物語 中東の歴史―オリエント5000年の光芒 (中公新書)

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著者 : 牟田口義郎
  • 中央公論新社 (2001年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121015945

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物語 中東の歴史―オリエント5000年の光芒 (中公新書)の感想・レビュー・書評

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  • タイトルの通り、中東と呼ばれる国々の歴史を学べます。世界史に疎いので並ぶ名詞の数々に混乱しつつも、ざっくりと概要を知れました。
    宗教絡みの争いというイメージが強かったんですけど、実はそればかりでなかったんだなと。

  • 最近の中東基礎知識勉強シリーズの締めくくり。やっとぼんやり分かってきた。みっちり書いてあってよい。時々私見を述べているが、この本全体が随筆だと思えば、息抜きとして読みやすい。次は千夜一夜を読もう。

  • [盛衰の地にて]ペルシャ、イスラーム、オスマン等、数々の文明が栄枯盛衰を繰り返してきた「中東」。5000年に及ぶ長き歴史を、厳選したエピソードを基に解説していく作品です。著者は、朝日新聞の記者として中東特派員などを担当し、中東報道者の会会長も務められた牟田口義郎。


    一章ごとにテーマが決められており、そのテーマに沿った形で重要な出来事や人物を説明してくれるため、(次々と現れるカタカナの地名や人名に耐えられれば……)中東に興味のない方でも読み進めることができるかと。特に乳香と没薬のエピソードは興味深く読ませてもらいました。


    筆者が意図したことではないと思いますが、「(あくまでその部外者である現代の日本人が)中東やイスラームの歴史にシンパシーを覚えながら世界史を読むとどうなるか」というのも本書を通して大まかに知ることができるかと。言葉の端々に著者の考える歴史的善悪の評価が散りばめられていて、視座の一つとして非常に参考になりました。

    ~十五、十六世紀において、西ヨーロッパとイスラーム世界の力関係はまず互角だったが、十七世紀以降変調を来たし、西ヨーロッパの絶対的優位の時代が始まる。~

    中公新書の物語シリーズは重宝している気がする☆5つ

  • 読了。

  • 中東が激しく動いている今、やや古くなった感はあるが、「物語」と銘打っているだけに劇的な語り口は魅力的。通り一遍の知識本で知ったつもりになっていたイスラームの世界が、全体からするといかに小さな部分であったかがわかる。
    どれほど劇的な事件があり、どれほど魅力的な人物がいたのか…。
    いやあ、堪能しました。

  • 中東通史のベスト入門書!
    歴史にはまると、もう大変。ヨンデモ読んでもきりがない。

  • タイトルの通り、古代から現代までの中東の歴史をところどころ掻い摘んで主観的に語られています。作者の解釈がやや強引だったりいささか脚色がなされていたりしますが、語り口はテンポがよく面白いです。

  • 中東の歴史は、ヨーロッパで言う中世の歴史ということなのかなと思った。
    世界史で取り上げられる中東の歴史を詳しくしたような感じで、近現代につながる部分がわずかしかなかったのが残念だった。
    ただ、モンゴルの脅威についての部分は知らなかったところも多く、勉強になった。

  • まあ、当たり前のことなのだけれど、歴史は様々な視点から見なければならない。
    歴史というと、知らず知らずヨーロッパ史を中心に考えがちですよね。
    すると、西洋が正義でその他は悪とか、西洋が進んでいてその他は遅れているとか、そういう刷り込みが知らず知らずのうちに出来上がってしまう。
    これはマズイことですよね。
    現代においてのアラブは、負のイメージばかりが表に出てきてしまいますよね。
    なんとなくテロリストとか、石油成金とか。

    これだけ影響の強いアラブ世界なのに、何も知らないではマズイですよね。

    この本を読むと、中東が世界史の中で決して無視できない重要な役割を果たしてきたことが分かります。

    この地域を抜きに世界史を語ることは出来ない。

    イスラム教、十字軍、モンゴルとの戦い、スパイスなどの交易、スエズ運河・・・どれをとっても世界に大きな影響を与え続けてきた。
    なのに、彼らからの視点による世界史はぞんざいに扱われすぎてきたのではないだろうか。

    これは私も知っていたが、バグダッド全盛の頃の文化は西欧を遥かにしのいでいたのです。
    スペインを占領していた時代、哲学、数学、文学、科学などが、西欧側に伝わったのです。
    ルネッサンスの遠因もアラブによってもたらされたと言っていいのです。
    十字軍などは、アラブ側から見れば蛮族の襲来に他ならなかった。

    人材も魅力的な人物を輩出しています。

    ソロモン王、シバの女王、ゼノビア、ムハンマド、サラディン、バイバルス・・・
    どれをとっても、ロマン溢れる物語の主人公達です。

    中東の歴史の入門書として、オススメの一冊です。

  • 中東の歴史とあり、オリエントからとも書いてあるが、イスラーム(アラブ)の視点からとらえられる、歴史書という感じである。

    内容も、中東の風土、有名な王政の人物もとりあげているが、基本はアラブ帝国の出現、十字軍の聖戦、バイバルス、西ヨーロッパとの関係、スエズ運河の経緯など、歴史的に重要な事件をピックアップして書いているといった形である。もちろん、通史としてもわかるように書いてはいる。

    イスラームの視点からの世界史の書物は、圧倒的に少ないので勉強になった。

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物語 中東の歴史―オリエント5000年の光芒 (中公新書)の作品紹介

キリストを生みムハンマドを生んだ中東は、歴史上の転換点となった数々の事件の舞台であり、まさに世界の富と知の中心だった。ソロモン王とシバの女王の知恵くらべ。新興イスラーム勢力のペルシア帝国への挑戦と勝利。ムスリム商人による商業の隆盛と都市文化の繁栄。「蛮族」十字軍やモンゴル帝国の侵攻とその撃退。しかし、やがて地中海世界は衰退し、中東は帝国主義の蹂躙する所となる…。ドラマティックな歴史をたどろう。

物語 中東の歴史―オリエント5000年の光芒 (中公新書)はこんな本です

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