中世京都と祇園祭―疫神と都市の生活 (中公新書)

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著者 : 脇田晴子
  • 中央公論新社 (1999年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121014818

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脇田 晴子
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中世京都と祇園祭―疫神と都市の生活 (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • 中世における祗園祭、祭を通して形作られた町衆の結束や町人の経済的成長、応仁の乱前後から現在に至るまで祭の形式がどのように変化していったのか。また牛頭天王信仰が本邦に入ってからどう受容され・変容していったのかなど、祗園祭にまつわる種々の考察が丁寧に述べられていて、最後まで興味深く読みました。「はじめに」の冒頭の著者の語り、「祗園祭ほど、華麗で豪壮な祭りはないと私は思う。(中略)その鉾まわしを見るとき、ジトジトとふりつづいた梅雨の邪気を、この世のマガマガしいものすべてを、はらってくれるように思うのだ」とあり祭りへの強い思い入れがうかがわれます。京というと雅ではんなり、といった印象を持たれがちに思われますが、京の町衆の歩んできた苦難の歴史は辺土者の想像をはるかに超えるものがあるのだなあと再認識しました。ただ、難しい専門用語こそ無いものの中世史や寺社縁起についての叙述にある程度慣れていないと、通読するのに時間がかかるかもしれません。

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中世京都と祇園祭―疫神と都市の生活 (中公新書)の作品紹介

毎年、夏の京都で華麗、豪壮に繰り広げられる祇園祭。その本源は、大都市住民が恐ろしい疫病罹災から免れるために催した祇園御霊会である。現在の祭りの中心は、町々の山鉾巡行に移っているが、神社を出発して、町の御旅所に遊幸する神輿渡御も重要である。二つの祭りが付かず離れず別個に進行する特異な祭りの成立と変遷をたどり、貴賤が参加し、都市の共同体を結成する人々の主体性が作り上げてきた信仰と祭りの事績を語る。

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