フランス歳時記: 生活風景12か月 (中公新書 1634)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 104
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121016348

作品紹介・あらすじ

街の店先にはフランス製品があふれている。様々な情報も手軽にアクセスできる時代になった。だがどれほどフランスが身近になっても、実際に訪れてみないとわからない、その国独特の季節感がある。人々の生活に根づいた風物や行事の数々を月ごとに紹介。農事暦との関わりが深い「守護聖人」たちを取り上げ、カトリック国フランスの精神文化にも光を当てる。各月にまつわる著名人の列伝も収録した、とびきり楽しいフランス案内。

感想・レビュー・書評

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  • 15年ぶりの再読。フランスの歳時を、文化の源であるカトリックと、もともと土地にあった文化の融合で語ってあって、「あっそうなんだ!」が沢山。人の名前が成人から来てて、同じ聖人の読み方が各語で違っても、元々同じ人の名前か、と教えてもらい、何か楽しくなりました。

  • [ 内容 ]
    街の店先にはフランス製品があふれている。
    様々な情報も手軽にアクセスできる時代になった。
    だがどれほどフランスが身近になっても、実際に訪れてみないとわからない、その国独特の季節感がある。
    人々の生活に根づいた風物や行事の数々を月ごとに紹介。
    農事暦との関わりが深い「守護聖人」たちを取り上げ、カトリック国フランスの精神文化にも光を当てる。
    各月にまつわる著名人の列伝も収録した、とびきり楽しいフランス案内。

    [ 目次 ]
    森の中のレストラン
    4月の守護聖人
    4月にまつわる文化人
    幸運を呼ぶスズラン
    5月の守護聖人
    5月にまつわる文化人
    サクランボの実る頃
    6月の守護聖人
    6月にまつわる文化人
    フランス革命記念日〔ほか〕

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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 聖人の祝祭の日よりその月生まれの著名人の話が多い。著名人よりもうちょっと聖人にページをさいてほしかった。

  • 5月ジャンヌダルクの月。5月30日に聖女になったから。
    フローベルは読書という存在の悲しき本質に敏感だった。

  • 月ごとのフランスの生活・聖人・有名人を描いた本。キリスト教にも日本の寺社仏閣のように霊験あらたかな〜みたいな存在がいるのだというのがよくわかったので、聖人の話がいい

  • フランスの文化やさまざまなトリビア(?)的なものが収録されていて、新書なこともありすごくおもしろかった。諸聖人の話も素敵で、また季節や月に分かれてたくさんの文化が学べる。一生大切にしたい作品。

  • 【08.10.23/図書館】
    半分くらい「タイトルに偽りあり」という気がする。
    それはそれで面白く読めないわけではないけど、日ごとの聖人関係に関しては、同じ日にもっと詳しい本を借りてきてしまったこともあって…まぁ間が悪かったなぁとは。
    中公新書じゃなくて、今流行りのもっと軽めでさらっと読むタイプの新書で発行されてれば、ある種の納得は得られるかも知れない。

  • この手の新書、大好きです。

    フランスの歳時記。
    月ごとのフランスのあれこれはもちろん
    その月にまつわる文化人に関する記述もあって
    なかなか充実していると思います。



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著者プロフィール

1949(昭和24)年、横浜に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。2008年より明治大学国際日本学部教授。20年、退任。専門は、19世紀フランスの社会生活と文学。1991年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、96年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、99年『愛書狂』でゲスナー賞、2000年『職業別パリ風俗』で読売文学賞、04年『成功する読書日記』で毎日書評賞を受賞。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。書評アーカイブWEBサイト「All REVIEWS」を主宰。22年、神保町に共同書店「PASSAGE」を開店した。

「2022年 『神田神保町書肆街考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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