忘れられない国会論戦: 再軍備から公害問題まで (中公新書 1206)

著者 : 若宮啓文

• 中央公論新社 (1994年10月1日発売)

作品紹介・あらすじ

自民党一党支配が終わり、日本の政治は混乱期にあるが、国会を舞台にした緊迫感ある政策論争はほとんどみられない。しかし、敗戦後の混乱期からつい昨日まで、憲法と自衛権、経済政策、外交、そして公害等をめぐって政治家たちは熱く激しい論争を重ねてきた。本書は、吉田茂、河野一郎、中曽根康弘、石橋政嗣、河上丈太郎、池田勇人、田中角栄ら個性豊かな政治家たちの生なましい素顔と言葉を再現させ、戦後政治を展望する試みである。

感想・レビュー・書評

[アワヒニビブリオバトルさんの感想 · 2023年5月4日]

100冊ビブリオバトル@オンライン延長戦で紹介された本です。オンライン開催。
2020.08.22〜23

[adlibさんの感想 · 2009年11月14日]

　
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4121012062
──　若宮 啓文《忘れられない国会論戦 ～ 再軍備から公害問題まで 199410‥ 中公新書》
　
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19601018
　議場粛然 ～ 与野党ともに哭く ～
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%BC%E3%B5%DC+%B7%BC%CA%B8
　
……　沼は演説百姓よ、汚れた服にボロカバン、きょうは本所の公会堂、
あすは京都の辻の寺。──　1925 浅沼の友人が、浅沼をうたった詩を、
伊藤が引用し、池田が演説した（衆議院本会議 19601018 議事録所収）。
　
<PRE>
　浅沼 稲次郎　社会党書記長 18981227 東京 19601012　61 ／刺殺“ヌマさん”委員長
　池田 勇人　総理大臣 58-60 18991203 広島 19650813　65 ／19601018 浅沼委員長追悼演説
　伊藤 昌哉　　　首相秘書官 19171121 満州 20021213　85 ／19601018 浅沼委員長追悼演説 起草
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　山口 二矢　　　　右翼刺客 19430222 東京 19601102　17 ／19601012 暗殺犯／獄中首吊自殺
</PRE>
　
　若宮 啓文　ジャーナリスト 194801‥ 東京 北京 20160428　68 ／客死
／200209‥-200803‥ 朝日新聞論説主幹、20110501-20130116 主筆
／東京大学・龍谷大学・慶応大学客員教授を歴任
／韓国東西大学碩座教授、ソウル大学校日本研究所客員研究員
／日本国際交流センターシニアフェロー
　
（20091114）（20160429）
　

著者プロフィール

（公）日本国際交流センター・シニアフェロー。慶應義塾大学・龍谷大学・韓国東西大学客員教授・ソウル大学日本研究所客員研究員。
1948年生まれ。東京大学法学部卒業、朝日新聞政治部長、論説主幹、主筆を経て、現職。日韓フォーラム幹事。
主要著作に、『戦後70年　保守のアジア観 』（朝日選書、2014年）、『新聞記者―現代史を記録する』（ちくまプリマー新書、2013年）、『闘う社説―朝日新聞論説委員室2000日の記録』（講談社、2008年）、『韓国と日本国』（共著、朝日新聞社、2004年）、『忘れられない国会論戦―再軍備から公害問題まで』（中公新書、1994年）、など。

「2015年 『日韓の未来をつくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」