タンパク質の生命科学―ポスト・ゲノム時代の主役 (中公新書)

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著者 : 池内俊彦
  • 中央公論新社 (2001年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121016188

タンパク質の生命科学―ポスト・ゲノム時代の主役 (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • 中公新書の割にハードな本である。
    生命の在り方はDNAに全てかかれているように思われる事もあるが、DNAは生命体を構成するタンパク質をつくるためアミノ酸の並びを記述しているに過ぎない。アミノ酸の配列はタンパク質の一次構造を規定しているに過ぎず、実際のタンパク質の働きにはその立体構造が大切になる。
    本書は、このタンパク質の構造の話から始まり、生物を形作るタンパク質、酵素として働くタンパク質の話、遺伝子情報からタンパク質がどのようにつくられるか、進化の話、遺伝病その治療といった事がかかれている。
    化学式がバンバン出てくるし、専門用語的な言葉が容赦なく出てくるのである程度の知識が無いと辛いのでは無いかと思う。
    色んな項目が割り切った形で記述されているので、タンパク質の知識の整理には良いかも知れない。

  • アミノ酸とタンパク質の造りなどの基礎から丁寧に説明されており、構造式すら馴染みのない僕でも十分な理解が得られたと思う。前半を後半の理解の基礎にと割り切って読んで、再読するのが入門の読み方として吉かと。生物科学入門の良書。

    残念なのは、具体的にどういった方法でその結論が得られたのかが書かれていないので、実際の構造が想像しにくいところ。それは本書の目的ではないので、他の本を参照することを前提とした方がよいかもしれない。

    まだ完全に理解した訳ではないけど、研究に関わる分野についてはその構造と働きが分かったので、必要なときに折をみて再読しようと思う。

    『タンパク質の生命科学』を読むに当たって、読む速度を上げるよう務めたらうまくいった。思考速度はそう簡単には上がらないけど、遅読の原因が読み返しの多さにあったらしく、修飾関係を意識して読んだら、全体的に読む速度も理解度も向上した。

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タンパク質の生命科学―ポスト・ゲノム時代の主役 (中公新書)の作品紹介

ここ十年の生命科学は、遺伝子の研究を中心に進んできた。ゲノム・プロジェクトをはじめ、病気の治療、クローン技術、犯罪捜査など、多面的な展開を見せている。ただ、遺伝子はいわばシナリオにすぎず、実際に機能する役者はタンパク質なのである。単に栄養素として必要なだけでなく、酵素として生体内の化学反応を進めるなど、あらゆる生命現象に関わるタンパク質を、すべての面から理解することをめざす、平易な入門書。

タンパク質の生命科学―ポスト・ゲノム時代の主役 (中公新書)はこんな本です

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