水戸黄門の食卓: 元禄の食事情 (中公新書 1059)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121010599

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  • 前の副将軍水戸光圀ー日本人なら誰知らぬものもない史実と巷説に縁どられたこの人物の生きた時代は、泰平の世を謳歌する町人文化が華麗繚乱に絢を競ったときであった。なかでも食の世界は象徴的な展開をみせ、その潮流はあらゆる階層の人々を巻き込んでいく。光圀とても例外ではない。起伏に富んだ生涯のなかで、こよなく酒を愛し、味覚へのこだわりさえ感じさせる光圀の日々の暮らしは、近世食文化の黎明を如実に物語っている。(1992年刊)
    ・はじめに
    ・序之章
    ・壱之章
    ・弐之章
    ・参之章
    ・あとがき

    読みやすい文体である。水戸光圀の記録をとおして、元禄時代の食文化がうかがえるが、どんな料理なのかいまいちイメージがわかない。料理の写真があると良かったと思う。

著者プロフィール

1933-2005。東京都生まれ。昭和女子大学短期大学部国文学科卒業後、國學院大学文学部卒業。くらしき作陽大学食文化学部教授を務めた。専門は食文化史。主な著書に『水戸黄門の食卓』(中公新書)、『グルマン福沢諭吉の食卓』(中公文庫)、『近代日本食文化年表』(雄山閣)、『カレーライスの誕生』(講談社学術文庫)などがある。

「2017年 『にっぽん洋食物語大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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