砂漠化防止への挑戦―緑の再生にかける夢 (中公新書)

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著者 : 吉川賢
  • 中央公論社 (1998年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121014139

砂漠化防止への挑戦―緑の再生にかける夢 (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • 1998年刊行。◆薄い塩水を地下水として組み上げ灌漑農業に使用⇒塩害、過放牧・過栽培、燃料・飼料として木材を過使用、これらの基礎要因たる人口増。沙漠化の要因は地球温暖化以上に先の人為的要因にある。このスタンスから導かれる砂漠化要因論は他書でもある。◇ただ、沙漠化の要因分析に関し、自然循環・生態系が保全できなかった要因を先決分析事項とみる点は、本書の斬新さか。また、沙漠緑化の意味を「沙漠化しつつある地域の緑化修復及び保全」とし、「サハラ砂漠に緑を」等の現場的に荒唐無稽な論は採るべきでない点は納得。
    そのような現場目線からは、風力・太陽光などの小型の電力施設、灌漑設備、地下水汲み上げや海水の真水化等の機器は、効率性・省力性・高性能さより、メンテナンスの簡便化が最大の眼目とするのは重要な視座。◇また防砂用構造物や同目的の用具の解説も多。なお海沿いマングローブ林が同様の役割を果たすとの指摘あり(向後元彦著「緑の冒険」に詳しい)。◆著者は岡山大学農学部教授兼内蒙古林学院客員教授。

  • [ 内容 ]
    失われた緑をいかに復元するか。
    乾燥地からの熱いレポート。

    [ 目次 ]
    第1章 毛烏素砂漠へ―砂漠と砂漠化
    第2章 毛烏素砂漠で―砂漠の景観と暮らし
    第3章 乾燥地農業―遊牧から潅漑まで
    第4章 乾燥地の緑化―砂漠化防止条約と緑化技術
    第5章 毛烏素砂漠から―乾燥地林業の可能性

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砂漠化防止への挑戦―緑の再生にかける夢 (中公新書)の作品紹介

失われた緑をいかに復元するか。乾燥地からの熱いレポート。

砂漠化防止への挑戦―緑の再生にかける夢 (中公新書)はこんな本です

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