サルトルの晩年 (中公新書 872)

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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121008725

作品紹介・あらすじ

戦後のヨーロッパの「思想の君主」として世界的影響をもったサルトルの晩年は痛切であった。自らの失明、老衰に加え、政治は保守化し、左翼の破局は明らかであった。この状況下でサルトルがを語ったとき、それは彼の生涯のラディカリスムを否定するものなのか、新しい思想的展開なのか、人々は判断に苦しんだ。サルトルに何が起こったのか、未完の大作フローベール論を手がかりに、サルトル最晩年の心境に迫る。

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著者プロフィール

1944年生まれ. 東京大学フランス文学科卒業. 同大学院に入学後, 1969-72年, フランス政府給費留学生として, パリの高等師範学校およびソルボンヌ大学に留学. 1978-80年, フランス国立東洋語学校講師. 2007-09年, パリ・日本館館長. 現在, 東京外国語大学名誉教授. 著作に『評伝アルベール・カミュ』(白水社, 76), 『サルトルの晩年』(中公新書, 88), 『ミラン・クンデラの思想』(平凡社, 98)『激情と神秘──ルネ・シャールの詩と思想』(岩波書店, 2006)ほかがある.

「2018年 『カミュの言葉 光と愛と反抗と』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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