保科正之―徳川将軍家を支えた会津藩主 (中公新書)

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著者 : 中村彰彦
  • 中央公論社 (1995年1月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121012272

保科正之―徳川将軍家を支えた会津藩主 (中公新書)の感想・レビュー・書評

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  • 「将軍家綱の輔弼役として老中たちの上に立ち、武断政治を文治政治へと切り換えた立役者」、殉死や子殺しを禁じ、社倉制度のみならず救急医療制度や国民年金制度まで日本で初めて制定した「福祉制度の父」というべき」名君中の名君、保科正之の足跡を辿った書。
    著者が結びで書いているように、その名君振りはもっともっと取り上げられていいのになぁ。

  • 素晴らしい男。

  • 家光の四男、保科正之。恥ずかしながら最近までその存在を知らず。松平を名乗ることを潔しとせず、ひたすら世のため人のために陰から幕政を支えた男。江戸時代があれほど長く続いたのはこの男の存在に依るところが大きいのでは。会津と徳川の関係もそういうことかと納得。

  • 保科正之が家光に取り立てられた経緯や、在世中の善政、継室おまんの方の悋気など、正之の知らなかったことが分かり面白かった。玉川上水は玉川兄弟が有名だが、その影に正之による推進があった話などは初めて知った。

  • 天地明察の中に登場した人物で、どこかで読んでみたいと思って手に取った本。
    飢饉時の貧農・窮民の救済のために開設した「社倉制」を実行できる偉大な人物。
    時代劇とかに出てくるお米を貸して金利2割で返すなんて悪党のやることじゃんって思ってたけど、その金利分は窮民のために使うためとあればすごい。
    そして凶作とかだと、金利分を免除したりと、民のための政策であることが十分に伝わる。
    また、天守閣も見晴らしが良いだけで、役に立っている例が過去の文献に無いといって、建て替えたりしないのもすごい。特に見た目にこだわらず、国費を何に使うかという(=民に使う)というのが一貫している。

    一貫した生き方が尊敬できるのと、藩主としての見本となるような生き様がかっこいいなと思う。

  • 武断政治から文治政治への転換期において、保科正之の政策が如何に重要だったのかが良くわかります。私生活の暗い陰を払拭するように政務にうち込み、民衆の信を得て一時代を築いたまさに名君ですね。著者の惚れこみようも相当なものです。

  • 会津藩の初代藩主保科正之について書かれた本。

  • ヒイキの引き倒しぃ_φ( ̄ー ̄ )

  • 二代将軍秀忠の息子で三代将軍家光の異母弟、お江の嫉妬を恐れて父親と離れて育ったために家光はこの弟の存在を長い間知らなかったんですね。
    もし、もう一人の弟国松(忠長)と三人一緒に西の丸で育っていたら、歴史はどうなっていたんだろうか。
    玉川上水開削や明暦の大火後の復興、武断政治から文治政治に転換に貢献した会津藩主はなかったかも。

  •  ずいぶん前に購入し,一度読み終えた本ですが,大河ドラマ「江」で,なつという女性が秀忠の子を身ごもったという場面があり,「あれっ,保科正之の母ってだれだっけ?」と思い,ささっと読み返してみることにしました。
     読み返して改めて思ったのは,2代将軍秀忠の庶子として生まれ,とても数奇な運命をたどった人だということ。江戸前期の幕政の安定に貢献したことはもちろん,幕末の会津藩にまで影響を与えたすぐれた名君であったことを改めて確認しました。その事績を抹消してしまったのが明治政府であったかもしれないということも。
     それにしても,正之の幼少期を支えたのが武田信玄の娘とその旧臣であったことや,悪妻に手を焼いていたことなど,彼を取り巻く人間模様もまた興味深いものです。

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保科正之―徳川将軍家を支えた会津藩主 (中公新書)の作品紹介

徳川秀忠の子でありながら、庶子ゆえに嫉妬深い正室於江与の方を怖れて不遇を託っていた正之は、異腹の兄家光に見出されるや、その全幅の信頼を得て、徳川将軍輔弼役として幕府経営を真摯に精励、武断政治から文治主義政治への切換えの立役をつとめた。一方、自藩の支配は優れた人材を登用して領民の生活安定に意を尽くし、藩士にはのちに会津士魂と称される精神教育に力を注ぐ。明治以降、闇に隠された名君の事績を掘り起こす。

保科正之―徳川将軍家を支えた会津藩主 (中公新書)はこんな本です

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