豊かなイギリス人 (中公新書 719)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121007193

感想・レビュー・書評

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  • 90円購入2012-01-09

  • 新書文庫

  • イギリスについて知りたくて手に取りました。
    黒岩徹さんは2冊目。
    『ハリー・ポッターの生まれた国』を前に読んだのですが、それよりは社会的な側面に目を向けた一冊だったように思います。
    知らなかったことがたくさんあって、興味深い一冊でした。
    お葬式の話は本当にびっくり。そんなにクールなものなの?と。
    「西洋人」とまとめがちだったのですが、そうでもないみたいです。
    それぞれの国民性があるんだなあと改めて感じました。
    サッチャー首相やスコットランドについても知ることができ、いろんな情報がコンパクトにまとめられていて、イギリスを知るうえで、いい一冊であったように感じました。

  • 「イギリスは変わり者が多い」
    とは、何かで読んだ一節。
    イギリスは変わった趣味、服装、趣向の人がいても、
    それを受け入れるおおらかさがある国だと聞いたことがあります。

    だから、キャリル・チャーチルのような独創的な劇作家も生まれるのでしょうか。

    競争の「ヒジ社会」ではなく、
    イギリスは並んで待てる「列社会」。
    北京五輪で、ひと時中国がクローズアップされました。
    まさに中国は「ヒジ社会」。
    電車もバスも我先にと乗り降り口に群がります。
    五輪開催に向け、政府主導でマナー改善が図られ、
    「列社会」化に五輪期間中は成功したようです。

    しかし、それも過去の話、
    北京はもう「ヒジ社会」にもどっているそうです。
    長く培った国民性はそう簡単に変わりません。

    日本はどうなんでしょう?

    イギリスに行ったことがありますが、
    犯罪も少なく、夜もゆっくり出歩けます。
    町の隅々に「便利さ」が行き届き、
    「日本ににてるな」という印象でした。

    今は日本も変わった趣味でもおおっぴらに言える時代。
    アキバのオタク文化もそんな一例です。

    「ゆとりを持ってもっと楽にいきましょう」。
    この本を読んでの率直な感想です。

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