旅行ノススメ: 昭和が生んだ庶民の新文化 (中公新書 1305)

著者 :
  • 中央公論新社
3.67
  • (4)
  • (2)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 61
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121013057

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • [ 内容 ]
    庶民のための旅行が出現したのは昭和に入ってからのこと。
    交通機関の発達、国立公園の誕生と併行して普及し、新婚旅行、修学旅行も盛んになる。
    戦争による中断ののち、戦後間もなく復活、今や海外旅行者数は1500万を突破。
    個人的楽しみである旅行を角度をかえて眺めると、社会、歴史、世界を変える大きな力を有している。
    「旅行ノススメ」は新たな「教養ノススメ」でもあり、新しい時代の生き方の宣言として旅行を捉え直す。

    [ 目次 ]
    第1章 旅から旅行へ―旅行業成長史
    第2章 ディスカバー・ジャパンの系譜―国内旅行隆盛の背景
    第3章 不幸な旅行の時代
    第4章 国民的行事「修学旅行」
    第5章 新婚旅行の文明論
    第6章 団体旅行―日本人の旅行特性
    第7章 海外旅行―エリート体験から庶民体験へ

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 旅と旅行は何が違うのか.今では,川と河川,道と道路,などなど,役立っています.白幡先生の好奇心旺盛な楽しい筆致が大好き.呼んで楽しくためになる一冊.

著者プロフィール

1949年、大阪府生まれ。京都大学大学院農学研究科博士課程在籍中に西ドイツ・ハノーファー工科大学に留学。京都大学農学部助手、国際日本文化研究センター助教授を経て、現在同センター教授。
著書に、『日本文化としての公園』(共著・八坂書房)、『プラトンハンター』(講談社/毎日出版文化賞奨励賞)、『近代都市公園史の研究』(思文閣出版)、『旅行ノススメ』(中公新書)、『カラオケ・アニメが世界をめぐる』(PHP研究所)、『大名庭園』(講談社)などがある。

「2011年 『都市歴史博覧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

白幡洋三郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
レイチェル カー...
冲方 丁
ウンベルト エー...
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×