星の王子さまの世界―読み方くらべへの招待 (中公新書 (638))

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著者 : 塚崎幹夫
  • 中央公論新社 (1982年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121006387

星の王子さまの世界―読み方くらべへの招待 (中公新書 (638))の感想・レビュー・書評

  • 「星の王子さま」が書かれた時期の背景と先行研究を踏まえての論。
    出て来る数字などにこだわるのは必ずしも良いとは限らないと思うけれど、論の根拠なども丁寧に書かれていてわかりやすかった。

  • サン=テグジュペリの『星の王子さま』に込められた意味の解釈を試みた本です。

    著者は、『星の王子さま』は子どものための童話ではなく、サン=テグジュペリの向き合っていた現実への批判を試みた寓話として読み解こうとしています。また、友人のレオン・ウェルトや妻のコンスエロに対するサン=テグジュペリの思いがそこには込められていると主張しています。

    物語の寓意をファシズムに対する批判と解釈する見方が示されており、確かにそうした解釈も可能だとは思いますが、『星の王子さま』の物語世界を狭くしてしまっているのではないかとも感じます。

  • 作者が本を通して伝えたいことってかなり奥の奥に隠れていて、見つけ出そうとしない限り表層的なものしか見つけられない。 星の王子さまは、子供の気持ちに戻ろう!っていうメッセージ性だけだと思ったら大間違い。

  • 請求記号:953.7サ
    資料番号:010767804

  • 星の王子さまの世界

    この星の王子さまについて諸説あることは知っていた。素直に読めば児童書であることは間違いなく、切ないお話で終わる。

    ところが著者サン=テグジュペリの生きた背景と照らし合わすことで大人の、そして、これから生きていく子供たちへのメッセージが込められていると言うことである。

    なるほどこんな読み方もあるものかと、読み進めていくうちに単なる読み物として好きだった「星の王子さま」が違った角度からも大きな興味がわいてくる。

    更に後半には、本書著者の読書感とでも言うべき教えが説かれており、星の王子さまばかりでなく、どんな本を読むにも著者のように本と向き合うことで本から得られる知識や想像力は大きなものとなるよう感じた。

    星の王子さまを読んだことのある方はもちろんのこと、星の王子さまを取り上げた別の解説書を既に読まれたという方も本書で違いを吟味してみるのも面白いと思う。

  • [ 内容 ]
    すぐれた作品はその滋味を読者にくみつくされることを望んでいる。
    それをより深く楽しむ読書の一つの濃密なケースとして、サン=テグジュペリの有名な「童話」を読む。
    そこに書かれていることを、何よりもまず読者のめいめいが自身の感性によって、文脈にそって総てにこだわりながら読みとり、その全体の構造が意味することを繰り返し問いつづけていくとき、「童話」としての既成のイメージを超えた、感動的な世界が見えてくる。

    [ 目次 ]
    プロローグ
    『星の王子さま』に会う
    『星の王子さま』を楽しむ
    読み方くらべへの招待
    エピローグ

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • そーなの?どーなの?そーなのかも?
    納得できないところもあるけど、腑に落ちるところもあって興味深いです。もっかい読みなおそーっと。

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