イギリスのいい子日本のいい子―自己主張とがまんの教育学 (中公新書)

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著者 : 佐藤淑子
  • 中央公論新社 (2001年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121015785

イギリスのいい子日本のいい子―自己主張とがまんの教育学 (中公新書)の感想・レビュー・書評

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  • イギリスの子どもは自己主張すべき場では主張し自己抑制すべき場では抑制するが、日本の子どもは自己主張すべき場でも自己抑制すべき場でも抑制するという考え方を裏付けるデータや、イギリスと日本の教育の仕方の違いから持論を展開している。

  • 2017.10.2
    文面論文らしく固いので読み物としては読みづらいところもありましたが、育児中の身としては気づかされる部分も多々あった。
    親が揺らいでは子も揺らぐ。
    私は外国人の友達や、海外で生活した経験がないので、アメリカとイギリスと日本の比較がおもしろけった。

  • 自己抑制の力と自己主張はの力は一元直線ではなく、別軸である=両方育てられるというのは新しい視点だった。

  • 2014.6月 市立図書館

    文章は堅いけど、読み始めるとおもしろく興味深く読んだ。

    自己主張と自己抑制。
    アメリカ・イギリス・日本を比較していて わかりやすかった。

    日本では、自己主張=ワガママ⇔自己抑制=我慢強い(?)従順(?)と捉えがちだけど、そうとは限らないんだな~と思った。

    自己主張も、自己抑制も同時に強化することは可能なんだなと。

    ワガママに感じる子どもを「自己主張ができることはいいことだ」と良い方に考えるだけではなく、(落ち着きがないのは仕方がないと諦める前に)しつけの工夫次第では自己抑制を発達させることも不可能ではないことはある意味希望があっていい。

  • 著者によると、日本人は教育の結果、自己主張が弱くて、自己抑制が強いとのこと。確かに、自分の意見をはっきり言う人はなかなかいない。

    また、日本人は自己主張を、単なるワガママだと勘違いしているらしい。でも、著者が言う自己主張とは、相手の意見を尊重した上で自分の意見も述べるというもの。うん、これまあまりいない気がする。

    それと気になったのは、日本人は外と内とでは、パーソナリティが一貫していなとのこと。確かに、内では凄く規則正しいのに、外にいったら何でもアリな人いるもんな。

    勉強になった。

  •  ”最近の親は子どもを叱れない”ということを聞くが、それにはこんなにも深い理由があるのかと考えさせられた。
    まず、日本では”叱る母親”には悪い母親のイメージがあり、子どもをしかることを躊躇しているということ。そして母親は子どもが集団の中でルールを守れないことに敏感になり、子どもに原因や理由を聞く前に一足とびに謝らせたり、我慢させたりしていること。
    親自身も我慢をしているので我慢できない子どもに対して暴言や暴力をふるってしまっていること。

    それを解決するためには親も自分の意見を他人に言えるようにし、自己表現をつけていくことが現代の日本では求められていること。見本にできるのがイギリスの子育てであること。

     日本での子育てがうまくいかない理由の研究結果についてその深さに自分としては感銘を受けた。

  • [ 内容 ]
    優しい子に育ってほしいけれど、自分の意見を言えないようでは困る。
    自分の意志を持ってほしいけれど、わがままなのはだめ。
    子どもが育つとき、自己主張と自己抑制が共にできることが大切なのはわかっていてもそのバランスは難しい。
    両者を等しく重視するイギリスと、自己抑制を尊重しがちな日本を比較教育学を用いて比べながら、子どもたちはどうやってこれらを身につけていくのか、親はそのためにどうすべきかを探る。

    [ 目次 ]
    第1章 自己主張と自己抑制
    第2章 イギリスとアメリカと日本
    第3章 幼児のしつけと教育の日英比較
    第4章 日本とイギリスの子どもたち
    第5章 日本人の対人関係と子どもの自己の発達
    第6章 新しい幼児教育の方向性

    [ POP ]


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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 「常識って何だろう?」という事を考えさせられる1冊でした。
    国が変われば常識も変わる。日本で非常識だと思われる行動も国が変われば当たり前の事かもしれない。例えば、目の前に地図を持って困った顔をしている人がいたとする。そこで声を掛けようとするといつも友達に「知らない人だょ!やめときなょ!」といつも止められそうになる。けど、海外に行くと周りの友達の方が率先して声を掛けている。大切なのは、「これは常識的に考えて...」と考えて行動をするよりも自分が「正しい」と思う信念に基づいて行動をする事の方が良い事もあるのだと思わせてくれる一冊でした。

  • こどもの教育における自己主張と自己抑制について日本とイギリス、アメリカについて比較考察している

    日本では「思いやりのある子ども」を育てたいという親が多いにもかかわらず、電車で席を譲る、困った人がいたら助けるといったことが欧米に比べて自然にできない。外国人からは冷たい国とうつるらしい

    これは日本人が状況主義であるということ
    また思いやりを実際に行動にうつすことが苦手というところがあるようだ

    対人関係にやたらに気を使うわりには「他人に迷惑をかけない人間に育てる。」という部分が揺らいできている

    子どもの社会性の発達の歪みや屈折、学級崩壊や引きこもり、「キレる」現象などの問題が顕著化している今幼児期から社会における対人関係のルールを教えたりすろことが必要

    日本人は我慢を美徳としてきたが、現代のライフスタイルにはそぐわなくなってきている。抑圧が続いた結果攻撃的な態度にでることにつながる

    子どもがあいさつや人づきあいのマナーを学べるような機会を持つことも親の大切な役目

  • 読了日は大体。


    面白かった。

    個人的には、「日本のいい子」よりは「イギリスのいい子」の方が好きです。

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イギリスのいい子日本のいい子―自己主張とがまんの教育学 (中公新書)の作品紹介

優しい子に育ってほしいけれど、自分の意見を言えないようでは困る。自分の意志を持ってほしいけれど、わがままなのはだめ。子どもが育つとき、自己主張と自己抑制が共にできることが大切なのはわかっていてもそのバランスは難しい。両者を等しく重視するイギリスと、自己抑制を尊重しがちな日本を比較教育学を用いて比べながら、子どもたちはどうやってこれらを身につけていくのか、親はそのためにどうすべきかを探る。

イギリスのいい子日本のいい子―自己主張とがまんの教育学 (中公新書)はこんな本です

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