裸体人類学―裸族からみた西欧文化 (中公新書)

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著者 : 和田正平
  • 中央公論社 (1994年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121012111

裸体人類学―裸族からみた西欧文化 (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • ヒモ一本、あるいは傷跡一箇所でも、実は裸ではない。彼らの意識では裸ではないのだ。ということに気がついた。裸族は単に被服分化の一形態にすぎない。では、架空の第二地球ではどんな服装が当然なのかと考え込んでしまった。

  • あらためて、裸の面白さを知る。
    裸体について、考えるのにはバランスの良い、最適な入門書だ。ここから、それぞれ興味関心ある「着る文化」「脱ぐ文化」について考えてみればいい。

  • 感想とは言えない所感諸々。

    体毛がなくなる→皮膚感覚が敏感になる→全身性器化

    白…瑞兆、神聖、潔白、貞節、無邪気
    黒…死そのもの

    確か日本古来の喪服は白だったと思ったが。

    裸族とヌーディスト

    nudeとnaked

  • 消滅寸前の裸族を求めたアフリカでのフィールドワークを記した前半部分と、裸に対する倫理文化論を展開する後半で構成される。後半は話題が多方面にわたり発散気味だか、生々しい前半のレポートは面白い。生まれながらの裸と、着ているものを脱いだ裸は、互いに異質なものという考え方には、大いに納得。裸族によく見られる、傷痕・刺青・化粧といった文様や、身体装飾についての解説も詳しく、結局は性と産という生物のプリミティブなミッションにつながる文化と解説されている。現代文明人がモテる為に外見を着飾るのと同じ原理だ。割礼やグロテスクな儀式の話も登場するが、裸族の彼らは《太陽と空気を着ている》という言い回しは素敵すぎだ。

  • 「裸体=恥ずかしい」のは白人の価値観の影響。人類が誕生してから地味にずーっと残っていた裸体文化は、20世紀に白人文化が浸透したためにほぼ消滅してしまった。なんてもったいない!個人的にはドイツのヌーディスト公園が気になった。

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裸体人類学―裸族からみた西欧文化 (中公新書)の作品紹介

秘境にわずかに残る民族としてかつて話題をよんだ裸族は、被服文化の波の中で今や消滅寸前にある。アフリカのトーゴで裸族に遭遇して強い衝撃を受けた著者は、彼らこそアフリカ文化の本源を解き明かる鍵であると、フィールド調査をくり返し、体につけられた瘢痕文身や装身具に興味深い意味を見出した。さらに彼ら裸族の「自然裸体」の観念の考察を通して、脱ぐことによって裸になる「脱衣裸体」の西欧的文化の再検討を試みる。

裸体人類学―裸族からみた西欧文化 (中公新書)はこんな本です

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