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- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121011428
感想・レビュー・書評
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藤田覚『松平定信』(中公新書1142)
最近めきり藤田先生のファンになりつつあります(笑)
今回は寛政の改革を推進した老中首座の松平定信の本です。
前回は芸術面から見た定信だったので今回は政治面、特に老中として活躍していたある意味彼の人生の最高潮のときの本を選んでみました。
この本では定信の行った政策を、社会政策、朝幕関係、対外関係の三つに分けて展開しております。
中でも特に面白かったのは対外関係ですね、今は隣国といろいろと問題があるのであまりネット上ではおおきな事言えませんが…^^;
しかし、鎖国を祖法とした定信本人が消極的開国論者であったというのは、政治の中枢に立つ人間の、いかんともしがたい境遇が窺えますね…
しかし、定信を天女みたいに表現したり、定信の外交政策をハリネズミに喩えたり藤田さんの文章は期待を裏切らずに面白いので大好きです(笑 」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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