理科系のための英文作法―文章をなめらかにつなぐ四つの法則 (中公新書)

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著者 : 杉原厚吉
  • 中央公論社 (1994年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121012166

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理科系のための英文作法―文章をなめらかにつなぐ四つの法則 (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • この本は最近読んだ中でも、かなりヒットです。実用的です。
    受験から論文作成までの英語について疑問に感じていた点をまとめてくれた。「安全な文章」を書くためにはとても役立ちます。
    目新しいと思ったことでも、ちゃんと考えている人は昔から考えているということもよくわかった。

  • すごい昔から積読していたが、ボリュームもさほど無いので隙を見て一気に読んでみた。

    タイトルから英作文の話かと思いきや、半分以上は日本語の文章の書き方で、それもいわゆる「ロジカルライティングをちょっと劣化させた考え方」プラス「著者の専門であると思われる言語解析の観点」という印象。

    しかもこの「観点」には恐ろしく大量の仮説が設定されていて、「この仮説が正しい保証は無いのだが、初心者が書く際には従うべきである。」というスタンス。

    いやいやいや、これじゃ受験英語と同じじゃないっすか・・・。

    というわけで内容の目新しさや気づき、実用度、どれもイマイチに感じざるを得なかった。ちょっと残念。

  • 文章のつながりを重視して接続詞や副詞の使い方を解説した本。多少文章が稚拙でも、論理構造がつながっていれば文書は読みやすくなるので、その点を強化したいときに読むと役に立つ。

    論理性皆無の文章を書いたことが何回かあるので、これで気を付ける点がわかったような・・・?

  • 高校英語で壁にぶち当たり、ひょろひょろと逃げて通ってたけど、そろそろそんなこと言ってられない。
    文を書くには、辞書使えば問題ない。しかし、文章となると・・・という人にお勧め。今でなんとなく書いてきたが、これから少しはマシになりそう。

    こういうことわかってないのは本当に理科系だけなの?
    あ、でも、出てくる例文は理科系だった。
    買おうかしら。

  • 実は目次を見ると著者の主張が殆ど分かってしまうのだが、この本を必要とする読者層の場合、何が自然で何が不自然なのかを、例文を実際に比較して理解する必要があると思う。個人的には、これまで経験的に感じていたことを再確認できた、という意味で有意義だった。

  • 英文作法となっているが、2章の前半くらいまでは「どう書くか」とほとんど同じ。
    面白いのは3章からで、文章の構造に関して日本語英語問わず成立する性質を仮説として立て、それを基に日本語ではこういう構造となる、続いて英語ではこうなるという形で話を行い、極めて論理的に、科学的な文章を構成する方法を説明している。

    例えば、5章では
    「仮説5.1 文章の中の各文は、古い情報を引き継ぐ部分と、新しい情報を付け加える部分からなる。このとき、古い情報を引き継ぐ部分が早く表れる文ほど読みやすい。」
    という仮説を立て、the、this、関係代名詞等での情報の引き継ぎ方の例文を示している。

    著者のスタンスはあくまでも科学に関するわかりやすい文章を書くことであり、別に仮説が絶対に正しいということを立証することではない。仮説という簡単なルールを意識することで、理系として最低限度必要なわかりやすい文章を書くことができるようになる、ということである。

    確かに漫然と他人の書いた文章をまねするより、文章を書く上で一般的に成立するルールを意識して書いた方が文章を書きやすい。特に表現に悩んだ時や、自分の書いた文章に違和感を感じた場合、この本に掲げられている仮説を基に推敲を行えば、理系らしく論理的に正しい表現を導けるだろう。

    文章の作成能力はアートではなく、訓練により習熟できる技術である。そして小説家や芸術家でない限り、仕事や学問で必要とされる文章のほとんどは論理的なものである。であれば文系理系に関係なく、大学生か、できれば高校生ぐらいから、この本のような論理的な文章を書く方法をもっと教えた方が良いのではないかと感じた。

  •  初学者でも英語論文を客観的に書くための手法がまとめられています。ただ,この作品の中で記載されているような考え方は,英語だけではなく日本語でも適用できる場面が多いと思います。工業英語で3Cと呼ばれる,明確で簡潔かつ間違いのない論文を書くときに,この作品の中で指摘されたことを意識しておくことは大切だと考えます。

  • 「読み手を迷わせないための文のつなげ方」を解説した本。
    はじめに幾つかの仮定を提示し、それをもとに文のつなげ方を解説している。解説に用いる例文は和文・英文が4:6程度。題名は「英文作法」であるが、和文を書く際にも参考になる書籍。

  • 英語論文の書き方について表面的なノウハウに終始せずこれだけ深く踏み込んだ本は珍しい.バランスやかっこ良さを気にして奇をてらったりせず,まずは多くの人が理解できる無難な文章を書くことが大事だと説いている.

  • 英語をわかりやすく書くために、動作の視点を統一するとか、言葉を変えるよりも同じ言葉を使ってもわかりやすい方がいいなど、いろいろと参考になることが多かった。
     名著といわれていることが理解できる。

  • 分と分とを技術論で繋ぎ,流れを能動的に作るための論理的方法論を講ずる.“多くの文章に触れることで各自身につける”という現在の精神論を廃し,極めて理系的方法論で流れを作れることが明らかとなる.遅きに失することなど無い.是非英論文に悪戦苦闘する方々には御一読頂きたい素晴らしき論考である.

  • 理系向けに書いてあってわかりやすい

  • 経験ではなく、談話法規則を利用した英作文の作成方法。
    文章には話の道筋を道標にする。接続詞より副詞を活用。
    時系列に書くと分かりやすい。

    A.S.Hornby著
    オックスフォード現代英英辞典

    動詞の使い方が詳しく記載されている。

  • センスのないひとにはよい本かもしれない。
    自分のセンスを磨くためのひとつの研磨剤にしては硬すぎるので、あまり真面目にこの本に書いてあることをゴリゴリと使ってセンスを磨いていたら、たぶん目も当てられないことになりそう。
    プロの初心者になりたいのならいいかもね。
    あくまでそういう本だと思って読んだ方がいいと思う。

  •  英語で文章を書くことに主眼を置いているが、日本語の文章を書くときにも使える内容となっていた。人に正しく伝えるための文章を書く時のポイントが分かりやすくまとめられているが、これは英語であっても日本語であっても同じである。特に、文章の内容と構造の不一致に関するポイントや視点の移動についての注意は、日本語でも犯しやすいミスであるため注意が必要であると思った。また、くどいようでも省略したり言い換えたりせずに同じ語句を使うべきだ、という指摘は非常に良い指摘だと思う。この省略せずに書くことが普及すれば、”それ”や”これ”が前述の何を指しているのかに悩むことはなくなると思う。

  • 論文を書く上でのポイントを理系っぽく解説した英作文指南書.ネイティブが書くような英作文はハナから諦め,なるべく正確に意図を伝えるにはどうすればよいかを主眼におくというスタンス.受験英語の延長.「適切な接続詞で文の構成をはっきりさせる」「文の階層を意識する」「重要な情報を後ろにする」「視点を移動させない」がポイントらしい,それぞれまず日本語を例に“分かり易い文”にするための仮説を立て,それから英作文のコツを入るため,日本語文であっても多少は役に立つ.もう少し長文の例を載せてほしかった.

  • 良いものであった.やはりシンプルにせめたいものである.

  • [ 内容 ]
    文法的に正しい英文でも、つながりが良くないと明快な文章にはならない。
    本書は、コンピュータで開発された文章解析技術と、言語学の新文野である「談話文法」が明らかにした文と文をつなぐ画期的法則を紹介する。
    この法則は、自分で書いた英文を客観的に眺め、自然な英文をつないでいくための道標となり、気のきいた言い回しよりもまず英文で主張を明確に表現しなければならない多くの人にとって、すぐに役立つ道具となるだろう。

    [ 目次 ]
    第1章 談話文法を利用しよう
    第2章 話の道筋に道標を
    第3章 中身に合った入れ物を
    第4章 動詞が支配する文型
    第5章 古い情報を前に
    第6章 視点をむやみに移動しない

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 役に立ちます!

  •  文と文をつないで文章を作るときの文法が「談話文法」.これを,英語に不慣れな人が英語の理系の文章を書くケースに適用して,不適格な文章を書かないですむために最低限守るべきルールをまとめた本.

     話の道筋に道標を
     中身に合った入れ物を
     古い情報を前に
     視点をむやみに移動しない

    というのが,ルールの柱.ほとんどは,言われてみれば当然というものだったが,視点の移動に関する部分ではそれほどピンと来ない所も.そういう所こそ,意識しないといけないんだろうな.

     あとは,どれだけ実践できるかという問題.読んだだけでは効果のほどは分からないので,今のところは★四つ.

     思いのほか薄くて,すぐ読めた.

  •  文章の書き方として既知のものから未知のものを書け、というのは納得がゆく。本書では「古い情報を前に」と謳われている。何につけ参考になる。

  • 文章の「つなぎ方」
    一文一文書くだけではなく、接続詞や副詞を使って文同士をつなぐことに意識した一冊。
    「道標」となる言葉を配することで、言いたいことが整理できて、読者にもやさしい文章となる。

    筆者自身も言っている通り英文法や言語の専門ではないため、
    私たちも確実に適応できる文例しか扱っていないのが割り切った感じで好印象。
    世の中には瑣末なことばかりにこだわって結果使いづらい用例集もありますので。

  • 人工知能による構文解析を専門とする著者が,自信の学術的経験を背景に,論理を組み立てるための接続詞,接続句の役割を説明しています。本書が英作文のための書籍だといっても,論理の組み立てが重要になるのは日本語でも変わらないので,英作文に関心がある人に限らず,本書から学ぶことは多いと思います。また,役割別に単語,熟語をリストアップしているので,リファレンス的に利用することができそうです。

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理科系のための英文作法―文章をなめらかにつなぐ四つの法則 (中公新書)の作品紹介

文法的に正しい英文でも、つながりが良くないと明快な文章にはならない。本書は、コンピュータで開発された文章解析技術と、言語学の新文野である「談話文法」が明らかにした文と文をつなぐ画期的法則を紹介する。この法則は、自分で書いた英文を客観的に眺め、自然な英文をつないでいくための道標となり、気のきいた言い回しよりもまず英文で主張を明確に表現しなければならない多くの人にとって、すぐに役立つ道具となるだろう。

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