「超」文章法 (中公新書)

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著者 : 野口悠紀雄
  • 中央公論新社 (2002年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121016621

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「超」文章法 (中公新書)の感想・レビュー・書評

  • 教養として、とっかかりとして付き合って行こうと思う。
    ただ、ちょっと論調が怖い。おっさんの説教じみた感じが否めない。センスがあるかといえば−1☆。

  • 具体的な文章作成のコツが凝縮している。要点のみを流し読みだけでも十分事足りる。

  • 文章を書く際には参考にしたい。

  • 良書として有名、正確な文章を書くための方法が文章の構想~校正まで一貫して論じられている。しかし、なぜか内容が頭に入ってこない、精読が必要

  • 読みやすい。メッセージがもっとも大事なことを痛感。

  • *わき道にそれる場合、最低限接続詞を示すべき。
     「なお」、「ところで」
    *パソコンを活用し、作業量の8割を占める部分を減らす。
    *まず始める。
    *文章は一次元
    *150文字、1500文字(A4 1枚)、15000文字

  • 「伝えたいことをどう書くか」について書かれた本。

    超文章法というタイトルをつけてるだけあって、読みやすく、すっと内容が入ってくる。
    著者独特の皮肉っぽい?言い回しがついついクセになって、堅い内容なのに読み進めてしまう。
    各章まとめが章末にあるので、「各章まとめ読んで、興味があるところだけ本文を読む」読み方でも、普段文章を書きなれてない人には十分参考になる。

  • 「文章を書く」ということについて、さまざまな角度から解説した一冊。文章の仕上げ方等を具体的に示すのはもちろん、文章を書く「前」にするべきことまで説明。

    文章術の本は、てにをはやボキャブラリーなど、表面的なことを解説するものが多い。この本でもそうしたことは解説しているけれど、前提として「表面的な文章が整っていても仕方がない」「メッセージがない文章は意味がない」などと主張していたのが面白かった。「何のための文章なのか」を考えるきっかけになると思う。

    後半の表面的な文章術の部分は、時代遅れだったりかなり私見が入っていたりする箇所が多かった。日本語的に正しくない言葉、がいくつか挙げられていたけれど、中にはもう完全に市民権を得ているものもあったので。

  • 最近文章を書く仕事が多いので本書を購読。本書は新書の中では名著の一つに数えられるでしょう。自分が文章を書くとき悩んでいることに対する解決策がよく書かれている。大変参考になった。
    ・何を読者に伝えたいのか、が大事。その解決策は考え抜くしかない。しかしはこれは内面のプロセスに過ぎない。これ以外には、他者との会話の中から見つかることもあるし、また自分の得意分野を糸口に見つけることもできる。
    ・文章の骨組みの作り方。対立概念をあげて自分の主張したいことに説得力をつける。
    ・文章に説得力をつける。比喩、具体例、引用を示す。しかし、フランスでは、経済学では、アメリカでは、などいう読み手を見下ろすような「出羽キツネ」文章は極力避ける。
    ・複文は避ける。接続詞を使って文章を分けたほうが読みやすい。主述ねじれシンドロームと主語述語失踪事件に注意する。「その理由は、日本語の文法が特殊だからだ。」はおかしい。「その理由は、日本語の文法が特殊なことだ」が正しい。「私はこの部分が本書の最重要箇所だと思っているのだが、わかりにくい」はおかしい。わかりにくいの主語は、この部分は、であるはず。最初の文の節中文の主語として現れてはいるものの、正確には繰り返さなければならない。そうしないと私はわかりにくいことになってしまう。
    「複文では、主語と述語が離れることが多いので、意味をとりにくい。例えば、次の文章のように・・・」
    ・推敲の段階で、いらない文章は削りに削る。曖昧接続の「が」はパラグラフで2個まで。小生、僕というのはやめる。殿は目下の人に対するもの。「さらなる」はつかわない。メモを頻繁に取る。

  • 【引用】
    ・つまり、目的は、「ためになり、面白く、わかりやすい」文章だ。(p.4)

    ・「メッセージ」とは、どうしても読者に伝えたい内容である。それは、「ひとことで言えるもの」でなければならない。文章が成功するかどうかは、八割方この段階で決まる。(p.6)

    ・彼(ゲオン)は、『モーツァルトとの散歩』の中で、「ゆりかごの中で詩情の道具を授かった者だけが詩を書ける」「だが、彼らは道具の使い方を学ばなかった」と言った。そして、「もし彼らが道具をこなし、磨くすべを知ったなら、精霊がそれを扱うときが必ずや来るだろう」と。(p.8)

    ・ある命題を「メッセージ」と言えるかどうかは、どのように判断できるか?
     第一の条件は、「ひとことで言えること」だ。(p.12)

    ・「書きたくてたまらない」ことは、何らかの意味での発見である。世の中で言い古されたことなら、こういう気持ちにはならない。(p.15)

    ・文章を書く作業は、見たまま、感じたままを書くことではない。その中から書くに値するものを抽出することだ。(p.18)

    ・「ピントを合わせる」を言い換えれば、「広すぎるテーマはだめだ」ということだ。(p.20)

    ・「見えるものの中からとくに目立つもの」を指摘するのは素人にもできる。しかし、「あって然るべきものがない」と指摘するには、対象に関する深い知識が必要である。」だから、プロにしかできない。

    ・キングは言う。「千ページ読んでも、人は作者が作り出した世界を去り難く、そこに生きる架空の人物と別れるのは辛い。二千ページを読み終えても、現実の世界に帰る気になれない」(p.28~29)

    ・物語にはストーリー展開がある。どのような登場人物が、どのような場面で何をするかだ。これは、物語の骨組みである。
     じつは、論文やエッセイにも、これと同じような「骨組み」が必要なのである。(p.54)

    ・一つのパラグラフに異質な内容を盛り込まない方がよい。(p.90)

    ・インターネット時代になって、断片的な情報はいくらでも集まるようになった。では、それらをつなげれば文章になるか?
     決してならない。重要なのは、メッセージだからだ。(p.245)

    【参考文献】
    ・木下是雄『理科系の作文技術』(中公新書)
    ・スティーヴン・キング『小説作法』(アーティストハウス)
    ・アイザック・アシモフ『ゴールド』(早川)
    ・板坂元『考える技術・書く技術』(講談社現代新書)
    ・板坂元『続・考える技術・書く技術』(講談社現代新書)
    ・伊丹敬之『創造的論文の書き方』(有斐閣)
    ・大野晋『日本語練習帳』(岩波新書)
    ・澤田昭夫『論文のレトリック』(講談社学術文庫)
    ・篠田義明『成功する文章術』(ごま書房)
    ・清水幾太郎『論文の書き方』(岩波新書)
    ・ダ・カーポ編集部『ダ・カーポの文章上達講座』(マガジンハウス)
    ・中村明『悪文』(ちくま新書)
    ・三島由紀夫『文章読本』
    ・森脇逸男『書く技術』(創元社)
    ・赤瀬川原平『新解さんの謎』(文春文庫)
    ・板坂元『何を書くか、どう書くか』(カッパブックス)
    ・井上ひさし『自家製 文章読本』(新潮文庫)
    ・大野晋『日本語の文法を考える』(岩波新書)
    ・加島祥造『引用句辞典の話』(講談社学術文庫)
    ・金谷武洋『日本語に主語はいらない』(講談社選書メチエ)
    ・木下是雄『レポートの組み立て方』(ちくまライブラリー)
    ・木村泉『ワープロ作文技術』(岩波新書)
    ・轡田隆史『文章の技術』(三笠書房)
    ・ディーン・R・クーンツ『ベストセラー小説の書き方』(朝日文庫)
    ・講談社Web現代編集部『編集者の学校』
    ・齋藤美奈子『文章読本さん江』(筑摩書房)
    ・阪上順夫・服... 続きを読む

  • 第三章「骨組みを作る」の文章の長さの解説がいちばん勉強になりました。
    思いのほか、THE☆論述文だったので場違いな気もしましたが
    技術的な内容に期待していたので、読んでおいて正解でした。

    ただ著者との距離を感じることが多かったです
    小生を使ってはならない(ふつう使わないのではと思ってしまった)
    「さらなる」への絶望の概念
    名前を間違えた人とは仕事しない。等

    文章の固さも含まれるかもしれません。

  • 文章を書いていくうえで重要なことを解説。文章の形態(物語、論文、技術文など)にも依るところはあるが、全体的には汎用性がある内容であると思う。

    バッドノウハウは、例示と共に紹介しているのでわかりやすい。

  • パソコン便利って書いてた

  • ベストセラー『「超」整理法』をはじめ、数々の著書で知られる野口悠紀雄氏が、読者を引き付け、自らのメッセージを印象的に伝えるための文章術をまとめた1冊。

    1章 メッセージこそ重要だ
    2章 骨組みを作る(1) —— 内容面のプロット
    3章 骨組みを作る(2) —— 形式面の構成
    4章 筋力増強―説得力を強める
    5章 化粧する(1) —— わかりにくい文章と闘う
    6章 化粧する(2) —— 一〇〇回でも推敲する
    7章 始めればできる

    2017/09/13、2回目読了。

  • 2014/8/19新人指導向けに再読。

  • 企画書や報告文、論述文といった、読者を説得することを目的とする文章の書き方について解説した本。

    メッセージを明確にし、骨組みを考えるなど、文章を組み立てるときのアドヴァイスから、分かりやすい文を書く工夫、レトリックに至るまで、著者がこれまで培ってきたノウハウが紹介されています。

    著者自身の好みがある程度押し出されてはいますが、文章を書く際に気をつけることを学ぶために有益な本だと思います。

  •  ずっと昔に買った本でしたが、久しぶりに手にとって一気に読んでしまいました。そういう意味で言うと、筆者の野口氏自身の文章が読みやすいと感じました。ただ、これを読んだからといって、私の文章がうまくなるかと言えば…難しいでしょうね。

  •  本書は,企画書,評論,論文などの論述文を対象として書かれた,いわゆる「文章読本」である.
     ただし,他の文章読本の大半が,「読みやすくわかりやすい文章」を如何に書くかを中心として論じているのに対して,本書ではそれ以前の段階として,如何にメッセージを明瞭にするか,如何にその骨組みを構築するかという問題にページの多くを割いているのに特徴がある.また,本書ではパソコンを用いた文章作成についても特に論じられており,この点は今日の多くの人々に,直接的に役に立つ指南がなされているが,これも特筆すべき点であろう.本書が極めて有用な情報を多く含んだ良著であることは,もはや論を待たないのでここでは敢えて述べないが,著者の価値観が随所に滲み出ているので,この点では好き嫌いが分かれるかもしれない.個人的な感想としては,第5章の「5.わかりにくい文章の書き方」の部分が,特に参考になった.なぜ,法律の条文や分厚い専門書の類を読んでいるとき,無性に腹が立つのかが明快に説明されており,文章の読み方の勉強にもなった.この部分を読むためだけにでも,本書を購読する価値はあると思う.
     なお,付言すると,本書は木下是雄氏の伝説的名著『理科系の作文技術』と,スティーブン・キング氏の『書くことについて』を強く意識しているようなので,更に文章の勉強をしたい読者は,これらも併せて読むべきであろう(本文執筆時の私は『書くことについて』が未読).

  • パソコンを使って文章を書く便利さは著者と全く同感。私もパソコンなしには文章を書くことが困難になってきました。文章を書く前の構える気持ちはまず、始めてみる。そして始めることによって、考えることが始まり、いろいろな情報が入ってくるということは私も痛感します。そしてまず、何を語るかというメッセージの大切さもその通りで、続いて骨組み、筋肉増強、化粧と文章を書く方法を素晴らしく面白く語る著者の快作といえます。章ごとのポイントは今後随時文章を書く都度、振り返って読み返す時に使える貴重なエッセンスになりそうです。

  • 基本的に論文・報告書を書くための本。解りやすく書かれていて、章ごとに要点をまとめてあるので便利です。

    悪文を書かない方法も書いてあります。

  • 文章を書くにあたっての心構えから、メッセージ、構成、文章の磨き方など具体的なアドバイスがまとまった本。

    購入して手元に置きたい。引用多数。

  • 展示期間終了後の配架場所→1階文庫本コーナー 816//N93

  • 相変わらず読みやすく、
    この間「悪文」作成に従事してきた私としては、
    大変参考になる。
    これまで自分なりに注意してきたことが、
    うらづけされたような気がする。
    もう少し整理すると、本を書くキッカケになると思う。
    いずれにしても、自分なりのメッセージを出していきたいので、
    そのことに従事していく作業をしよう。

    もっと専門性を生かしたメッセージがいるんだろうね。
    読みながら、考えついたこと・・

    「夢見る植物」・・・機能性の強化
    もっと辛く  トウガラシ、ワサビ
    もっと甘く サトウキビ、砂糖ダイコン
    もっと苦く ゴーヤ
    もっとビタミンcを アセローラ、パインアップル
    もっと酸っぱく シークワサー
    もっと毒を 毒のある植物群
    もっと浄化を サンセベリア 
    もっと大きく
    もっと高く
    会話する植物

    植物の育種は、多様な目的を持ってやってきた。
    しかし、現代の要求は、もっと多様化している。
    そして、あるものをさらにのばす作業をしている。

    メッセージこそ重要

    ①メッセージが80%の重要性を持っている。
    テーマの重要性;メッセージとテーマはどう違うのか?
    ②メッセージが一言でいえるのか? 明確化
    ③書きたくてたまらないか?
    ④「みたまま、感じたまま」では、発展性がないし、メッセージがない。
    →感性豊かな文章ではなく、つまらない文章である。
    →抽出する。
    →ピントを合わせる。
    →「切り口」;ないものを拾い出す。
    いわれたことを追認するだけでは、意味がない。
    見えるものから、目立つものを指摘するのは、簡単。
    あってしかるべきものがない方が、深い知識がいる。
    ⑤適切なメッセージは発展性がある。
    ⑥「ためになり、おもしろく、わかりやすい。」
    ⑦「ためになる」とは「有用な情報」
    →「有用な情報」とは、読者の行動や考えを変える原因となりうるもの
    →漠然と認識していたことを明確化させる効果を持つ
    ⑧「おもしろい」とは、おいしいかどうかだ。
    謎解きと発見のおもしろさ
    好奇心を呼び起こして、それを満たしてくれること。
    文章の軽妙さ。洒脱さ。
    落語やジョークのおもしろさ。駄洒落。
    →おもしろくするとは、読者を引きつけようとする営業努力である。    
    骨組みの構成の重要性

    メッセージはどこから生まれるのか?
    考え抜くこと;考え抜く環境を作ることができるのか?
    「問題意識を持つ」ことから、始まる。
    必要性があれば、好奇心は強まる。
    対話 それは異質なものとぶつかったとき。

    読み手を感動させることではない。
    読者を説得し、自分の主張を広めること。
    説得力を強めるために比喩を使う。いわゆる筋力増強。

    パソコンができてから、「始めれば、できる。」

    「人のいくるはパンのみに由るにあらず、
    神の口よりいづる凡ての言葉に由る」
    マタイ伝 第4章

    伝えたいことと聞きたいことが違う。
    話したいことと聞きたいことが違う。
    誤解されやすい。

    英雄の物語は、パターンがある。
    ①旅に出る。;結局は、日常からの脱出。
    ②仲間が増える。
    ③敵が現れる。
    ④戦争が起こる;対立 善の概念が鮮明になる。
    ⑤ふるさとに帰る。

  • 文章の書き方における自分自身を学ぶ。将来の執筆のためのチェックリスト,マニュアル→漠然とした考えが明確になった。
    メッセージ=読者にどうしても伝えたい内容→命題,明確な主張
    一言で言えるか?→博士論文の発表で「君の言いたいことは?」→一言で言えなければならない。
    理系の論文→書きたいメッセージはすでに存在している。
    メッセージを見い出せるかどうか→好奇心の強さ
    実務体験に則したテーマ→指導教官より優れた部分→比較優位は誰にでもある。
    テレビと縁を切ること。
    謙虚でありたい。→教師と学者=読んでもらうという謙虚さがない→分からない方が高級?
    ハーバード大のHP 日本の大学=学長の挨拶
    老けただけなのに「偉くなった」と勘違い

    物語の骨組み①故郷を離れて旅に出る②仲間が加わる③敵が現れる④最終戦争が勃発⑤故郷へ帰還する。
    故郷へ帰る=世界経済の影響を実生活へ置き換える場合
    文章の種類→150字(パラグラム) 1500字(短文)
    自分史の書き出し方①私は,○年○月○日に…②破綻の日…③大願成就の日…

    終わりが肝心→岸首相=書類を後ろから読んだ。→結論=一言で言えるメッセージ
    経済学では,アメリカでは,フランスでは→数学では=言う必要がない。

    分かりにくい文章はなぜ分かりにくいのか?→①問題が何であるか的確にとらえていない②議論の前提が明らかでない③論理的な道筋が曖昧
    …と考えられる。…が学会の大勢だ。→逃げで終わる文書

  • 本自体が「文章法の実践」である。
    私も、(弁護士の仕事を減らして)いつかは文章を書きたいと思っている。
    そのために、通常は、読み終わった自本は、ブックオフに持って行くのだが(その方が気合も入るし、エコだし、また他の人が読んでくれると嬉しい)、この本は、例外的に手許に止まる本になる。

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「超」文章法 (中公新書)の作品紹介

企画書、評論、論文など論述文の目的は、伝えたいメッセージを確実に伝え、読み手を説得することだ。論述文の成功は、メッセージが「ためになり、面白い」かどうかで決まる。それをどう見つけるか。論点をどう提示するか。説得力を強めるために比喩や引用をどう用いるか。わかりやすい文章にするためのコツは。そして、読み手に興味を持ってもらうには。これまでの文章読本が扱ってこなかった問題への答がここにある。

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