薬の話 (中公新書 1048)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121010483

感想・レビュー・書評

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  • 薬の歴史について、文学作品なども絡めてわかりやすく解説されています。難しい部分もありますが、いずれも身近な薬についての話なので、興味深く読むことができました。

  • [ 内容 ]
    近代医薬品の開発には、長い年月と莫大な経費、そして数知れぬ研究者たちの労苦の積み重ねが必要とされる。
    その結実は、人類をさまざまな病苦から解放すると同時に“新しい”薬への過信の入り混じった、いわば薬の氾濫の時代を生み出してしまった。
    本書は、ペニシリン、モルヒネ、ビタミンB、インスリン、タカジアスターゼなどの身近な薬品開発のドラマと、効能や副作用のメカニズムを多彩なエピソードを混じえて語り警告する。

    [ 目次 ]
    「薬の神話」について―まえがきにかえる薬へのコメント
    『吾輩は猫である』が書かれた理由 抗潰よう薬
    秘方一粒金丹 モルヒネ
    「B足らん」の時代 ビタミンB1
    薄明のなかの北原白秋 インスリン
    いざ生きめやも 抗結核薬
    みだれ髪の歌人 血圧降下薬
    眠りへの逃避 麻酔薬・催眠薬
    愛の妙薬 催淫薬
    フレミングの神話 ペニシリン
    5分間の戦い 狭心症治療薬
    “薬なんか効くはずがないよ” 精神病治療薬
    メキシコヤムイモの魔法 抗炎症ステロイドとピル

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著者プロフィール

千葉大学名誉教授/元新潟薬科大学学長

「2021年 『医薬品情報学 第5版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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