内外価格差: もうひとつの物価問題 (中公新書 1208)

著者 : 白川一郎

• 中央公論新社 (1994年10月1日発売)

作品紹介・あらすじ

GNP世界第二位を誇る日本がいまひとつ生活の豊かさを感じえない原因に内外価格差の存在がある。そしてこれはカルテル、保護主義、規制といった日本市場の歪みに起因する現象として海外の批判を浴びている。様々な規制を緩和することによって市場メカニズムを甦らせ、内外価格差を縮小することはいまや日本の政策目標であるが、それは厳しい競争社会への参入を意味することでもある。経済行政の現場体験を通して日本の課題を考える。

感想・レビュー・書評

[ネット図書館長 e渡辺さんの感想 · 2007年2月8日]

カルテル、保護主義、規制といった日本市場の歪みは海外の批判を浴びている。内外価格差を縮小することは日本の政策目標となるが・・・それは厳しい国際競争社会への参入を意味しています。