沖縄の歴史と文化 (中公新書)

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著者 : 外間守善
  • 中央公論社 (1986年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121007995

沖縄の歴史と文化 (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • 自画自賛にも程がある。でも私はうちなぁんちゅ。客観的事実を私は知りたい。

  • タイトルの通り,沖縄の歴史と文化について体系的に述べられている。伊波普猷の『古琉球』や柳田國男の『海上の道』をあまりよく理解できていなかったので,その前提となる知識を得られてよかった。沖縄という地域の独自性は,交流のあったあらゆる文化圏の産物がたまたま沖縄という土地で化学反応を起こした結果である,という筆者の冷静な分析には頭が下がる思いがした。

  • 太平洋文化圏の中で沖縄の歴史と文化を捉える。日本的なものと大陸文化、南方文化を取り入れ沖縄的なものへと練り上げながら発展してきた沖縄独自の歴史と文化に触れることができます。また、一口に沖縄といっても、本島と八重山地方、宮古地方では方言を筆頭にそれぞれ全く異なる文化を有しているという事実を理解することができます。

  • 沖縄の歴史を太平洋または東アジアの諸列島という視点で捉えている。

    文化の北上説と南下説の両方を紹介し、酒、染織、陶芸の3つの具体例を示している。
    古代史が弱いという指摘があるとすれば、それは文献に比例しているという視点で見れば過不足ない。

    文献のない事項と、文献のある事項とを、あたかも同一の価値かのように説くような、通史は素人受けしても、価値があるかどうかとは別の次元ではないだろうか。

    日本史の一部として沖縄の歴史を説こうとする傾向に対して、明確な課題を提供していないかもしれない。それは、日本語で日本において歴史を記述しているためかもしれない。

    本土自体が混合文化であるのに、沖縄はさらに強烈な中国と日本とアメリカの支配にさらされ、より混合文化の度合いが高いのかもしれない。

    その意味では、古い日本の歴史の刻印を持っている以上に、東アジアの辺境らしい文化を持っているといえるかもしれない。

    なるべくわかる範囲内の諸説を列記しながらも、確実な筋を導こうとしている姿勢がわかる。

  • 最小限は、知ろうと思った。

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沖縄の歴史と文化 (中公新書)の作品紹介

沖縄は地理的に遠く、日本本土の趣きの異なる歴史と文化をもっているため、歴史を区切る概念も、文化を貫く美意識も、それらを表現する言語も、すべて本土的な尺度でははかれない。本書は、単に日本列島の一島嶼群として捉えるのではなく、広く太平洋文化圏の中に位置づけ、日本人および日本文化のルーツの1つともいうべき沖縄の歴史と文化を、諸分野の研究成果を取り入れながら紹介する、沖縄の実相を識るための入門書である。

沖縄の歴史と文化 (中公新書)はこんな本です

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