パリからの旅1989~1991: いまヨーロッパは (中公新書 1060)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121010605

作品紹介・あらすじ

1989年から2年間、海外研修という形で2年間のフランス生活を送ることになった著者は、この機会に、93年のヨーロッパ統合を前にしたを、生活レヴェルで見ておこうとする。東欧、シチリア、ポルトガル、テネリフェ島、南仏の田舎を旅し、太陽と風と人々の生活に触れながら確認するヨーロッパの肌ざわり。

感想・レビュー・書評

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  • フランス文学研究者である著者が、1989年から1991年にかけておこなったヨーロッパ旅行での体験を記したエッセイです。

    カナリア諸島のテネリフェ島、ハンガリーとチェコ・スロヴァキア、イタリアのシチリア島、ポルトガル、そしてフランスと旅は続きます。それぞれの地域に生きる人びとの生活と文化を通して、ヨーロッパの内の多様性が見えてくるのがおもしろいと感じました。

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著者プロフィール

1959年、東京大学仏文科卒業、1966年、同大学院博士課程単位取得退学、同年より一橋大学勤務、のち教授。1996年、定年退官、関西学院大学教授。2002年退職。ジャン=ポール・サルトル、フランツ・ファノンなど、左翼抵抗思想の文学を専攻、翻訳し、評論活動をおこなう。また1986年、独身生活を勧めた『シングル・ライフ』がベストセラーとなる。訳書にサルトル『実存主義とは何か』(人文書院)、共訳書に、F.ファノン『地に呪われたる者』(みすず書房)、J・ジュネ『恋する虜』ほか多数。

「2015年 『家の馬鹿息子 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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