バラの誕生―技術と文化の高貴なる結合 (中公新書)

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著者 : 大場秀章
  • 中央公論社 (1997年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121013910

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バラの誕生―技術と文化の高貴なる結合 (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • 資料番号:010703551
    請求記号:627.7/オ

  • 配置場所:摂枚新書
    請求記号:627.7||O
    資料ID:59702324

  • バラをニンゲンは、いつバラとして認識したのか?
    そして、バラが人間生活に如何に関与し、文化として、
    発展したのか?
    ということを、丁寧に明らかにしている。
    博物学の先生らしい仕事をしている。
    しかし、これは、一体どのような読者を想定しているのだろうか?
    バラの生産がどのようになっているのか?
    一切触れていないので、バラ農家や花屋さんを対象にしていない。

    バラの知識が増えたということだけが、楽しみなのか。
    バラの知識の本 ということなのだろう。
    画像も極端に少ない。バラを文字で説明する。
    こういう本を、最後まで読むのは、えらくしんどい。
    最後まで読む人は、どれくらいいるのだろう?
    まぁ。いい。とりあえず、全部読めたのだから。

    クノッソス宮殿のフレスコ画に、バラの絵が書いてある謎解きから始まる。
    そのタッチは、何ともいい感じだが、そのような推理はこの章で終わる。
    結論は、平凡すぎる。
    そして、時代は、ギリシャ、ローマに移る。
    バラの油作りから、始まる。

    雄しべが、花弁の形に変わる。そのことで、花弁の多いバラができた。
    バラの植物史を語りながら、バラの進化まで考察していない。
    バラの遺伝子の解明がされていないという限界なのか。

    大場秀章はいう
    『どんな野の花も見ようによっては美しい。美しいか美しくないかは、対象に接する人間の問題、つまり、美意識であり、花そのものの問題ではない。』

    バラは、8つの野生種で成り立っている。
    日本のノイバラ、テリハノイバラ、ハマナス。
    中国産のコウシンバラ、ローザオドラータ、ローザフェティダ、ローザモスカータ、ダマスクバラ。
    コウシンバラは、四季咲きの性質がバラに導入されることで、モダーンガーデンローズが誕生した。
    それが、1867年に、ハイブリットティーローズができた。

    バラの現在の未来
    は、あまりにも視野が狭すぎることが、残念。

  •  クノッソス宮殿の謎。四〇〇〇年前、クノッソス宮殿のフレスコ画に描かれた花はバラか。バラであるなら品種は何か。品種がわかれば、それが自生するたんなる野生の花のひとつにすぎないのか、それとも栽培されるバラの文化があって、それによって形成され流通したものなのかがわかる。園芸バラの起源は、はたして四〇〇〇年前クレタのミノア文明へと遡るのか。

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バラの誕生―技術と文化の高貴なる結合 (中公新書)の作品紹介

バラと人との関わりは古い。野生植物であったころから、素朴な美しさが我々の祖先の心を魅了していた。しかし人間は、より美しくより強いバラを求めて改良を加え始める。世界じゅうのバラが交配され、原生バラは今見るバラとなった。が、短期間に劇的な発達を遂げることができたのは、帝政ローマ時代まで遡るバラへの高貴なイメージや憧れがあったからである。本書は、そうした科学と芸術の融合の精華の歴史を繙くものである。

バラの誕生―技術と文化の高貴なる結合 (中公新書)はこんな本です

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