敗者の維新史: 会津藩士荒川勝茂の日記 (中公新書 967)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121009678

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  • [ 内容 ]
    朝敵とされた会津の人々の上に、戦火の嵐は否応なく襲いかかった。
    その中で、荒川勝茂は勇猛を誇る佐川官兵衛隊にあって血槍を振るい、戦争の惨劇を身をもって体験した。
    戦後は新潟での謹慎、さらには慈しむ家族とともに、下北の苛酷な暮しを強いられる。
    迎えた新生日本も、勝茂一家を窮乏と苦悩から解き放つことはなかった。
    しかし、勝茂は会津武士の矜持を捨てず、試練に耐えた。
    彼は履歴書に記す。
    “罰かつて受けし事なし”と。

    [ 目次 ]
    1 京都守護職
    2 戊辰戦争
    3 血の海
    4 無念の白旗
    5 越後高田での謹慎
    6 会津藩再興
    7 苦闘する斗南藩
    8 故郷での再起
    9 怒りと悲しみ

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著者プロフィール

星 亮一(ほしりょういち)1935(昭和10)年仙台市生まれ。高校時代を岩手県で過ごす。一関一高、東北大学文学部国史学科卒。福島民報記者を経て福島中央テレビに入りプロデューサーとして歴史ドキュメンタリー番組を制作。著書に『会津藩燃ゆ【令和新版】』『天才渋沢栄一』『奥羽越列藩同盟』『武士道の英雄 河井継之助』『斗南藩』『呪われた戊辰戦争』など多数あり。また20年余に渡り戊辰戦争研究会を主宰している。

「2021年 『星座の人 山川健次郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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