般的な文章論として通用する本だと感じた。

    印象に残ったのは「逆茂木型」文章を極力書かないようにというところ。
    日本語は欧米語と違い修飾語が被修飾語の前に来るため、修飾語が長くなると分かりづらくなるので注意する必要があるといった意味合いのようであった。

    あと月並みであるが「事実」と「意見」を明確に区別するというところも改めて認識させれたれた部分であった。

  • 日本語の文章でよく見られる「であろう」や「といってもよいかと思われる」は英訳されないそうです。そもそも、事実と自己の見解を明確に示すべき理科系の文章に、そのような曖昧な表現は必要ありません。ただし、特許の明細書では少し勝手が違うようです。

    少しでも広い権利範囲を獲得すべく、構成要素の表現などにおいて機能的に記載されることがあります。また、「本実施例では…を用いたが、…でもよい」などの記載をよく見かけます。後者の記載はいいとして、問題は前者の記載です。広く権利を取りたい気持ちはわかりますが、その機能を有する構成要素をすべてカバーして何の意味があるのでしょうか。また、その機能を有する物が現実として使用される場合、数種類に限られるのではないでしょうか。機能的記載は、不明確として拒絶されるのが関の山です。

    機能的記載は対象製品が明確でない特許によく見られます。企業人なら、製品と結びつけて(売り上げに貢献)なんぼです。知財人として、常に製品と結びついた明細書の作成に臨みたいと思います。

  • 論文で伝わるように書く日本語とは、どのようなものであるべきか、
    そういったことをまとめている本。
    理系論文に求められることは、小説などに求められることとも
    違うので、どういった書き方をするのがいいか、を根拠を持って
    勉強できる点がいい。
    日本語で理系文章を書くときには必須の視点である。

  • ライティングの古典。学部時代に読んだときにはあまり理解できなかった思い出がある。今,読んでみると内容は簡潔で,「大事なことを先に書け」がメインテーマかなと思う。~と思うなどの語末の表現に関連して英語圏文化と日本の文化の違いにも言及している。

  • ずっと気になっていたので読んでみました。

    > 「私がこの書物の読者と想定するのは、ひろい意味での理科系の、わかい研究者・技術者と学生諸君だ。これらの人たちが仕事でものを書くとき――学生ならば勉学のためにものを書くとき――に役立つような表現技術のテキストを提供したい」。

    序章で著者がこう述べているように、本書は主に理系層がターゲットとなっています。
    しかし、実際に読んでみると、文書を書くすべての人におすすめできる内容になっています。

  • 文系が読んでも素晴らしい。

  • 書くことに慣れていない人は、誰が読むのかを考えずに書きはじめるきらいがある。

  • 職場の方のオススメ。図書館で常に借りられているので未だ読めず。そんなにも良書なのか。やっぱ買うか…

全330件中 1 - 10件を表示

木下是雄の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
フランツ・カフカ
東野 圭吾
マーク・ピーター...
ブライアン カー...
三島 由紀夫
ジェイムズ・P・...
有効な右矢印 無効な右矢印

理科系の作文技術 (中公新書 (624))に関連する談話室の質問

理科系の作文技術 (中公新書 (624))に関連するまとめ

理科系の作文技術 (中公新書 (624))はこんな本です

理科系の作文技術 (中公新書 (624))のKindle版

ツイートする