英語達人列伝―あっぱれ、日本人の英語 (中公新書)

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著者 : 斎藤兆史
  • 中央公論新社 (2000年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121015334

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英語達人列伝―あっぱれ、日本人の英語 (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • 気分転換の一冊。

    英語の「達人」のエピソード集です。
    目次を見るとびっくりするのが、
    達人1名につき、1章という大胆な構成です。
    「英語」を切り口にした伝記集ともいえるでしょう。

    それぞれの達人が、
    ・「どんな達人だったのか」
    ・「どのようにして達人になったのか」
    いろいろなエピソードで語られていきます。

    最近英語をやる気がおきない…
    そんなときの気分転換におすすめです。

  • 新渡戸稲造にはじまり、白州次郎に終わる日本の英語達人の英語熟達度とその方法を紹介した本。洒脱な文章でとても読みやすい。また、日本人が本質的に英語がだめ、という誤謬を正し、また僕らが英語ができないあれやこれやの言い訳を一刀両断してくれる。外国人に「英語が上手」と「貶められる」意味も教えてくれる。

  • 日本人でありながら、英語が母語の国の人よりも堪能な日本人を紹介。
    彼らの背景は一人ひとり異なる。しかし、誰もが英語に対して目的意識を持って臨んでいたように思う。「英語が楽しいから」とか。あとは、個々人の言語能力が大きい。
    英語という観点で、歴史上の人物を掘り下げてみるのは面白いと感じた。
    その時代会計と相まって、その人の息遣いも聞こえてきそうだ。

  • あとがきにあるように、英語を通じて日本近現代史を読み直す内容。
    達人たちの英語力に圧倒されるのはもとより、驚くほど読みやすい文章でグイグイ引き込まれた。
    そして日本のために奔走する偉人の姿に憧れを覚えた。

  • 英語が切り口だが、人生への真剣さがひしひしと感じられた好著。自分も自分の道を極めようと思えた。まだまだ甘い。

  • 明治から昭和にかけての英語の達人から英語との付き合い方を学ぼう、というのがコンセプト。
    新渡戸稲造から白洲次郎まで、10人の達人たちがどのように英語を身につけ、どのように英語と向き合ったのかが、様々なエピソードとともに語られる。

    読み物として気楽に読め、英語学習のモチベーションアップになる。

    もっとも、もとより非凡な才能(努力の才も含めてではあるが)の持ち主たちの話である上、彼らの具体的な勉強法が紹介されているわけでもないことには注意が必要。

  • 大先輩からの頂きもの。
    日本語も英語も、もう少し上手く書けるようになりたい。

  • 《教員オススメ本》
    通常の配架場所:教員おすすめ図書コーナー(1階)
    請求記号 830.4//Sa25
    【選書理由・おすすめコメント】
    私が大学に入学してから始めて読んだ本です。偉人達はどのようにして英語を習得したのか、詳細に記述されています。英語の学習の以前に日本語を大切にする必要性を強く感じさせられた記憶があります。(語学教育センター 中村一輝先生)

  • 新渡戸稲造、岡倉天心、斎藤秀三郎、鈴木大拙、幣原喜重郎、野口英世、斎藤博、岩崎民平、西脇順三郎、白洲次郎

  • 第140回 英語を使って、したいことは何?...(2012.5.18)
     
    英語を使って、したいことは何?

    明治から昭和にかけ、日本を出ることもなく「意思の固さと努力の才」とでネイティブも驚く英語力を身に付けた人たちがいました。
    それを道具に彼らが政治・外交の世界で、あるいはそれぞれの学術分野で、何をなしたか?

    知れば勇気がわいてきて、高い目標を掲げたくなること間違いなし。多分。

  • 面白かった!プレゼントにも良さそう。

  • 岡倉天心
    ・美術思想家
    ・「東洋の思想」「日本の目覚め」「茶の本」

    斉藤秀三郎
    ・英学者
    ・仙台生まれ、正則英語学(神田)創設
    ・学生時代に図書館の英書や百科辞典を読み尽くす

    幣原喜重郎
    ・外交官
    ・ワシントン会議中の山東問題会議などで活躍、協調外交

    斎藤博
    ・外務省、駐英参事官、駐米臨時大使など
    ・「しゃべったままが立派な文章になるのは、語学自慢の霞が関の中でも斎藤博一人」

    岩崎民平
    ・辞書の偉大なる男(西脇順三郎)
    ・研究社新英和大辞典、研究社新英和中大辞典、ポケット英和辞典など

  • かつての日本には、驚嘆すべき英語の使い手がいた。日本にいながらにして、英米人も舌を巻くほどの英語力を身につけた「達人」たちは、西洋かぶれになることなく、外国文化との真の交流を実践した。岡倉天心、斎藤秀三郎、野口英世、岩崎民平、白洲次郎ら、十人の「英語マスター法」をヴィヴィッドに紹介する本書は、英語受容をめぐる日本近代文化史を描きだす。

  • 英会話教育重視の風潮に疑問を投げかける。

  • 日本人でありながら優れた英語能力を身に着けた、10人の人びとを紹介した本です。取り上げられているのは、新渡戸稲造、岡倉天心、斎藤秀三郎、鈴木大拙、幣原喜重郎、野口英世、齋藤博、岩崎民平、西脇順三郎、白洲次郎です。

    國定正雄や松本亨といった英語の達人が時々取り上げられているのを目にしますが、本書で扱われているのは、英語を通じて世界と渡り合った、さらにスケールの大きな人物像です。もはやこのレヴェルになると、「英語の達人」という枠では語りきれないのですが、英語という面から見ても、常人離れしたエピソードばかりで、ひたすら驚き呆れながら読みました。

    彼らがもし、今の英語学習者を目にしたら、英語教材もDVDもあふれているのに「ゆとり」にもほどがあると叱られるかもしれません。

  • 明治から昭和前期の、日本を代表する英語の使い手たちの英語力の特質を、生い立ちや学習歴の紹介を交えつつ解説した本。

    天才の勉強のしかたを凡人たる自分が学んでどうなるのか、とも思わないでもないけれど、やっぱりすさまじい勉強振り。
    天才って、何もしなくて出来る人の事ではない!
    むしろ、努力を努力とも思わず成し遂げてしまう人のことなんだと、改めて認識した。

    新渡戸稲造や岡倉天心、白洲次郎といった人たちについては、これまで他のところでも知る機会はあった。
    英語教育会の巨人、齋藤秀三郎や岩崎民平といった、知らなかった人のことを知ることが出来たのもよかった。

    でも、一番強烈だったのは、「知っているはず」の野口英世の章。
    英語の達人というイメージさえなかったのだけれど・・・強烈な出世欲と自己アピールという側面もあったのね。
    苦学して、偏見にも耐えて偉業をなした、立派な人格者―というイメージで語れる人ではなかったのだな、と。

  • 「日本人は英語が苦手だ」という通念など信じるに足らない。日本には素晴らしい英語の達能家たちがいます。洋行帰りの若者たちがペラペラ喋る英語ではなく、内容のある知的な英語の修得について10名の先輩たちが語っている。新渡戸稲造、白州次郎たちが、今の私たちと異なるのはただ1つ。彼らの意志の固さと努力の才だけである。

    北九州市立大学:名誉教授 乘口眞一郎

  • 明治から戦後にかけて活躍した国際人たちが、いかにして英語を習得したかという本。新書だから仕方ないけど、もうちょっと掘り下げたものが読みたかったです。

  • NHK テレビ3か月トピック英会話「聴く読むわかる!英文学の名作名場面」の講師をしていた斎藤兆史さんの書いた本.明治時代から終戦直後にかけて活躍した英語の達人を10人選んで,その人たちの英語史が語られている.外国で育って英語を学んだのではなく,日本で英語を学んで達人になった人を選んで,日本で英語を学ぶことの意義までを考えさせる仕掛けになっている.

    これが非常におもしろい.みんな個性的な人ばかりだ.英語という側面に話をしぼることによって,これまで知っていた人の知らなかった部分が見えたり,私がこれまで知らなかった外交官,斎藤博や英文学者,岩崎民平といった人たちを知ることができてとてもよかった.先に読んだ「女の旅」と一人,一人に割いているページ数は同じながらも,こちらはかなり充実感がある.

    取り上げられている人の中で,特に印象に残ったのは岡倉天心,西脇順三郎.

    またときどきはさまれる英語の先生の悩みとか,英語教育に関する考えなども興味深く読んだ.

  •  札幌での研修会で名前が出てきたことから、その後立ち寄った本屋で氏の名前に触れて衝動的に購入。帰りの汽車で読むことができた。近代日本をつくりあげた歴史上の人々と英語の関係について、詳細簡潔に述べられている。また、昨今の英語教育に関する氏の危惧がところどころにちりばめられているのも興味深く、取り上げた達人たちに対する、また英語学習・英語教育への氏の想いを感じながら読むことができる。英語道は遠く険しいが、同時にやはり面白いものであることを再確認できる良書であった。

  • ▼日本で生まれ、日本に生きる日本人なのだから、日本人に合った英語の習得法があるはずである――筆者は言う核心は、ここにある。留学経験はないけれど、英語でコミュニケーションがはかれるようになりたい!そんな自分を励ますように、と、この本を手にとった。
    ▼「来た球を打つだけだ」と言えるのは、実は、彼らが天才だから(だけ)でなく、それまでの過程を、努力によって知らずもがな身につけていたからである。だとすれば、彼らの努力の方法を尋ねようとするのは、愚行でしかないのかもしれない。結局、彼らの生まれた環境が……と、思わなかったと言えばウソになるが、まだ頑張る余地はありそうだ、と思い直すいいきっかけにもなった。
    ▼ちなみに、「英語」に捉われるこなく、単にエッセイとして楽しむことも(もちろん)可能で、最後に収録されている白洲次郎の章を読むだけでも、充分に、本書を手にとる価値があると思う。

  • 非常に面白かった。
    過去の偉人たちがどう英語を学び、どう英語に対処してきたか
    英語の学び方というだけでなく、歴史の勉強にもなる。
    また、日本人としてどうあるべきかを考えさせてもくれる。

    幣原喜重郎の章に出てくるデニソン氏をはじめ
    表舞台に立つことがなかったが、素晴らしい人たちの言動を
    知ることができるだけでも素晴らしい本だし
    なにより筆者が英語至上主義であることもなく
    分野が違うことには自分は門外漢であると潔く言い
    自分の目で見たことや経験したことを交えてわかりやすく
    きっぱりと書いてくれており、筆者の魅力も感じられる本。

    英語を話す日本人は、英語を話しているとき普段と人格まで変わる
    という話を聞いたことがあるが
    英語を話していても普段と態度が変わらない人こそ
    本当の意味で英語を習得した人なのだろうと思った。

    日本国内で日本人なのにも関わらず
    英語をもてはやしたり、社内の公用語にしたり
    「日本人の男はだらしない」などと言う女がいる昨今、
    『西洋かぶれになることなく、またその反動として偏狭な国粋主義に陥ることなく』
    『日本人として英語を使うことの意味』
    を踏まえた上で英語を操れる人間になりたいと思った。

    そうなれた暁には是非、着物を来て外国旅行に行きたいものだ。

  • 1. 新渡戸稲造
    2. 岡倉天心
    3. 斎藤秀三郎
    4. 鈴木大拙
    5. 幣原喜重郎
    6. 野口英世
    7. 斎藤博
    8. 岩崎民平
    9. 西脇順三郎
    10. 白洲次郎

  • 使える英語とかオーラルコミュニケーションじゃない。これからの日本に必要のなのは、"英語道"だと感じた。

    徹底した修行に裏打ちされた英語を武器に世界に出て行く。
    日本の夜明けには、現代の英語達人が必要だろう。

    残念なのは、自分には到底その資質がない事だ。

    日本のことをあまりに知らない自分に驚く。
    恥ずかしながら、「武士道」が英語で最初に書かれたことなんてはじめて知った。

  • ・茂木健一郎のツイートを見て読むことにした

    ・「言葉そのものに対する感受性が語学力を左右するように思われる」それほど語学力はないが、感受性についてはそれなりにある方だと自負している。ほんの少しやる気が出た。・・・とか書いてはみたものの、後半まで読み進めると、自分の言語感覚など大したものではないと思い知らされた。嫌になる。

    ・多読の重要性を感じた

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英語達人列伝―あっぱれ、日本人の英語 (中公新書)の作品紹介

「日本人は英語が苦手だ」という通念など、信じるに足らない。かつての日本には、驚嘆すべき英語の使い手がいた。日本にいながらにして、英米人も舌を巻くほどの英語力を身につけた「達人」たちは、西洋かぶれになることなく、外国文化との真の交流を実践した。岡倉天心、斎藤秀三郎、野口英世、岩崎民平、白洲次郎ら、十人の「英語マスター法」をヴィヴィッドに紹介する本書は、英語受容をめぐる日本近代文化史を描きだす。

英語達人列伝―あっぱれ、日本人の英語 (中公新書)のKindle版

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