日本の教育改革―産業化社会を育てた一三〇年 (中公新書 1488)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121014887

作品紹介・あらすじ

日本の緊急課題のひとつは教育問題であるが、問題の現況とそれに対する処方箋とを考えるとき、謙虚に学ぶべきは、やはり、明治以降の教育の歴史的経緯であろう。具体的事実に即して近代教育史を俯瞰すると、そこに見えてくるのは意外にも「教育改革」の連続であった。本書は、産業化と個人主義化という一貫した流れを視野の基本に置き、日本の教育が、その時代時代の要請に従って、どのような改革の道を歩んだのかを辿るものである。

感想・レビュー・書評

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  • 108円購入2018-01-17

  • 1999年刊行。明治維新以降の教育制度改革について、自由民権運動期、明治後期、大正デモクラシー期、戦前昭和期、戦後直後、現代に分けて解説。新書なため、細かなカリキュラム変遷の解説などはないが、全体像を短期間で捉まえるのに適したものといえる。なお、遠山啓氏の算数・数学学習提言は生活単元学習への批判から生じたのは新奇。

  • 我が国の教育改革の流れをつかむには最良の書。著者の教育政策に対するスタンスは分からないが、というか分からないぐらいニュートラルに書いておられるところがまた良い。簡潔で過不足無く日本の教育改革の概観が分かる良書。

  • 教育史を通して教育を考える。

  • <pre><u><h4 Align="center">教育のはなし〜公教育の行方〜</h4></u>
    <b>日本の緊急課題のひとつは教育問題であるが、問題の
    現況とそれに対する処方箋を考えるとき、謙虚に学ぶ
    べきは、やはり、明治以降の教育の歴史的経緯であろ
    う。具体的事実に即して近代教育史を俯瞰すると、そ
    こに見えてくるのは意外にも「教育改革」の連続であ
    った。本書は、産業化と個人主義化という一貫した流
    れを視野の基本に置き、日本の教育が、その時代時代
    の要請に従って、どのような改革の道を歩んだのかを
    辿るものである。</b>(出版社 図書目録2008より)

    資料番号:010703585
    請求記号:372.1/オ
    形態:図書</pre>

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