古代アレクサンドリア図書館―よみがえる知の宝庫 (中公新書)

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制作 : 松本 慎二 
  • 中央公論社 (1991年1月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121010070

古代アレクサンドリア図書館―よみがえる知の宝庫 (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • ギリシアを含め古典文学に通暁していない身からすると、
    「ホメロスは時のはじめからすべての人々の知の根源であった」(プラトン)(p.106) という記述からして、新鮮であった。しかし、全編を通じて、ほぼ未知の分野であり、残念ながら、読後に内容が記憶に残らなかった。

  •  探検家アレクサンダー。大王は好奇心旺盛な武将であった。読書をし学芸に秀で探究心にあふれ実証精神を備えていた。戦争に勝利し広大な領域を征服できたのもそれゆえである。領域を広げるたびに、新たな地域の自然風土や住民の習俗を探検し調査した。その知識がさらに戦争に反映され、その領域はさらに拡大した。大王の精神は、死してなお図書館となって甦る。

  • [ 内容 ]
    紀元前三世紀、エジプトのナイル河口に繁栄した国際都市アレクサンドリアに、世界中の英知を一ヶ所に集めんと建設された古代最大の図書館があった。
    蔵書数五十万冊ともいわれ、研究施設ムーゼイオンからは幾多の著名人を輩出したが、度重なる戦乱と異なる宗教間の争いにまきこまれ、全て灰燼に帰してしまった。
    本書はこの伝説的図書館の辿った歴史的運命を語るとともに、同時代の資料から在りし日の全容に迫ろうとするものである。

    [ 目次 ]
    第1部 背景(探検家アレクサンダー;アレクサンドリア―新時代の首都、多民族・多文化的環境の実験)
    第2部 歴史(ムーゼイオンと図書館;学問の開花)
    第3部 終焉(図書館とムーゼイオンの最期;エピローグ―アレクサンドリアからバグダッドへ)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  •  ただ一欠片の石さえも残っていないアレクサンドリア図書館だけど、近年、再び世界の叡智を一箇所に蓄えんとエジプト政府とユネスコの協力で新アレクサンドリア図書館が建設されたのだそう。本書はその記念すべき事業にあわせて、古代エジプトの国際都市アレクサンドリアに実在したとされる伝説的な図書館について考察した一冊。

     まず、第一章の図書館の創設者であるアレクサンダー大王に関する考察が興味深かった。アリストテレスの教え子であったアレクサンダーが探究心旺盛な性格であった事は知っていたけど、残された資料によれば兵法書、歴史書、劇作、文学、詩学、学術書、紀行文とジャンルを問わず様々な書物を愛した大変な読書家であったらしい。東方遠征の最中も遠征先に関する様々な資料に目を通すとともに、、本国ギリシャで評判の高い、いわゆるベストセラー本を使いに送り届けさせていたのだそう。

     してみれば、歴史的な大征服も大王の好奇心の故だったのかと思う。なぜなら遠征の目的は単なる征服だけでなく、閉ざされた国境を開放して通商や文化の交流を自由にすることにあり、それは今でいうところの電波通信網やインターネットの普及に匹敵するブレークスルーであっただろうからだ。
     様々な断片的資料から図書館の実態に迫った本論も、古代地中海地方で知識や情報が如何に重要視されていたか知る上で意義深い内容だ。

  • <a href="http://www.bk1.co.jp/product/00737671"><B>古代アレクサンドリア図書館</B> よみがえる知の宝庫</a><br>(中公新書 1007)<br> 1991.1<br><br><br>アレキサンドリア自体はエジプトにありますが<br>マケドニアのアレクサンドロス大王の偉業の結果生まれた<br>普遍的な性格を持った知の宝庫…という訳で地中海に分類しました。<br><br>ユネスコのプロジェクトにより2001年夏に<br><a href="http://www.bibalex.org/English/index.aspx">「新アレクサンドリア図書館」</a>が完成しています。<br>こちらも合わせてご覧になってはいかがでしょ?

  •  紀元前三世紀、エジプトのナイル河口に繁栄した国際都市アレクサンドリアに、世界中の英知を一ヶ所に集めんと建設された古代最大の図書館があった。蔵書数五十万冊ともいわれ、研究施設ムーゼイオンからは幾多の著名人を輩出したが、度重なる戦乱と異なる宗教間の争いに巻き込まれ、凡て灰燼に帰してしまった。本書はこの伝説的図書館の辿った歴史的運命を語ると共に、同時代の資料から在りし日の全容に迫ろうとするものである。

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古代アレクサンドリア図書館―よみがえる知の宝庫 (中公新書)の作品紹介

紀元前三世紀、エジプトのナイル河口に繁栄した国際都市アレクサンドリアに、世界中の英知を一ヶ所に集めんと建設された古代最大の図書館があった。蔵書数五十万冊ともいわれ、研究施設ムーゼイオンからは幾多の著名人を輩出したが、度重なる戦乱と異なる宗教間の争いにまきこまれ、全て灰燼に帰してしまった。本書はこの伝説的図書館の辿った歴史的運命を語るとともに、同時代の資料から在りし日の全容に迫ろうとするものである。

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