香辛料の民族学: カレーの木とワサビの木 (中公新書 882)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121008824

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    日本にワサビ、サンショウあればインドにカルダモンあり、フィリピンにショウガあればタイにはコブミカンあり。
    各国各民族それぞれに、食生活の重要な一角を担う植物がある。
    調理、染色、着香はもちろん、虫除け、入浴剤、装飾と用途はさらに広がる。
    ギリシア人の贅沢の再現から薬用資源としての可能性まで、植物成分の利用法を科学的に検証しつつ、生活に密着した香草薬草の世界を、熱帯アジアを中心に体験的につづる。

    [ 目次 ]
    葷菜の魅力―ニンニクとタマネギ
    辛さの系譜―マスタードとワサビ
    匂いづけさまざま―桜餅とレモングラス
    着色も染色も―ライス・コーヒーとサフラン
    燃える辛さ―トウガラシとココアのバラ
    刺激を求めて―コショウとキンマ
    芳香と辛味と―ショウガとカルダモン
    木の葉の利用法―カレーの木とワサビの木
    酸味野菜のはたらき―ライムとトマト
    香りを食べる人たち―ハーブオムレツとオルガノ

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著者プロフィール

1932年、東京都生まれ。東京大学農学部農芸化学科を卒業。66年から84年までフィリピンに住み、熱帯の食用植物の調査に従事。2001年、大同生命地域研究特別賞受賞。著書に『香辛料の民族学――カレーの木とワサビの木』(中公新書)、『カレーなる物語』(ちくまプリマーブックス)、『からだにやさしい野菜物語』(幻冬舎文庫)ほか多数。

「2018年 『マメな豆の話 世界の豆食文化をたずねて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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